日本化学会誌(化学と工業化学)
Online ISSN : 2185-0925
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1995 巻, 1 号
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  • 野上 光造, 古川 修弘
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 1-8
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    著者らが1990年に世界に先がけて商品化に成功したニッケル-水素蓄電池はニッケル-カドミウム電池と同等の作動電圧で,しかも1.5倍以上高容量であり,現在では,急速に普及が拡大してきている.この電池を商品化するに至ったのは,電池用水素吸蔵合金の開発を中心とする技術課題に取り組んだ成果であり,それらの概要について紹介する.電池用水素吸蔵合金としでは,電極触媒能に優れていることからLaNi5系の合金に着目し,他元素で一部置換していくことにより,高容量と高耐食性を合わせ持つ材料の開発を目指した.試験電極あるいは試験電池で特性を確認していくなかで,MmNi3.2Co1.0Al0.2Mn0.6(Mm:misch metal)の合金組成がそれに合致することを見いだし,高容量かつ長寿命の電池が構成できることを立証した.さらに,ニッケル極をカドミウムを含まない組成にして,従来と同等レベルに高性能化した.また,ニッケル-水素蓄電池特有の反応形態を解析することにより,構成技術を確立した.このようにして開発したニッケル-水素蓄電池は,1.2時間充電,4C放電,500回以上の充放電が可能であるなど優れた特性が得られ,通信機,コンピューターなどの高性能機器の電源への適用が可能となった.
  • 盛岡 良雄, 黒田 徹也, 小杉 宏子, 上野 晃史, 小林 純一
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 9-12
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    歴青炭の乾留物を原料とし,二酸化炭素または水で賦活することにより活性炭を得た.原料炭中には,無定形炭素質からなる易燃性部位と,微結晶黒鉛からなる難燃性部位とが細かく入り組んで混在している.賦活反応によって酸化されるのは易燃性部位であり,その燃えた跡がミクロ細孔となる.用いた原料炭の易燃性部位の密度は2.05gcm-3であり,原料炭中に占める割合は45wt%であった.さらに,賦活剤の炭素質表面への吸着を考慮した燃焼速度式を導き,賦活反応の機構を調べた.
  • 永井 達夫, 次田 純一, 吉野 勇一, 中田 進一
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 13-18
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    異方性微粒子を分散させた懸濁液に交流電圧を印加したとき認められる透過率緩和現象について研究した.
    棒状結晶であるジヒドロシンコニジン硫酸水素エステルポリヨウ化水素塩結晶をアクリル酸ネオペンチルとN-(ヒドロキシメチル)アクリルアミドとの共重合体を分散剤とし,ハロカーボンオイルに分散させた懸濁液に電圧を印加すると,0.5秒以内に透過率が上昇し最大値に達した.この状態で電圧印加を続けると,透過率は数百秒間次第に低下していく.この現象を著者らは『透過率緩和』と呼んでいる.
    透過率緩和の程度及び速度は,懸濁液の作製条件及び電圧の印加条件などに影響された。すなわち,懸濁液中の粒子濃度が高くなると,粒子径が大きくなると,また高周波(1kHz)を印加すると,透過率緩翻は大きく,かつ急速に起こった.電圧印加を一たん休止して,再び印加したときの透過率は,休止時間が長くなるにつれて最大値に近づいていくことが観察された.
    粒子の配向緩和時間より粒子径を計算すると,粒子は透過率緩和の間に大きく成長していることが判明した.これは,誘起双極子間の相互作用により,約400nm以上の粗大粒子を核としたクラスターが形成されることを意味する.また,電圧印加を休止するとクラスターは分解し,結合していた粒子は均一に分散した。やがて懸濁液は初期の分散状態に復帰した.
  • 依田 智, 星野 仁, 四ッ柳 隆夫
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 19-24
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    腎透析患者の血中リソ濃度調整のため投与される経口リソ吸着剤として,耐酸性,副生する鉄(III)イオンの低毒性などの利点を持つ非晶質水酸化鉄(III)に着目し,in vitroでの評価を行った.非晶質水酸化鉄(IiI)は重量当たりのリソ酸イオン固定量が多く,また強酸性での鉄(皿)イオソの溶出が少ないなど優れた性質を示した.リソ酸イオンは,弱酸性領域では水酸化鉄(皿)の表面ヒドロキシル基との配位子交換で,強酸性領域ではリン酸鉄(III)の生成によって固定される.水酸化鉄(III)とリン酸鉄(III)の安定pH領域が互いに補い合うため,非晶質水酸化鉄(III)は強酸性からの幅広いpH領域で有効なリン酸イオン除去能力を示したものと推察した.また,鉄の利用効率(吸着したリン酸/水酸化鉄(III)中の鉄含量の比)が,水酸化鉄(III)-セルロース複合体とすることで向上することを見いだした.ただし重量当たりのリン酸固定量は減少した.
  • 浅岡 伸之, 須田 洋幸, 吉村 昌弘
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 25-29
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    ヒドロキシアパタイト(HAp)の化学的性質の一つである結晶学的異方性を積極的に活用するため,c軸方向に伸長したホイスカー状HAp結晶を合成する方法について検討した.湿式法で調製したHApスラリーにクエソ酸を加えて溶解した液をオートクレープに入れて,180~220℃,0~10時間の条件で水熱処理した.固形分濃度1.7wt%のHApスラリーから調製した試料の場合,200℃,3時間以上の水熱処理により,長さ10~30μm,直径約0.5μmのHApホイスカーが単相で得られた.しかし,3時間未満の水熱処理では且Apとモネタイトの混合相が析出して,時間が短いほどモネタイトの割合が高かった.これに対して,固形分濃度4.4wt%のスラリーを用いた場合には,クエソ酸添加量を変化させても,得られた析出物はいずれも板状のモネタイトが主で,HApは少量の長さ5μm以下の微細な結晶しか見られなかった.
  • 米森 重明, 実桐 幸男, 小川 孝生
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 30-34
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    市販されているテトラフルオロエチレン系共重合体の高磁場19F-NMRによる組成解析法を検討した.試料形状としてはロッド状が適しており,測定温度を樹脂の融点より20℃ ほど高く設定することにより良好なスペクトルが得られた.テトラフルオロエチレン/ヘプタフルオロブロピル=トリフルオロビニル=エーテル共重合体,テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体では共重合成分の同定および1.5モル%程度の共重合成分の定量が可能であり,ダイアドまでの連鎖状態の解析が可能であった.エチレン/テトラフルオロエチレン共重合体では3種の樹脂中の第3成分の同定を行い,その連鎖状態の解析を行った.さらに溶融1H-NMRによりエチレン-エチレン連鎖が存在することを明らかにした.
  • 石野 二三枝
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 35-38
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    試料溶液500mlに塩化鉄(III)と塩化マグネシウムを加え,これに水酸化ナトリウムを滴下して生成する鉄(III)-マグネシウム混合水酸化物に,ペンタクロロフェノール(PCPと略記する)はほぼ100%共沈した.遠心分離をして得られた沈殿に硫酸を加えてpH1.5とし,これに1-ペンタノール5mlを加え抽出することによりPCPを濃縮した.1一ペンタノール相の290nmにおける紫外部の吸光度を測定してPCPを定量した.50PPbから1PPmまでの範囲内で吸光度と直線関係が成立した.1×10-3mo1⋅dm-3のNH4+, Ca2+, CO32-, SO42-, BO3-, NO2-, NO3-, F-, SiO43- and PO43-が共存しても濃縮定量に影響しなかった.o-クロロフェノール,2,4-トリクロロフェノール,2,4,6一トリクロロフェノールおよび2,3,4,6-テトラクロロフェノールもそれぞれ2%,39%,74%,95%共沈した.
  • 黒河 伸二
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 39-46
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    3-(2-置換エテニル)グアイアズレソに塩基を働かせて2種類の反応を観察した.置換基がニトロ基やトリフルオロアセチル基の場合には,ナトリウムメチラートの存在下で二量化反応が起こり,ジヒドロシクロペンタ[ef]ヘプタレン誘導体が生成した.この生成物はギ酸またはトリフルオロ酢酸と処理することにより,容易に4-置換-9-イソプロピル-1-メチルシクロペソタ[ef]ヘプタレンに導かれた.また,置換基がベンゾイル基の場合には,ナトリウムメチラートによっては二量化生成物が得られたが,カリウムt-ブチラートによっては分子内環化反応により9-イソプロピル-1-メチル-5-フェニルシクロペンタ[ef]ヘプタレンが生成した.それに対してアセチル基の場合には,どちらの塩基によっても分子内環化生成物だけを与えた.これらの反応はいずれも,簡便なシクロペンタ[ef]ヘプタレン誘導体の合成法として活用できる.なお,置換基がフェニル基の場合には,二量化反応は観察されなかった.これらの事実に基づいて両反応の経路を考察し,電子求引性の強い置換基では二量化反応が,それほど強くないアシル基では分子内環化反応が起こると結論した.
  • 原田 和穂, 横山 順一, 膳 昭之助
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 47-56
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    肪族ニトロ化合物(1)と塩化アセチルとの反応から生成するニトリルオキシド(3)とグリコシアミジソ(2a)との反応から4-(1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5(4H)-オン誘導体(4)およびそのイミノ体(5)が生成することを見出した.また,本反応をクレアチニン(2b)に適用したところN--チル-N-(1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)[1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)メチルアミン](6)を主生成物として得た.さらに1,3-ジアルキルグリコシアミジン(2d-2g)に適用したところ各々対応する5位置換1,2,4-オキサジアゾール誘導体(9a-9h)を得た.また3-アリル-1-メチルグリコシアミジン(2h)の場合は2-イソオキサゾリン環を置換基に持つ1,2,4-オキサジアゾール誘導体(11)を主生成物として得た.これらの生成物は2のイミダゾリジソ環の3N-2C結合の開裂により生ずるイミド酸中間体と1ないし2分子の3との1,3一付加環化により生成する.
  • 矢野 興紀, 中村 桂子
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 57-62
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    側鎖の一部に二次の超分子分極率の大きい4-アミノ-4'-ニトロアゾベソゼン(DO3)が結合したポリメタクリル酸メチル(PMMA)の複素誘電率及び二次非線形誘電率を灘定した.-180~150℃ の範囲の誘電正接(tanδ)の測定から4種類の緩和過程のあることを見いだした.そのうち3種類はPMMAホモポリマーにも存在する緩和である.これらの緩和は,低温側から,吸着水の関係した緩和,DO3が付いていない側鎖の緩和,DO3を低濃度に含んでいる相中の主鎖のミクロブラウン運動による緩和(主分散),高い濃度でDO3を含んでいる相における主分散と帰属された.二次誘電率ε2の経時変化をDO3-PMMAをポーリソグ処理した試料について種々の温度で測定した.室温では僅かな減衰しか示さなかったが,60℃ と110℃ での測定では,比較的はっきりとした減衰を示した.これらの温度での実測値はKWW(Kohlrausch-Williams-Watts)式よりもbiexponential式によく適合することがわかった.この結果もDO3基が環境の違う二つの相中に存在することによるものと推定することができる.
  • 西澤 かおり, 鳥山 素弘, 鈴木 高広, 河本 ゆかり, 横川 善之, 永田 夫久江
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 63-67
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    シランカップリング剤を用いてリン酸カルシウムセラミックスの表面処理を行ったところ,シリカ,アルミナなどの酸化物系セラミックスと同様にその表面を改質することができた.赤外吸収(IR)スペクトル,熱分析,質量分析などの結果から,カップリング剤はセラミックスの表面ヒドロキシル基と縮合し,共有結合によって結合していることが示唆された.元素分析の結果から,同一反応条件では,カップリソグ剤の種類が異なっても有機官能基導入量はほぼ同じであることがわかった.また,反応時間を変化させて有機官能基の導入量を制御することにより,セラミックス表面のζ電位を調整できることを示した.この結果は,有機官能基導入量の制御により,細胞との親和性を制御できる可能性を示すものである.
  • 筒井 恭治, 山口 岳人, 佐藤 清隆
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 68-73
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    フルオラン化合物(FD:2'-(o一クロロアニリノ)-6'-ジブチルアミノスピロ[イソベソゾフラン-1(3H),9'-[9H]キサソテン]-3-オン)のサーモクロミズムに対するアルキルポスホン酸(Pn;nは炭素数)のアルキル鎖長の効果を調べた.P14~22とFDの混合膜は,加熱溶融状態からの徐冷では消色するが,急冷では発色した固体膜となった.これを昇温すると溶融発色温度より約20℃ 低い温度で消色した.アルキル鎖が長いほど発色は安定で,消色温度は高くなり消色性も向上した.一方,P10,P12では急冷しても安定な発色膜は得られず,またP4はタール状の発色膜となるが,昇温しても消色しなかった.X線回折と示差走査熱量測定(DSC)の結果から,Pn/FDの発色固体膜は,アルキル鎖が長いほど密に凝集したラメラ構造を形成しており,昇温によりこの構造が崩れるとホスホン酸が単独の結晶を形成して分離し,消色することがわかった.これらの結果から,長鎖アルキル基の凝集力は,両者が共同した“超分子構造”の形成による発色の安定化と,ホスホン酸の結晶化による消色の両方に有効に作用し,サーモクロミズム特性を与えることが明らかになった.
  • 八木 修, 清水 駿平
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 74-78
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    塩化物イオソを含まない,高純度な水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液を合成した.オートクレープを用いトリメチルアミンと炭酸ジメチルをメタノール中で反応させ,炭酸テトラメチルアンモニウムメチルを得た.この場合,トリメチルアミンと炭酸ジメチルとのモル比を2としたが,炭酸塩は得られず,1対1付加物である炭酸メチル塩が得られた.この炭酸メチル塩を加水分解し,炭酸水素塩を得た.更にこの炭酸水素塩を,陽イオン交換膜を配した電解層を用いて電気分解し,目的の水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液を効率良く得た.炭酸水素塩を電気分解した場合,他の塩類,例えばギ酸硫酸,塩化物を電気分解した場合と比べて,電流効率の低下という現象は見られず,効率良く電解生成物が得られた.このような電流効率が良い理由として,炭酸水素塩の場合,他の塩類と異なり,陽極液中に酸性物質が蓄積されないためである,と推察した.このようにして得られた水溶液中の金属イオン濃度は,すべて10ppb以下であった.また,炭酸塩の濃度は10ppm以下であった.
  • 藤田 一紀, 氷見 真希子
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 79-82
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    藻類の生産する有用物質の一つとして高度脂肪酸に着目し,それら脂肪酸の簡便な回収法の開発を目的に,CO2超臨界流体中で脂質の加水分解及び生成した脂肪酸の抽出を試みた.CO2流体に水を導入し,分解容器の温度250℃,圧力8MPaに保つことにより,中性脂質の標準物質として用いたトリオレイソの加水分解は,ほぼ100%進行した.さらに同一流路,容器で,水の導入をやめ,CO2の超臨界流体密度を0.55g/cm3以上に保つことにより,生成したオレイン酸を選択的に抽出することができた・抽出条件の一一つとして,温度80℃,圧力20MPaが選択される.本加水分解及び抽出条件では不飽和結合をもつ高度脂肪酸の変成は認められず,脂質の加水分解と生成脂肪酸の抽出は同一流路で,温度と圧力のみを変えることで容易に達成される.
  • 堀尾 正和, 尾崎 利彦, 鈴木 憲司, 森 聰明
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 83-85
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    Characteristics of clay materials for the separation of carbon dioxide from N2-CO2 mixture have been investigated by gas chromatography. The separation ability is evaluated by the difference in the reten tion times for carbon dioxide and nitrogen. Zeolite and sepiolite exhibit the separation ability up to 673k, while montmorillonite, saponite and silica gel show no separation ability above 573 K. The relatively higher separation ability of zeolite and sepiolite is attributed to the relatively higher heats of adsorption for carbon dioxide than those for nitrogen and their higher surface areas.
  • 下古谷 博司, 水谷 環, 中村 雅司, 鈴木 慈郎
    1995 年 1995 巻 1 号 p. 86-88
    発行日: 1995/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    The amount of ADP can be easily determined spectrophotmetrically as the amount of NADH oxidized by use of combined reactions of pyruvate kinase and lactate dehydrogenase. We investigated whether IDP and GDP could be also determined in the same coupled-enzyme system if they were incubated for a longer period with an increased amount of pyruvate kinase. It was shown that IDP and GDP could be utilized to produce the corresponding amount of NADH oxidized and that 0 to 300 nmols of these nucleo tides were able to be determined spectrophotometrically.
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