スギ花粉症に対するアレギサール®の臨床効果をスギ花粉20個/cm
2/日以上の飛散前から投与した飛散前投与群、飛散開始から投与した飛散後投与群に分けて検討した。
解析対象90例の鼻症状および日常生活スコア、Symptom Score (SS) および Symptom-Medication Score (SMS) の検討では、くしゃみ、鼻汁、SSおよびSMSは飛散開始時において飛散開始4週未満前に投与した群の方が飛散後投与群より有意に低値であった。鼻閉に関しては、飛散開始時には差がなく、飛散開始8週後にて飛散前投与群の方が飛散後投与群より有意に低値を示した。
最終全般改善度は飛散前投与群で「中等度効果」以上52%、飛散後投与群で「中等度改善」以上47%であった。
安全性評価対象129例中2例に軽度の副作用を認めた。
以上より、スギ花粉症に対してアレギサール®は有用な薬剤と考える。
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