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池松 亮子
2003 年49 巻4Supplement2 号 p.
S103-S107
発行日: 2003/09/20
公開日: 2013/05/10
ジャーナル
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睡眠時無呼吸症候群 (sleep apnea syndrome: SAS) が第5の生活習慣病として話題を集めている昨今、その必発症状であるいびきに対しても、関心が集まり始めている。いびきで悩む人々は、いびきの発生源が上気道であることから耳鼻咽喉科を受診することが多い。本稿では14カ月間にいびきの改善方法を求めカウンセリングに訪れた579名に対し、耳鼻咽喉科疾患の有無といびきの原因との関連を検討し、治療の選択とその効果をまとめた。その中でSASが疑われた45: 9%に対し、終夜睡眠ポリグラフィ検査 (polysomnography: PSG) を施行した結果、無呼吸・低呼吸指数 (apnea hypopnea index: AHI) が20以上のSAS患者は53%に、また吸気性喘鳴を伴ういびき者においては2例に多系統萎縮症 (Shy-Drager症候群) が認められた。いびき音の改善を主訴に訪れた患者の中に、重症SASや神経疾患が存在していたことから、習慣性いびきに対する診断基準の早期統一化と、いびき音傾聴の必要性、耳鼻咽喉科. 呼吸器科・神経内科との連携が重要であると考えられた。
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高橋 裕一, 程 雷, 許 麗娟, 張 嵩玉, 楊 強, 陶 澤璋, 名古屋 隆生, 殷 敏, 時 海波, 三好 彰
2003 年49 巻4Supplement2 号 p.
S108-S112
発行日: 2003/09/20
公開日: 2013/05/10
ジャーナル
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2000年と2001年のスギ・ヒノキ科花粉シ-ズンに中国の武漢市武昌区において、ダーラム型花粉捕集器を用いて空中花粉調査を行った。スギ花粉よりヒノキ科花粉が多かった。スギ花粉は
C. japonicaに比べるとサイズが小さいものが主で、一部等大のものがみられた。スギ花粉の飛散開始日は2000年2月29日、2001年3月1日で、総飛散数は2000 年が84個/cm
2、2001年が194個/cm
2であった。ヒノキ科花粉の総飛散数は502個/cm
2、 2001年が614個/cm2で、両年ともスギ花粉より多くみられた。スギ・ヒノキ科花粉の飛散終了期にはプラタナス花粉が著しく多く飛散しており、プラタナス花粉による花粉症の存在が示唆された。
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高岡 正敏, 程 雷, 股 敏, 三好 彰
2003 年49 巻4Supplement2 号 p.
S113-S122
発行日: 2003/09/20
公開日: 2013/05/10
ジャーナル
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宮城県仙台市内の一般家庭22家屋を対象に、1999年2月 (冬季) 、5月 (春季) 、8月 (夏季) 、11月 (秋季) に室内塵を採取し、その中のダニ数およびダニ相の調査を行った。ダニ調査のための室内塵採集は、各家庭の主婦によって掃除機で1週間採集されたもの、さらにわれわれ自身が各対象家庭に赴いて、主に寝具および床を調査対象として、同一掃除機にて一定条件で採集した。1週間分の室内塵から検出された1g当たりの平均総ダニ数 (平均チリダニ数) は、2月 (n=18) が443、1 (272.9) 個体、5月 (n=18) が556.3 (313.1) 個体、8月 (n=15) が1, 827.1 (1, 479.9) 個体、11月 (n=14) が333、4 (193.4) 個体であった。今回の調査で、年間を通じてチリダニ類が最も数多く検出され、四季を通じて 8月が最も多く、11月が最も少なかった。これに対して、四季を通じて同一家庭で調査された11家庭についてみると、多くのダニ類は8月 (夏季) に最高値を示し、全体での平均総ダニ数および平均チリダニ数は、夏季 (8月) 春季 (5月) 秋季 (11月) 冬季 (2月) の順となった。また、同一家庭で個別にチリダニ数の季節消長をみると、1例を除いて、すべての家庭で8月をピークとする季節消長を示し、また夏季にダニ数が多く検出される家庭は、どの季節でも多い傾向を示した。また、四季を通じて1回採取による室内塵から検出された1平方メ-トル当たりの平均総ダニ数 (平均チリダニ数) は、2月 (n=48) が29.8 (23.5) 個体、5月 (n=48) が43.3 (32、4) 個体、8月 (n=41) が72.2 (65.7) 個体、11月 (n=57) が45.6 (41.8) 個体であった。また、これらのダニ数を採集塵1g当たりに換算してみると、2月が997.0 (736.6) 個体、5月が2, 172, 9 (1, 251.4) 個体、8月が2, 897.6 (2, 395.4) 個体、11月が1, 120.3 (1,000.9) 個体となった。検出されたダニの種類およびダニ数は調査家屋および場所によって大きな差がみられたが、各家庭のダニ相およびダニ数は、どの調査時期においてもチリダニが全体の70%以上検出され、次にホコリダニが多く、そのほかササラダニ類、コナダニ類、ニクダニ類、ツメダニ類、中気門類が比較的多数検出され、1週間分の採集塵から検出されたものとおおむね類似した。ダニ相およびダニ数について場所別にみると、調査場所および各床における素材の違いによって差がみられ、寝具のダニ数は、床から検出されたダニ数より多く、全体の2倍以上の検出となった。また、寝具から検出されたチリダニの占める割合は、床のそれに比べて高率であった。これに対して、チリダニ以外のダニ類は、床が寝具に比べ数多く見いだされ、その種類も多種におよんだ。
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高岡 正敏, 程 雷, 殷 敏, 三好 彰
2003 年49 巻4Supplement2 号 p.
S123-S132
発行日: 2003/09/20
公開日: 2013/05/10
ジャーナル
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本調査は、1999年5月3日に中国江蘇省呉江市黎里鎮に居住する一般家庭11家屋の各個所から室内塵を採集し、その中のダニ類の調査を行った。一方、日本においても同年 5月25日に、仙台市に居住する10家庭を対象に同様の調査を行った。家屋内における調査場所は、主に寝具を中心に、床、ソファなど適宜採取場所を選択して、同機種の掃除機にて室内塵を採集した。採集場所は1家庭につき3-7カ所について行った。調査家屋の室内塵の採取場所の内訳は、中国では11家庭を対象に、寝具、床などを中心に総数 53カ所について、一方仙台では、10家庭48カ所について行った。中国呉江市の調査家屋 11戸計53カ所から検出された平均ダニ数は、261.1個体/m2、805.8個体/g、一方仙台市の調査家屋11戸計48カ所の平均検出ダニ数は、43.3個体/m2、2, 132.9個体/g、チリダニ数が平均1, 251.4個体となり、両国のダニ数を比較すると、1平方メ-トル中のダニ数では中国が日本に比べて多く、1グラム中のダニ数では日本が中国に比べて多くなった。今回調査で検出されたダニ類は、両国ともにチリダニ科Pyroglyphidaeが70%と優位であった。このほか、ホコリダニ科Tarsonemidae、ニクダニ科Glycyphagidae、コナダニ科Acaridae、マルニクダニ科Chortoglyphndae、ササラダニ類Oribatei、中気門類 Mesostngmata、ツメダニCheyletidae、ヒメハダニTenuipalpidae、テングダニBdellndae など、類似するダニ類が見いだされた。チリダニ類の割合をみると、中国呉江市ではイエチリダニ (H. d.)(58.77%) 、ヤケヒョウヒダニ (D. p)(37.97%) 、コナヒョウヒダニ (D. f.)(3.26%) となり、H. d. が優位に検出されたのに対して、仙台市ではD. f.(91.03%) 、D. p: (8.80%) 、H. d.(0.17%) となり、D. f. が高率に見いだされ、チリダニにおいて両国に大きな相違を認めた。両国の調査家庭におけるダニ数の分布をみると、検出ダニ数は両者ともに床面に比べて寝具に多く、特に中国においてはその差が大きく、また寝具のチリダニの占有率が高率であった。
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上田 伸男, 陳 鋼, 坂井 堅太郎, 三好 彰
2003 年49 巻4Supplement2 号 p.
S133-S146
発行日: 2003/09/20
公開日: 2013/05/10
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アレルギー発症率が近年増加傾向にある。成人の発症も少しずつ増加しているが、やはり主は乳幼児である。女性の社会進出に伴い、保育所に預けられる乳幼児が増加している。保育所は幼稚園と比較して、一歳児から預かり、かつ給食などの食事を提供する割合が高い。本調査はこのような背景をもとに、保育所を対象として、アレルギーを有する保育園児に対して保育所側の対応状態と実際に生じている問題点などについて質問紙調査を行い、現状把握に努めることを目的とした。本調査は1998年11月から1999年1 月までの期間に行った。対象施設は、宮城県、栃木県、岡山県および徳島県にある認可、無認可を問わず、すべての施設 (1, 801施設) を対象として質問紙を配布し、1, 230施設 (回収率68.3%) から回答を得た。その結果、以下の点が明らかとなった。(1) 養育者や医師からアレルギーを有すると報告を受けている園児は0歳児 (15.4%)、1歳 (12.3%)、2歳 (12.3%)、3歳 (11.0%)、4歳 (10.8%)、5歳 (11.3%) および6歳児 (9.9%) であった。(2) 食べ物除去や制限を受けている園児に対しての給食やおやつの提供方法は特定の食品の除却や制限を行った食事などを提供している施設が80%以上を占め、他の児と差別しない施設側の努力する姿勢が見られた。(3) 施設側で食事提供時に困った点としては、「食品中に除去や制限するべき食物が入っているか不明である (22.2%)」「誤って、除去や制限している食物を与えてしまった経験がある (18.5%)」、「アレルギー症状が出たときの対応が分からない (10.3%)」などが主なものであった。(4) 今後の問題点として、「親や医師からあずかった薬の使用に不安がある (21.3%)」、「緊急時の対応や連絡網の確立 (20.1%)」などが挙げられていた。以上、乳幼児を預かる保育所の現状を把握し問題点の整理を行った。
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三好 彰, 中山 明峰, 程 雷, 殷 敏, 時 海波, 陳 智斌, 鮑 永生, 魯 春林, 白川 太郎
2003 年49 巻4Supplement2 号 p.
S147-S152
発行日: 2003/09/20
公開日: 2013/05/10
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近年の日本におけるスギ花粉症などのアレルギー疾患増加が、回虫など寄生虫の減少に起因しているとの仮説に対して、実際の疫学調査の結果と文献による考察を行った。疫学調査の結果からは、寄生虫感染例でもスクラッチテストに陽性反応を示す症例の存在することが分かり、むしろ感染例の方が非感染例よりも陽性率の高いことすらあることが示唆された。文献的にも、この仮説を裏付け得るだけの論文は見当たらず、仮説は根拠に乏しいものと判断された。アレルギー疾患の増加が、寄生虫感染の減少に起因しているとはいえない。
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三好 彰, 中山 明峰, 程 雷, 殷 敏, 時 海波, 鮑 永生, 魯 春林, 白川 太郎
2003 年49 巻4Supplement2 号 p.
S153-S162
発行日: 2003/09/20
公開日: 2013/05/10
ジャーナル
フリー
スギ花粉症などアレルギ-性鼻炎の増加に大気汚染がかかわっているとの仮説が提唱されてもはや四半世紀になるが、追試でもこの仮説を明確に確認できたものは存在しない。この仮説を提唱した当初の論文は、交絡因子に対する厳密な議論がなされていなかったり、内容に関して信頼性に乏しいものも見られる。そこで、われわれは北海道白老町において確認のための調査を行った。その結果大気汚染とアレルギー性鼻炎の頻度には、特に相関を認めなかった。大気汚染とアレルギー性鼻炎増加の関連については、その仮説の提唱された当初に立ち戻って、再度議論を進める必要がある。
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時 海波, 中山 明峰, 程 雷, 張 麗, 狄 晴, 桜井 芳明, 鈴木 晋介, 山本 智矢, 小宮山 荘太郎, 三好 彰
2003 年49 巻4Supplement2 号 p.
S69-S75
発行日: 2003/09/20
公開日: 2013/05/10
ジャーナル
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アーノルド・キアリ奇形は小脳扁桃が大後頭孔に嵌入するという診断基準をもとに4つのタイプに分類される。うちタイプ1奇形は、成人型アーノルド・キアリとも呼ばれているが、小脳扁桃が尾側に下降し、説明不可能な頭痛、立ちくらみ、視野のかすみ、嘔吐、めまい、失神などを引き起こす。今回報告する症例は、めまい、耳鳴り、不眠をともなう左側突発性難聴の52歳の男性で、15カ月前に右側突発性難聴と耳鳴りの最初の発作があった。標準純音聴力検査では両側に感音性難聴が認められた (左は軽度、右は中等度難聴)。眼振検査では、下眼瞼向きの眼振がみられた。頭部MRIによってアーノルド・キアリ奇形タイプ1の存在が明らかとなった。脳外科により手術が行なわれ、その2カ月後、聴力は、徐々に回復し眼振も完全に消失した。難聴、あまい、耳鳴りなどの耳鼻科的症状のもとに隠れているアーノルド・キアリ奇形の診断をするに当たり、垂直性眼振の発見が重要であり、またMRIはアー敬ルド-キアリ奇形タイプ1を診断するにあたって、必要不可欠といえる。
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時 海波, 中山 明峰, 程 雷, 張 麗, 狄 晴, 今田 隆一, 三邉 武幸, 山本 智矢, 小宮山 荘太郎, 三好 彰
2003 年49 巻4Supplement2 号 p.
S76-S80
発行日: 2003/09/20
公開日: 2013/05/10
ジャーナル
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突発性難聴をともなった聴神経腫瘍の1例について報告した。患者は46歳の女性で、右耳に以前から耳鳴りがあり、突発性難聴と診断されていた。他の病院で経ロステロイド剤の投与で治療を受けていたが、2週間後に三好耳鼻咽喉科クリニックを受診した。標準純音聴力検査の結果、低音障害型感音性難聴が認められた。聴神経腫瘍の疑いのもとに、Gd-DTPA造影MRI検査を行った結果、聴神経腫瘍が右内耳道に認められた。3回連続で行った聴力検査では、変動性難聴の所見が認められた。特発性におこった突発性難聴と聴神経腫瘍によって誘発された突発性難聴を完全に区別する臨床的特徴はない。顔面知覚異常、難聴前に生じた片側のみの耳鳴り、変動する聴力を伴う突発性難聴症例に対してはMRI検査が必要であると考えられた。
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時 海波, 中山 明峰, 程 雷, 殷 敏, 今田 隆一, 三邉 武幸, 山本 智矢, 小宮山 荘太郎, 三好 彰
2003 年49 巻4Supplement2 号 p.
S81-S85
発行日: 2003/09/20
公開日: 2013/05/10
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血管芽腫は、血管の豊富な組織学的に低分化型の腫瘍であり、時にVon Hippel-Lindau病の一部として出現することがある。今回われわれは、36歳女性の小脳血管芽腫の症例を経験した。本症例は、朝ひどく、日中になると軽減するという特徴を有した後頭部痛、吐き気、嘔吐ならびにふらつきを訴え、三好耳鼻咽喉科クリニックを受診した。自発眼振検査と頭位眼振検査にて水平性眼振が観察された。本症例は、脳外科にて開頭手術を施行されたが、嚢胞内の結節は直径7mm程で赤みを帯びており、嚢胞は約10mlの半透明な液体によって満たされていた。摘出された腫瘍には、血管芽腫の典型的特徴が認められた。術後、MRIにて腫瘍の完全除去が確認できた。
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彭 解人, 中山 明峰, 宋 新漢, 蔡 翔, 陳 良嗣, 付 玉貴, 三好 彰
2003 年49 巻4Supplement2 号 p.
S86-S91
発行日: 2003/09/20
公開日: 2013/05/10
ジャーナル
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1998年1月から2001年6月までの間に、21例の喉頭狭窄症例に対して喉頭鏡下でのニッケル・チタン形態記憶合金ステント術が施行された。ステント挿入後、21名全員に呼吸困難の改善が著明にみられた。全患者のその後の経過を2カ月から42カ月追跡した。4例では、以前のステントで肉芽発生が発見され、喉頭ファイバーでのNd. YAGレーザーによる治療を行った。6カ月後、肉芽発生は抑えられ、正常粘膜がステントを覆った。また、腫瘍転移 (2例) 、大脳外傷 (1例) によってステント挿入後1-8カ月で3名が死亡した。Ni-Ti SMA ステントは、喉頭狭窄の治療において新しい方法である。呼吸困難患者の症状は短期間で改善が期待でき、臨床効果も確実であるといえよう。
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殷 敏, 程 雷, 中山 明峰, 鮑 永生, 彭 解人, 今田 隆一, 三邉 武幸, 宮崎 総一郎, 石川 和夫, 三好 彰
2003 年49 巻4Supplement2 号 p.
S92-S96
発行日: 2003/09/20
公開日: 2013/05/10
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今回われわれは耳痛で発症したくも膜下出血の1例を経験した。症例は53歳女性、左耳痛とその周辺への放散痛を主訴として来院した。CTおよび血管造影 (DSA) にて、くも膜下出血と解離性動脈瘤が判明した。本症例においてはくも膜下腔に貯留している血液とその分解成分による神経根への刺激により耳痛が生じたものと推察された。時にくも膜下出血は典型的な症状を伴わず、耳痛、めまい、風邪様の症状にて発症することがある。単なる耳痛を訴えて耳鼻科を受診した症例に対してもくも膜下出血の可能性を念頭に置く必要性がある。
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殷 敏, 程 雷, 中山 明峰, 鮑 永生, 彭 解人, 今田 隆一, 三邉 武幸, 宮崎 総一郎, 石川 和夫, 三好 彰
2003 年49 巻4Supplement2 号 p.
S97-S102
発行日: 2003/09/20
公開日: 2013/05/10
ジャーナル
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成人において急性中耳炎が原因となった化膿性髄膜炎の2例を報告した。2症例とも起炎菌が肺炎球菌 (
Screptocoaaus pneumoniae) であり、髄膜炎に対する治療が奏効して後遺症を残すことなく回復した。本論文では、耳性髄膜炎の最近の臨床特徴につき若干の文献的考察を行った。成人の罹患者では髄膜炎の臨床症状が隠ぺいされるため、積極的な治療で耳症状が改善せず、かつ耳痛と頭痛が2週間以上持続する場合には、耳性髄膜炎を念頭に置く必要がある。
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