耳鼻と臨床
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46 巻, 4Supplement3 号
選択された号の論文の20件中1~20を表示しています
  • 松尾 聡, 竹内 裕美, 生駒 尚秋
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S101-S106
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    前庭視床皮質路を解明するために、麻酔ネコを用いて後半規管から賦活される興奮性の前庭細胞を同定し、視床への軸索投射を調べた。40個瘍後半規管興奮性前庭神経核細胞のうち、19個が視床の腹側基底核群に投射していた。次に後半規管から賦活される視床細胞の局在と軸索投射を調べた。36個の視床ニューロンが頭部のnose-up回転で賦活され、前庭の電気刺激に応答した。これらの細胞は視床の腹側基底核群と内側膝状体から記録された。36個の細胞のうち11個は、大脳皮質の前上シルビウス溝または後十字陥凹から逆行性に応答した。これらの結果は、後半規管興奮性前庭神経核細胞が、空間認識に貢献していると思われる前庭皮質路の一部に関与していることを示唆している。
  • 中原 啓, 浜崎 理恵, 野坂 彩, 船越 宏子, 竹内 裕美, 生駒 尚秋
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S107-S110
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    健常者における重心動揺速度ベクトルの分布特性値の解析を行った。動揺中心から36方向に分割された速度ベクトルの大きさを集計し、変動係数、歪度、尖度を算出した。これら三つの統計量のヒストグラムを作成したところ、歪度は正規分布に、変動係数と尖度は対数正規分布に当てはめることができた。この結果をもとに、それぞれの基準範囲を算出した。変動係数の基準範囲は、95%両側: [0.25, 0.70]、99%両側: [0.21, 0.83]、95%片側: [0, 0.65]、99%片側: [0, 0.77]となった。歪度は95%両側: [-0.18, 1.14]、99%両側: [-0.39, 1-35] となった。尖度は95%両側: [1.77, 4.57]、99%両側: [1.53, 5.31] となった。
  • 橋本 好充, 竹内 裕美, 生駒 尚秋
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S111-S114
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    耳鳴検査装置を用いて無難聴性耳鳴症例の高周波数領域の検討を行った。鳥取大学医学部附属病院耳鼻咽喉科耳鳴外来を受診した無難聴性耳鳴症例10例を対象とした。平均年齢33歳であった。耳鳴検査の成績では、従来の報告と同様であった。無難聴性耳鳴症例10例中2例の患側耳に、純音聴力検査では認められなかったdipを認めた。無難聴性耳鳴症例の高音域の平均と標準偏差は、10kHzで20.7dB±12.7、12kHzで28.7dB±16.7であった。無難聴性耳鳴の患耳と非患耳の間には、統計学的な有意差を認めなかった。無難聴性耳鳴症例の中には、従来報告されていた連続周波数自記オージオメトリーで指摘されていたdipを持つ症例の他に、高音域の聴覚閾値の上昇が推定される例があり、耳鳴の一因になっている可能性が示唆された。
  • 野坂 彩, 竹内 裕美, 河本 勝之, 花本 美和子
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S115-S118
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    一酸化炭素 (CO) 中毒事故後に両側の高度難聴を来した心因性難聴の1例を経験した。症例は54歳女性で、自営の工場で一酸化炭素中毒事故が起こり、夫や従業員を助ける際に自身も軽度、COに暴露された。事故後の警察、消防、マスコミへの対応でかなりのストレスを受けたと思われる。CO中毒に対して高圧酸素療法を行ったが、治療中に両側の高度難聴を生じた。自覚的には聾となったが、純音聴力検査、聴性脳幹反応、語音明瞭度検査および自記オージオメトリーの検査結果と矛盾しており、心因性難聴と診断した。精神科的治療を併用しているが、現在まで症状の改善は認めていない。
  • 長谷川 賢作, 竹内 裕一, 井川 鋭史, 松田 英賢
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S119-S123
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    著者らは、約1年前から持続する拍動性耳鳴と1ヵ月前から発症したふらつきを主訴とした52歳女性の頸静脈球腫瘍を経験した。術前顔面神経麻痺はなく、聴力は4分法で気導聴力31.3dB、骨導聴力20.0dBであった。CT、MRIで頸静脈球腫瘍と診断し、栄養血管を塞栓するために血管造影を施行して術中出血をコントロールした後に、聴力保存・外耳道鼓室再建術式で手術を行った。腫瘍摘出の時に顔面神経移動術を併用したたあに、術後の顔面神経麻痺スコアは36/40となった。術中外耳道鼓膜の皮弁を前方に挙上翻転したが、術操作によって一部損傷したために、やむなく筋膜による再建を行った。しかし術後再建鼓膜は虚血による再建鼓膜の肥厚を生じ、術後気導聴力も実用聴力を得ることができなかった。軟性外耳道を完全に保存するinfratemporal approach with external canal reconstructionの手術手技に関して、多少改良の余地があるのではないかと考えた。
  • 中原 啓, 竹内 裕美, 浜崎 理恵, 船越 宏子
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S124-S129
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    症例は50歳の男性で、咽頭炎と嚥下時痛を自覚していたが呼吸困難が生じるまで放置し続け、深頸部膿瘍を生じた段階で医療機関を受診した。初診時に既に縦隔炎へと進展しており、顎下部から後縦隔に至るまでガス産生を伴った膿瘍が存在していた。緊急に気管切開による気道確保と頸部切開による排膿を行い抗生物質の投与を開始したが、縦隔炎が容易に消退せず、ICU管理下で重篤な状態が続いた。全身状態が改善し、炎症が消退して退院可能となったのは手術から約3ヵ月後であった。
  • 高島 誓子, 永野 稔明
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S130-S133
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    ガス産生菌による深頸部膿瘍で、緊急気管切開と頸部外切開を要した2症例を経験した。ともに扁桃炎として耳鼻咽喉科で保存的に治療中であったが、炎症が舌骨下まで急速に波及した。症例1は基礎疾患がなく、縦隔洞炎を併発していた。症例2には未治療の糖尿病があった。いずれも良好な経過を得た。起炎菌は2例ともPeptostreptococcusであった。診断と治療方針の決定および治療効果判定にはCTが有用であった。
  • 竹内 裕美, 樋上 茂, 田中 弓子, 山本 祐子, 生駒 尚秋
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S134-S137
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    鼻腔通気度検査は、鼻腔の開存度の客観的評価法として臨床で広く使用されている。通常、測定結果は、正常者から得られた正常値と比較して評価される。一方、左右鼻腔の鼻腔抵抗が経時的に変化する生理的現象は、nasal cycleとしてよく知られているが、鼻腔通気度検査で得られた鼻腔抵抗値をnasal cycleを考慮して検討した報告は少ない。本研究では、47人の20歳代の健康成人を対象として、1時間ごとに7時間にわたり、anterior法 (ノズル法) で鼻腔抵抗を測定した。総鼻腔抵抗の変動幅 (最大値と最小値の差) は、片側鼻腔抵抗の約1/4であったが、平均0.1Pa/cm3/sの変動があった。また、1時間前の鼻腔抵抗を100とした場合の変化率は、総鼻腔抵抗では平均22.8%であり片側鼻腔抵抗の変化率の約1/2であった。本研究の結果から、総鼻腔抵抗値へのnasal cycleの影響は片側鼻腔抵抗に比べると少ないが、鼻腔通気度検査の評価に影響を与えるには十分なものであることが明らかになった。
  • 竹内 裕美, 樋上 茂, 樋上 弓子, 山本 祐子, 生駒 尚秋
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S138-S141
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    星状神経節ブロック (stellate ganglion block, SGB) 時の鼻腔抵抗の変化とnasal cycleの関係を9名の健康成人で検討した。ブロック側の鼻腔抵抗は全例で上昇したが、反対側は、3名が上昇、5名が低下、1名が判定不能であり、一定の傾向は認あなかった。
    SGB時の鼻腔抵抗の変化とnasal cycleの変化の間には関連がなく (r=0.32)、nasal cycleの制御中枢は、SGB時の鼻腔抵抗の変化に関係しないことが明らかになった。
    SGB時の鼻腔抵抗の変化には、複数の機序が関与するものと思われる。
  • 竹内 裕一, 長谷川 賢作, 小山 司, 松田 英賢
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S142-S145
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    上顎癌に対する、動注療法は集学的治療法の一つとして繁用されている。しかし、上顎癌の動注療法に使用した動注用カテーテルは退院時には抜去され、退院後は使用されないのが現状である。今回使用した皮下埋め込み式リザーバーは、(1) 動注時の感染の可能性が低いこと(2) 退院後も外来にて動注が簡便にできること(3) 日常生活の制約が少ないこと、などの利点がある。一方上顎進行癌患者のQOLを考えると、高い奏効率と少ない副作用で、外来治療が可能な治療が期待される。すなわち、保存療法として放射線療法と化学療法を行う上顎洞進行癌において、皮下埋あ込み式リザーバーによる選択的動注療法は、臓器保存・QOLの向上に有用である。
  • 花本 美和子, 中原 啓, 河本 勝之, 竹内 裕美, 生駒 尚秋
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S146-S151
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    急性上顎洞炎から化膿性髄膜炎を併発し、不幸な転帰をたどった鼻性頭蓋内合併症の1例を報告した。症例は45歳男性で、頭痛を主訴とし精査を受けたが原因が分からず、発症から9日目に髄膜炎を併発した時点で急性上顎洞炎による頭蓋内合併症と診断された。原因巣である副鼻腔炎は、根治術を行い軽快したが、頭蓋内合併症が進行し、さらにDICから多臓器不全を来して死亡した。鼻性頭蓋内合併症は、化学療法の進歩に伴い死亡率は低下してきているが、発生頻度は減少していない。鼻性頭蓋内合併症は現在でも重篤な病態であり、回復しても後遺症を残すことも多いため、耳鼻咽喉科医は病態を熟知し、脳神経内科や脳神経外科と連携をとり、早期診断と適切な治療を行わなければならない。
  • 河本 勝之, 竹内 裕美, 中原 啓, 花本 美和子
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S152-S156
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    oncocytomaは、病理組織像でエオジン好染な顆粒状の大きな細胞質を持っoncocyteという細胞が腫瘍性に増殖する疾患である。主に耳下腺、顎下腺などの唾液腺に発生するが、全唾液腺腫瘍に占める割合は1%以下と非常にまれである。臨床所見や画像所見でほかの腫瘍との術前の鑑別は困難で、診断は穿刺細胞診や摘出標本の組織診による。今回われわれは57歳女性の耳下腺原発のoncocytomaの1例を報告した。臨床所見と術前の画像所見では確定診断は困難であり、右耳下腺浅葉摘出術を施行し手術標本によって確定診断を行い、良好な経過を得た。まれに再発や悪性化する症例が報告されており、腫瘍核出術のみではなく周囲の正常組織を含めた切除術を施行することが必要であると考えた。
  • 河本 勝之, 竹内 裕美, 浜崎 理恵, 船越 宏子
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S157-S160
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    ガマ腫は舌下腺管の閉塞によって唾液が漏洩して生じるとされる嚢胞で、おもに口腔底に発生するが、顎下部に発生する顎下型ガマ腫は、ガマ腫のうち2-5%と比較的まれである1), 2)。今回われわれはこのまれな顎下型ガマ腫の1例を経験した。症例は9歳男児で、右顎下部の腫脹を主訴に他院から紹介された。初診時、右顎下部に非常に柔らかな嚢胞様の腫脹を認めた。口腔底は視診上、腫脹がなかった。MRIのT2強調画像でhigh intensityに描出される嚢胞を認め、頸部外切開による嚢胞全摘出術と患側の舌下腺摘出術を施行した。現在、術後4年を経過しているが、再発なく経過良好である。顎下型ガマ腫は成因である舌下腺の摘出を確実に行うことが必要であると考える。
  • 浜崎 理恵, 竹内 裕一, 竹内 裕美, 野坂 彩
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S161-S163
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    唾液腺多形腺腫は、大唾液腺、特に耳下腺に多く、口腔内の小唾液腺に発生することはまれである。口腔内の多形腺腫は、異物感を生じるために比較的小さな腫瘤として発見されることもあるが、疼痛などの症状がないために長期間放置されることも少なくない。今回、われわれは、長期間放置されていたと思われる74歳女性の硬口蓋に発生した直径約50mmの多形腺腫症例を報告した。
  • 高橋 直子, 竹内 裕美, 竹内 裕一, 山本 祐子
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S164-S166
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    小児喉頭異物の2例を経験した。1例目は7カ月男児で喘鳴、咳嗽が出現し、はじめ仮性クループと診断され治療を受けていた。症状発現から9日目に耳鼻咽喉科に紹介され、喉頭ファイバースコピーで喉頭異物を指摘された。声門部にプラスチック製のシールが嵌頓しており、局所表面麻酔下にマッキントッシュ喉頭鏡で喉頭を展開し摘出した。2例目は8カ月女児でピクニック中に突然頓声が出現し、近医にて異物が疑われ同日当科紹介となり、喉頭ファイバースコピーで喉頭異物を確認した。声門部に枯葉が嵌頓しており、吸入麻酔下にマッキントッシュ喉頭鏡で喉頭を展開し摘出した。
  • 岸 邦上子, 竹内 裕美, 中原 啓, 高橋 直子
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S167-S169
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    妊娠後期の妊婦に発生した呼吸障害を伴う喉頭肉芽腫症の1例を経験した。症例は27歳・女性で、妊娠後期に急速な肉芽腫の増大を認め、呼吸困難が生じた。気管切開後に、喉頭微細手術を施行し、肉芽腫を切除した。4ヵ月後に肉芽腫の再発を認めたが、自然脱落した。
  • 船越 宏子, 河本 勝之, 竹内 裕美, 浜崎 理恵
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S170-S173
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    喉頭の良性腫瘍の一つである神経鞘腫は、披裂部に発生することが多い。今回われわれは、仮声帯に発生した神経鞘腫を経験したので報告した。症例は67歳女性で、主訴は喉頭違和感であった。初診時、左仮声帯の腫脹があり、MRIで左仮声帯粘膜下に境界明瞭な、直径2cmの腫瘍を認めた。喉頭直達鏡下に腫瘍を摘出した。腫瘍は充実性で被膜に覆われており、病理組織学的検査でAntoni A、B型の混在する神経鞘腫と診断された。解剖学的位置から上喉頭神経由来と考えた。
  • 樋上 弓子, 樋上 茂, 竹内 裕美, 生駒 尚秋
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S174-S176
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    閉塞性睡眠時無呼吸症候群 (OSAS) の気道閉塞部位は軟口蓋部と舌根部が多く、声門部が原因となることはまれである。われわれは睡眠中のみに声門開大障害が生じたOSASの1例を経験したので報告した。症例は68歳男性で主訴はいびきであった。内視鏡検査では、覚醒時の声帯の可動性は良好であったが、睡眠中には吸気時に声門は閉鎖し、呼気時も声帯の開大は副正中位までに制限されていた。中咽頭食道内圧測定では、無呼吸時の中咽頭圧は全く変動しなかったが食道内圧は最大-23.0cm H2Oまで陰圧化し、舌根部以下の狭窄が示唆された。中枢性疾患の合併を伴わず、特発性Gerhardt症候群と診断した。
  • 橋本 好充
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S177-S179
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    当科外来における1年間の感染症の検出菌について報告した。急性中耳炎ではS. aureus、CNS、S. pneumoniaeの割合が多かった。小児中耳炎症例では、S. pneumoniaeH. influenzaeの割合が多かった。急性扁桃炎では、S. aureusS. pyogenesが多かった。慢性扁桃炎では、H. influenzaeの割合が増加していた。副鼻腔炎は、急性、慢性ともに、S. aureus、CNS、H. influenzaeで大半を占めた。MRSAは、402株中19株(4.7%)であった。肺炎球菌37株のうち約半数がPISP/PRSPで、ほとんどの症例が、小児の急性中耳炎であった。
  • 中原 啓, 竹内 裕美, 竹内 裕一, 生駒 尚秋
    2000 年46 巻4Supplement3 号 p. S180-S185
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    1999年度における当科の休日受診患者の集計を行った。受診総数は483名であり、急性中耳炎が約40%で最も多く、鼻出血がこれに続いていた。休日入院患者は48名であり、扁桃炎と食道異物がほぼ半数を占めていた。3次救急に該当する症例は1名のみであった。
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