日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
Online ISSN : 1881-1442
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45 巻, 4 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 志賀 瓏郎, 慶野 昌明, 藤尾 修
    1983 年 45 巻 4 号 p. 435-442
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    反芻動物の低Mg血症性テタニーの発現に及ぼすCaの影響を調べるため, 4頭の泌乳羊(年齢2歳)を2頭づつ2群(A群とB群)に分け, 両群に低Mg(8.4mg/kg 体重/日)・正常Ca(154mg/kg 体重/日)と低Mg・低ca(26.1mg/kg 体重/日)の2種類の低Mg飼料を順序を違えて交互に切りかえ給与した. 実験期間を通じて毎日, 血清MgおよびCa濃度ならびにテタニー発現の指標として心拍数を測定した. 血清Mg濃度は, 低Mg飼料の給与により, 低Mg・低Ca飼料時および低Mg・正常Ca飼料時とも著明に低下した. 血清Ca濃度は, 低Mg・低Ca飼料時には低下し, 低いレベルを持続したが, 低Mg・正常Ca飼料時には一時低下したのち, ほぼ対照期のレベルまで上昇した. 血清Ca/Mg濃度比は, 低Mg飼料の給与により上昇したが, 上昇の程度は低Mg・低Ca飼料時に大きかった. 心拍数は, 血清Ca/Mg濃度比の上昇があったあとに増加したが, とくに低Mg・正常Ca飼料時には心拍数の著しい増加とともに呼吸促迫, 眼球突出などの一連のテタニー症状が認められた. 以上の成績から, 羊の泌乳時においては, MgとCaの要求量が著しく異なり, Mg欠乏は非泌乳時に比べ低Mg血症をより顕著にすること, 飼料中Ca含有率がMgのそれに比べ著しく高いときには, 体内でのMgとCaの不均衡を増大させ, 低Mg血症性テタニーが誘発されやすいことが示唆された.
  • 長崎 正明, 武脇 義, 大橋 秀法
    1983 年 45 巻 4 号 p. 443-452
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    鶏から摘出したRemak神経と直結腸をつけたままのRemak神経を用いて, 刺激に応じて神経に発生する電位変化をしょ糖隔絶法によって記録し, 腸管の機械的反応を等尺性張力変換器を用いてしらべた. Remak神経は神経インパルスの伝導速度からみてB線維とC線維で構成されていることがわかり, Remak神経中の神経路にはシナプスを含むものがあった. さらに, Remak神経を上行ありいは下行してから神経枝を経て直結腸ヘ走向する径路, 腰仙骨内蔵神経からRemak神経に入り神経枝を経て直結腸へ向う径路, ならびに直結腸から神経枝中の求心路を経てRemak神経に入り, 近傍の神経枝中の遠心路を経て直結腸にいたる反射回路が見出された. これらの神経路には, いずれも直結腸にいたる途中にシナプスが介在していた. Remak神経などの刺激に応じて神経枝で記録される電位変化と直結腸の収縮反応との間には, 薬物感受性において一致点が多かったので, 本報で明らかにした神経路は主として興奮性支配に関係しており, 非コリン非アドレナリン作動性神経であると考えられた.
  • 甲野 雄次, 泉対 博, 新井 啓五, 藤垣 彰, 榎本 千可志, 岩崎 充祐, 石田 秀史
    1983 年 45 巻 4 号 p. 453-461
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    牛白血病ウイルス(BLV)の子宮内感染率を知る方法および子宮内感染子牛を生後早期に検出する方法を検討した. 4牧場のBLV抗体陽性母牛由来の初乳摂取前子牛50頭のうち10頭(20%)は寒天ゲル内沈降(ID)反応で, 13頭(26%)は中和反応で抗体陽性であり, 子宮内で感染したと考えられ, とくに1牧場では陽性率47.1%であった. BLV抗体陽性牛由来の子牛では, 初乳摂取後全例がID抗体陽性となり, 移行抗体はBLV非感染牛では約20日の半減期で減衰し, 6か月後には全例陰性となった. 一方, 子宮内感染子牛16頭では, 6か月以降でも多数がID抗体陽性を示した. これらの個体のID抗体価を経時的に調査すると, 1)一定レベルの抗体価がおおむね持続する(6例, 37.5%), 2)一時的に非感染牛と同じく減少した後再び上昇する(6例, 37.5%), 3)同じく一時減少した後完全に消失する(4例, 25.0%), 3型にわけられた. 初乳摂取前血清を検査できなかった子牛60頭については, 7頭(11.7%)が1)および2)の型に属し, うち5頭ではBLV感染が確認された.
  • 宮岡 貞次, 高橋 宏明, 津田 修治, 白須 泰彦
    1983 年 45 巻 4 号 p. 463-470
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    イヌにおけるBPMCの急性毒性に及ぼすフェニトロチオンの影響を調べた. BPMC血漿濃度および赤血球コリンエステラーゼ(ChE)活性が毒作用の指標として有用か否かも合せて検討した. BPMC用量の増加(50-400mg/kg; 経口)に従い中毒症状は悪化し, それに伴ないBPMC血漿濃度, ChE阻害率が増加した. フェニトロチオン(100mg/kg; 無作用量)の経口同時投与により, BPMC(50mg/kg; 最小作用量)の中毒症状の持続時間は約2倍(5時間)に延長された. 消失過程でのBPMC血漿濃度は, 同時投与により増加し, 6時間後に減少し始めたがChE阻害は8時間持続した. フェニトロチオン前処置(5mg/kg/日, 7日間)後, PPMC(100mg/kg)投与により, 3匹中1匹が死亡したが, 同用量のBPMCだけでは死亡しなかった. このフェニトロチオン前処置はBPMCの中毒症状を増強し, その持続時間を2.5倍に増加させた. 中毒症状の時間経過は, BPMC血漿濃度のそれと類似していたが, 生存動物のChE阻害は死亡したものより大きかった. これらの結果から, BPMCの急性毒性はフェニトロチオンにより増強され, その増強作用の指標としてChE活性よりBPMC血漿濃度が適切であることが示唆された.
  • 小山 弘之, 中西 央, 梶川 治, 吉川 博康, 椿志 郎, 吉川 尭, 斎藤 博
    1983 年 45 巻 4 号 p. 471-475
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    地方病性ウシ白血病牛(EBL)の15頭, リンパ球増多症牛の4頭, そして胸腺型ウシ白血病牛の2頭についてT, Bリンパ球を測定した. Tリンパ球の測定は抗ウシ胸腺血清(ATS)を作出し間接蛍光抗体法によって, またBリンパ球は細胞表面の免疫グロプリン(SIg)を直接蛍光抗体法によって染色した. EBLの腫瘍塊, 末梢血リンパ球(PBL), リンパ節および脾臓ではBリンパ球が70.5~76.7%含まれ, Tリンパ球は14.4~21.2%のみであった. 持続性リンパ球増多症牛の末梢血リンパ球(PBL)はEBLと同様に正常牛よりBリンパ球百分率が高かった. 胸腺型リンパ肉腫牛の腫瘍, PBL, リンパ節および脾臓では79.0~97.6%がTリンパ球であり, Bリンパ球は2.6~15.8%のみであった. これらの結果はEBLの腫瘍細胞がBリンパ球由来であり, TLSの腫瘍細胞はTリンパ球由来であることを強く示唆している.
  • 児玉 洋, 小沼 操, 山本 慎一, 見上 彪, 伊沢 久夫, 松本 耕三, 内貴 正治
    1983 年 45 巻 4 号 p. 477-485
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    ナチュラルキラー(NK)活性をin vitro および in vivo で抑制する抗アシアロGM1(gangliotetraglycosylceramide)血清をヌードマウスに接種すると移植された牛白血病由来株化細胞(FLK)の増殖が促進された. 腫瘍増殖促進機序を明らかにするため, ヌードマウス脾細胞のNK活性および抗体依存細胞性細胞障害(ADCC)を調べた. FLK細胞はNK細胞に弱い感受性を示すが, 抗FLK細胞抗体存在下で正常ヌードマウス脾細胞に強い感受性を示した. ADCCは抗アシアロGM1血清接種により抑制され, ADCCに関与するキラー(K)細胞も, NK細胞同様アシアロGM1を持つことが示唆された. これらの結果は, ヌードマウスは移植されたFLK細胞をNK細胞同様K細胞によっても排除することを示唆しており, 抗アシアロGM1血清接種によりNKおよびK細胞活性が抑制されたため腫瘍が増殖したものと考えられる.
  • 林 俊春, 渡部 嘉範, 竹之内 俊, 藤原 公策
    1983 年 45 巻 4 号 p. 487-494
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    ネコ伝染性腹膜炎(FIP)ウイルスを抗体陰性ネコ30例の胃内に接種したときは全例に病変をみとめなかったが, 抗体陽性ネコに接種すると, 20例中4例に腹膜炎および腹腔内臓器病変がみられた. 腹腔臓器および漿膜には線維素性漿膜炎, 壊死性~化膿性・肉芽腫性血管炎およびリンパ網内系組織の壊死がみとめられ, 病巣のマクロファージ細胞質には蛍光抗体法およぴ酵素抗体法によってウイルス抗原が検出された.
  • 中尾 敏彦, 杉橋 章義, 河田 啓一郎, 嵯峨 伸彦, 角田 修男
    1983 年 45 巻 4 号 p. 495-499
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    授精後20~22日目の乳汁中progesterone (P4) 測定により乳牛の早期妊娠診断を実施しようとする際に起り易い誤診の原因を明かにする目的で, 授精後4~9週間の妊娠牛17頭と非妊娠牛39頭から, 2, 3日間隔で採取した乳汁についてP4を測定し, これらの値の変動を比較した. 妊娠牛17頭では, P4値は授精後2~3日目から1.0ng/ml以上に増加し, その後も1.0~7.4ng/mlの高値を維持した. 非妊娠牛39頭の内8頭では授精後19日目に, 14頭では21日目に, 1頭では22日目に, 3頭では23日目に, 3頭では26日目に, そして10頭では30~60日目にそれぞれ発情が再帰した. 非妊娠牛において, P4値の低下(1.0ng/ml未満)は発情の当日のみに認められ, 発情の2日前および2日後のP4値は1.0ng/ml以上で, 妊娠牛との区別は困難であった. また, 授精後3O~60日目で発情が再帰した牛では, この間P4値は1.0ng/ml以上を維持していたことから, 胚の死滅が推察される. このように, 授精後20~22日目の乳汁中P4測定による妊娠診断においては, 性周期の変動, および胚の死滅によると推測される理由のために誤診が起こり易いことが確認された.
  • 中井 裕, 扇元 敬司
    1983 年 45 巻 4 号 p. 501-506
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    好気条件下におけるEimeria tenella スポロゾイトの炭水化物利用性を検討した.スポロゾイトを37℃で培養したとき, 虫体内の貯蔵アミロペクチンの消費は, ガラクトース・グリコーゲン・シュウクロース・ラクトース・ピルビン酸塩およびグリセリンを添加しても影響されなかった. しかし, グルコース・フラクトース・マンノースおよびマルトースの添加によってアミロペクチン消費は抑制され, これらの糖がスポロゾイトに利用される可能性が示唆された. つぎにスポロゾイトを14C-グルコース存在下41℃で培養したところ, 虫体内放射能は経時的に上昇し, 非放射性グルコース添加培養後に14C-グルコースを添加しても虫体内の放射能の急速な上昇が認められ, スボロゾイトはグルコースを速やかに取込み, 代謝・排泄するものと考えられた. また添加したグルコースの一部はCO2に分解された.
  • 河合 正治, 木下 寛之, 稲田 七郎
    1983 年 45 巻 4 号 p. 507-515
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    犬における誘発脊髄電位の特徴の一端を明らかにする目的で, 神経学的に正常な犬の胸・腰・仙髄の硬膜上腔に椎間孔を経由して単極針電極を刺入し, 伏在神経刺激によって誘発される脊髄電位を同期加算, 分析した. また, 脊髄切断, 胸大動脈の一時的閉塞による脊髄虚血, およびmephenesin, baclofenによる誘発脊髄電位の変化もあわせて観察した. 神経学的に正常な犬では, 最初に出現する陽性ピーク(P1), それに続く2つの陰性ピーク(N1, N2)と, 長い下降相をもつ陰性ピーク(N3)から構成される分節性誘発脊髄電位が, L3-L6分節に隣接する硬膜上腔で記録され, ときに緩徐な陽性波がN3に続いた. 分節性誘発脊髄電位の諸特徴は, 尾側胸髄レベルで脊髄を切断しても変化しなかった. 脊髄虚血はP1, N1に変化をもたらさなかったが, N2の振幅を減少した. N3はrigidityを示した犬では顕著に減弱, もしくはほとんど消失し, flaccidityを示したものでは完全に消失した. mephenesinは分節性誘発脊髄電位に有意な変化をおよぼさなかった. baclofen はP1, N1に変化をもたらさなかったが, N2およびN3, 特に後者の振幅を著明に減少した. 以上の結果から, P1, N1は求心性インパルスの脊髄への到達と関連し, N3は介在神経細胞活動と関連すると推測された.
  • 高瀬 公三, 丸山 智之, 野中 富士男, 山田 進二
    1983 年 45 巻 4 号 p. 517-518
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    脚弱を示した26日齢および40日齢のブロイラーひなの関節材料(腱ならび腱鞘)から3株の鶏アデノウイルスを分離した. 分離株はKR-5株およびOte株と同一血清型であったが, 1日齢SPFひな趾蹠内接種によって, 関節の腫脹あるいは脚弱等は観察されなかった.
  • 石井 博, 大木 与志雄
    1983 年 45 巻 4 号 p. 519-523
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    野外の鶏リンパ性白血病(ALL)発症例のF嚢腫瘍結節より, 新たにBリンパ系培養腫瘍細胞NV1株を樹立し, その性状について1104-B株と比較検討した. 細胞表面IgMに関して, NV1株は陽性, 1104-B株は陰性であった. しかし, NV1株は1104-B株と異なって, 培養液中に免疫グロブリンを分泌しなかった. いっぽう, 他のLL鶏の肝臓リンパ腫瘍細胞においては, 多量の7S・IgMの産生が認められた. 組織適合抗原について, NV1株はBa・BL, 1104-B株はBI・BL が膜表面に同定された.
  • 池 和憲, 今井 壮一, 石井 俊雄
    1983 年 45 巻 4 号 p. 525-527
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    北海道および鹿児島県で採取した軽種馬の糞便内に見いだされる繊毛虫の種類構成について調査した結果, そのうち2検体よりSpirodinium属の1新種を認め, S. magnum sp.nov. として記載した. 大きさは155~250×46~95μmであった. 体は長く, 多少紡錘形を呈していた. 大核は体背側の口部繊毛域の途中から派生し, 後部繊毛域に終り, 多少弯曲していた. 大核の両端は尖っていた. 小核は大核のほぼ中央部に存在していた.
  • 八木 橋武, 布谷 鉄夫, 大滝 与三郎
    1983 年 45 巻 4 号 p. 529-532
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    最近わが国で初めて発生した鶏の伝染性滑膜炎の病鶏から分離されたM. synoviaeとM. gallinaceum, およびその発症に関与したと推測される伝染性ファブリキウス嚢病ウィルスの混合感染実験を行った結果, M. synoviae感染鶏にM. gallinaceumを同時に接種, あるいはあらかじめ伝染性ファブリキウス嚢病ウシルスを接種しておくと, いずれの場合にもM. synoviae単独感染鶏より強い関節病変を示した.
  • 内藤 善久, 渡辺 栄次, 押部 明徳, 佐藤 れえ子, 村上 大蔵
    1983 年 45 巻 4 号 p. 533-535
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    ホルスタイン種の新生子牛6頭について, 出生時から1週間までの血漿1,25(OH)2D濃度を血漿カルシウムおよび無機燐濃度とともに調べた. その結果, 血漿1,25(OH)2D濃度は出生時から12時間までは一定で推移し, 48時間では平均290pg/mlとピークに達し, その値は出生時の値に比較して有意に高かった.
  • 西田 隆雄, 林 良博, 李 且秀, 趙 〓〓, 橋口 勉, 望月 公子
    1983 年 45 巻 4 号 p. 537-541
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    韓国在来牛の頭蓋計測を行い, 多変量解析法によって, インドネシア在来牛3品種(パリ牛, マズラ牛, アチエ牛)との比較を試み, つぎの結果を得た. (1)韓国在来牛は, 頭蓋の大きさによってインドネシア在来牛3品種と明確に区別されるが, マズラ牛とは形状からは区別できなかった. (2)計測部位が10部位のときよりも, 15部位のときの方が4品種間の区分が明瞭であったが, 4品種間の相互関係に基本的な差異は認められなかった.
  • 辻本 元, 長谷川 篤彦, 高橋 令治, 友田 勇
    1983 年 45 巻 4 号 p. 543-546
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    皮膚に結節および潰瘍の多発した4歳, 雌の雑種犬を精査した. 皮膚結節の生検においては, 真皮における腫瘍性リンパ系細胞の著明な増生が認められ, 剖検時, 各臓器に同様な細胞の浸潤, 増生が認められた. 皮膚結節の腫瘍細胞は, ヒト赤血球Eロゼット形成および表面免疫グロブリンの検査所見でT細胞の形質を示し, 本例をT細胞リンパ腫と診断した.
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