感染症学雑誌
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67 巻, 5 号
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  • 植松 香星, 佐多 徹太郎, 佐藤 由子, 前田 義治, 若林 とも, 倉田 毅, 三木 礼子, 千葉 直彦, 石川 晃一
    1993 年 67 巻 5 号 p. 421-428
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    抗酸菌迅速診断の目的として喀痰, AIDS剖検材料およびHIV感染者血液から核酸を抽出し, 抗酸菌遺伝子検出感度を上げるためnestJプライマーを用いたnested-PCR法により抗酸菌遺伝子検出を行った.さらにPCR産物を用いたRFLP (restriction fragment length polymorphism) 法により菌種の同定を試みた.
    1992年5月から1992年7月までに採取された呼吸器疾患が疑われる喀痰68検体についてPCRを行った.喀痰68検体中抗酸菌塗抹および培養陽性であったものが9検体であり, 生化学的性状はすべて結核菌であった. その9検体のうち, 64kDプライマーによる1回でのPCRで陽性であったものが7検体であった.
    nested-PCR-RFLP法による菌種同定においては, 64kDプライマーによるPCRで陽性であった7検体については結核菌と同定できた.しかし生化学的性状試験で結核と同定され, 64kDプラィマーによるPCRで陰性であった2検体については再現性の得られない結果であり, 同定不能であった.
    塗沫法および培養が陰性の59検体のうちPCR陽性が17検体あり, その内訳は1st PCR陽性が1検体, nested-PCRのみ陽性が16検体であった.これらについてPCR-RFLPを行ったところ, Mycobacterium chelonae subsp. chelonae 3検体, M. intracellulare 1検体および同定不能13検体であった.
    病理学的検査で抗酸菌が見いだせなかったAIDS患者剖検材料41検体についてnested-PCR法による抗酸菌遺伝子検出および菌種同定を試みたところ, 15検体が抗酸菌遺伝子陽性であり, 菌種M. intracellulare 6検体, M. avium 2検体, M. tuberculosis 1検体および未同定6検体であった.
    HIV感染者血液28検体について抗酸菌遺伝子検出を試みたところ, 20検体が抗酸菌遺伝子が陽性であった.菌種はM. tuberculosis 6検体, M. avium 2検体, M. intracellulare 2検体, 未同定10検体であった.
  • 菰田 照子, 坂内 久一, 宮沢 博, 手塚 敏春, 萩原 敏且, 志賀 定祠, 芦原 義守
    1993 年 67 巻 5 号 p. 429-434
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    患者材料からのChlamydia pneumoniae (C.pneumoniae) の分離率を高めるため, 標準株のTW183株およびChlamydia trachomatis血清型D株 (C.trachomatis) を用い, 感染性に及ぼす各種因子の影響を調べた.
    部分精製したC.pneumoniaeをクラミジア保存液 (SPG: sucrose-phosphate-glutamate) 及び培養液 (CT-GM: 1μg cycloheximide含有) に懸濁し,-75℃, 0℃, 4℃, 室温 (25℃), 37℃ の温度条件下に静置した.-75℃ ではSPG, CT-GMを用い, それぞれバイアルを断熱材で包んだ状態と包まない状態で保存した. これらを日毎に回収し, HeLa229細胞単層に遠心接種, 形成される封入体数の推移を調べた. また, 凍結融解や唾液による感染性への影響を調べた.
    その結果, 用いた保存液にかかわらず両株とも形成される封入体数は0℃, 4℃では日数と共に徐々に, また37℃, 室温では急速に減少した. SPGに保存した場合では, 0℃, 4℃ では静置後7日目においても封入体を認めた. しかし, 室温, 37℃ では2日目にはほとんど認められなかった.-75℃での包装の有無による封入体数の差異は見られなかった. 凍結融解では最初の1回で対照の封入体数の20-30%までに減少した. 唾液とクラミジアの37℃での反応は感染性を著しく (60%≦) 低下させた.
    以上のことから, 咽頭材料からのC. pneumoniaeを効率よく分離するためには, 唾液の混入をできるだけ避けてスワブを採取, SPGに入れ4℃下で可及的速やかに輸送, 細胞に接種することの重要性が確認された.
  • 清田 浩, 町田 豊平, 小野寺 昭一, 鈴木 博雄, 後藤 博一, 高見沢 重教, 三谷 比呂志, 川原 元, 五十嵐 宏, 遠藤 勝久, ...
    1993 年 67 巻 5 号 p. 435-439
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    尿路感染症治療の際にペネム剤の尿中での有効性を明らかにする目的で, 各種ペネム剤の試験管内抗菌力を尿を培地として測定し, 従来用いられているMueller-Hinton培地での抗菌力と比較した.また, 尿の性状 (pH, マグネシウム濃度, カルシウム濃度) がペネム剤の抗菌力に及ぼす影響についても検討した.対象としたペネム剤は, imipenem (IPM), panipenem (PAPM), そしてmeropenem (MEPM) の3剤で, 被検菌はEscherichia coli NIHJ JC-2とPseudomonas aeruginosa 18sの2菌株である.
    その結果, ペネム剤の尿中MBCは, E.coliに対してはMueller-Hinton培地でのMBCと差がなかった.しかし, P.aeruginosaに対してはMueller-Hinton培地でのMBCより1~3管低い傾向を認めた.また, ペネム剤のMBCは一般に, 上記2菌株に対し尿のpHが高いほど, カルシウム濃度が低いほど低かったが, マグネシウム濃度により特定の影響は認められなかった.
    以上より, 尿路感染症に対しペネム剤を投与する際には, 起炎菌に対するペネム剤の抗菌力の評価をMueller-Hinton培地ではなく尿を培地として行った方がよく, また, 患者の尿のpHおよびカルシウム濃度に注意しながらペネム剤の有効性の予測を考慮すべきと考えられた.
  • 高崎 智彦, 杉田 邦洋, 藤井 南都子, 東川 雅彦, 牧本 一男, 高橋 宏明, 大日向 由光, 藤原 裕樹, 本山 壮一, 山口 淳二
    1993 年 67 巻 5 号 p. 440-443
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    特発性顔面神経麻痺 (ベル麻痺Bell's palsy) は, 原因が明らかでない木梢性顔面神経麻痺の一症候群であり, 突発性難聴は回復率の比較的高い内耳性難聴の一症候群である.どちらもその原因として, ウイルス感染が注目されており, 特にヘルペス科ウイルスに関する報告が多く見られる.今回, ベル麻痺22例, 突発性難聴39例につき, 血清HHV-6ウイルス抗体価を測定したところ, ベル麻痺1例, 突発性難聴2例について抗体価の上昇を認めた.
  • pHおよび浸透圧の影響について
    吉田 正樹
    1993 年 67 巻 5 号 p. 444-451
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    Continuous ambulatory peritoneal dialysis (以下CAPDと略す) の合併症である腹膜炎発症時の透析液の感染防御能に及ぼす影響を検討するために, 透析液中における多核好中球 (polymorphonuclearleukocyte;以下PMNと略す) の活性酸素 (active oxygen) 産生能および細胞内adenosine triphosphate (以下ATPと略す) を検討した.健康成人の末梢血液より分離したPMNをpHおよび浸透圧の異なるCAPD透析液中で前培養したのち, これをLuminol存在下でphorbol myristate acetate (PMA) で刺激しchemiluminescence法により活性酸素産生能を測定した.また, luciferin-luciferasdこよりATP量を測定した.
    PMN活性酸素産生能は, pH5.1の透析液中では, 短時間に低下するのに対して, pH7.4の透析液中では, 1時間以上も保たれていた. また透析液が高張である程, 早期にPMN活性酸素産生能は低下した.一方, PMN細胞内ATP量は活性酸素産生能と同様に低いpHの透析液において短時間で低下した.以上より, PMNは低pH, 高浸透圧の透析液で早期に活性酸素産生能が低下し, 同時にATP量も低下することからその機序は細胞内エネルギー減少と細胞の死滅によるものと考えられる.
    以上の結果より, CAPD患者の腹膜炎発症時には, 炭酸水素ナトリウムで中性化した等張な透析液を使用した方が, 腹膜炎の治癒に有利であることが示唆された.
  • 古西 満, 澤木 政好, 三笠 桂一, 坂本 正洋, 前田 光一, 竹内 章治, 濱田 薫, 国松 幹和, 成田 亘啓, 佐野 麗子, 増谷 ...
    1993 年 67 巻 5 号 p. 452-458
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    経気管吸引法 (以下TTA) で細菌を検出した症例中で新たに設定した臨床診断基準を満たした症例77例82回を細菌性急性気管支炎として臨床的検討を行った.
    TTAではH.influenzae, S.pneumoniae, B.catarrhalisが主な検出菌であった. 症状では発熱は91.5%, 喀痰量は平均16.3±14.9ml/日, 咳噺は全例に認め, 睡眠を妨げる程の重度の咳嗽は8.5%にみられ, 呼吸困難は53.7%に認められた.胸部聴診上新たなラ音を聴取した症例は50.0%であった. 炎症反応では末梢血白血球数は平均9,738.0±3,158.5/μl, CRPは平均10.1±7.9mg/dl, 赤沈は1時間値平均69.9±38.8mmであった.動脈血液ガス分析ではPaO2は大半の症例で低下し, 平均10.5±10.6torr低下, PaCO2は低下症例と上昇症例とがほぼ同数だが, 平均1.2±5.5torr低下した.
    TTAで複数菌検出症例は単独菌検出症例に比べ, 高齢者, 重喫煙者が有意に多かった.
    発症誘因としては先行する上気道炎が46.3%, 気管支鏡検査が4.9%に認められた. 予後は抗菌薬治療により96.3%が治癒し, 治療により解熱までの平均日数は3.7±1.7日であった. 3例 (3.7%) が治療にもかかわらず肺炎を発症し死亡した.
  • 佐野 浩一, 高崎 智彦, 福井 威志, 蒋 岩, 占部 健, 中野 隆史, 斉藤 由紀子, 中村 積方, 木勢 基子, 河邊 圭吾, 芦名 ...
    1993 年 67 巻 5 号 p. 459-465
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    針刺し事故を防ぐため, 生物汚染対策実験室内では, 注射針の使用に代わる方法がある場合にはその使用が禁じられている. しかし, ウイルス実験においてはウイルス浮遊液から細胞破砕物を除去する目的で注射針の装着が必要な円盤型マイクロフィルターユニットを用いることがある. われわれは, 比較方法を詳細に検討した上で, 注射針を装着せずに使用できる棒型フィルターユニットと従来の円盤型フィルターユニットについて, 吸引濾過と加圧濾過時のヒト免疫不全ウイルス1型の通過効率を比較検討した. その結果, それぞれのフィルターユニットでの吸引と加圧濾過による差はなかった. しかし, 同じ使用方法で両フィルターユニットを比較した場合, 棒型よりも円盤型の方がウイルスの通過効率がよい傾向にあった.
    以上のことから, 棒型フィルターユニットのウイルス粒子の通過効率は円盤型フィルターユニットに比べるとよくないが, 安全性の面では, 円盤型フィルターユニットより優れているため, 棒型フィルターユニットの改良が急がれるべきであると考えた.
  • 岡本 和己, 足本 敦, 田中 吉紀, 濱田 驍
    1993 年 67 巻 5 号 p. 466-472
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    口腔内より分離したCandida albicans 9株, C.glabrata1株, 紫外線突然変異株1株と標準株4株を用いてマウス致死活性を比較した. 1株 (JCM 1542) の例外を除いて, yeast型菌はgerm tube形成菌よりも致死活性が高かった. 齲蝕および口腔乾燥症患者より分離した株はproteinase活性が高いほど, 1×106のyeast型菌を接種したマウスのMSTが短くなった. 標準株を用いるとyeast型菌はproteinase活性が高くてもマウス致死活性が低い傾向にあり, 急性偽膜性ヵンジダ症や義歯性口内炎の患者由来株ではyeast型菌はproteinase活性に比して致死活性の強い傾向がみられた. これらの結果はyeast型であることとproteinase活性が高いことがある程度C. albioansのビルレンスに関係していることを示している.
  • 五十嵐 宏
    1993 年 67 巻 5 号 p. 473-481
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    抗癌剤シスプラチンの白血球機能への影響を明らかにする目的で, シスプラチン存在下で白血球の活性酸素産生量の変化をchemiluminescence法により測定し検討した.
    研究方法は, まずin vitroで行った. 健常人末梢血より分離した多形核好中球および単球1.0×106個を用い, シスプラチン0.5μg/ml, 5.0μg/ml, 50μg/mlの3種類の濃度下で, 活性酸素産生量をpHを変化させて経時的に測定した. phorbol myristate acetateあるいはopsonized zymosanで白血球細胞膜を刺激したときの多形核好中球および単球の活性酸素産生量は, pH 6.0~6.5の範囲内では, シスプラチンの濃度依存性に有意に抑制された.一方, pH 8.3~8.8の範囲内では, 活性酸素産生量は影響を受けなかった.
    さらにin vivoの実験は, Wistar系雄性ラットの尾静脈よりシスプラチン1.25mgを投与し, 4, 12, 24時間後の全血を用い, その活性酸素産生量を経時的に測定した. また同時に, 白血球数も測定した. シスプラチン無投与群に比べ12, 24時間後採血群で, 白血球数に差はみられなかったが, 全血白血球活性酸素産生量は有意な抑制を認めた.
  • 古西 満, 神田 英雄, 澤木 政好, 三笠 桂一, 坂本 正洋, 前田 光一, 竹内 章治, 濱田 薫, 国松 幹和, 成田 亘啓, 松本 ...
    1993 年 67 巻 5 号 p. 482-486
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    A healthy-looking 44-year-old female was admitted to our hospital complaining of fever and hemosputum. The chest roentgenogram on admission showed patchy infiltrates of the segment 3 and 8 of the right lung. Laboratory studies showed a leukocyte count of 9700/μ l, erythrocytes sedimentation rate of 55mm/hour and C reactive protein of 8.7 mg/dl. The arterial Po2 was 71.9 torr while the patient was breasthing room air. Transtracheal aspiration was performed on admission, and stains and culture for bacteria, acid fast bacilli, fungi and mycoplasma were negative. Respiratory syncytial virus was isolated from transtracheal aspirates. The RSV complement fixing antibody titers rose from 1: 40 to 1: 16. She became afebrile on the fourth day after admission and her chest roentgenogram improved gradually.
    RSV infection should be considered in the differential diagnosis of atypical adult pneumonias.
  • 松尾 啓左, 石橋 経久, 荒木 長太郎, 酒巻 宏行, 馬詰 裕之, 植木 幸孝, 三宅 請兵衛, 富永 雄幸, 豊村 広平
    1993 年 67 巻 5 号 p. 487-490
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    Purple urine bag syndrome is a rare phenomenon in which bags turns purple or blue following catheterization. This phenomenon was reported to occur by Providencia stuartii in the presence of indicanuria.
    We reported herein three females above 75 years of age having a similar phenomenon. All were bedridden chronically and constipated. In these cases, no growth of P. stuartii was found on repeated urine culture, but Escherichia coli and Morganella morganii were concomitantly isolated during the blue bags. It is suggested that purple urine bag syndrome develops in a combination of E. coli and M. morganii besides P. stuartii.
  • 道津 安正, 谷口 治子, 芦谷 淳一, 伊井 敏彦, 坂本 晃, 松倉 茂, 松本 紫朗
    1993 年 67 巻 5 号 p. 491-495
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    A 41-year-old male visited our clinic complaining of cough and dirty hemosputum. Roentgenogram and CT scan of the chest revealed a cavitary nodule in the S1+2 of the left lung. After administration of antibiotics (CFIX, ASPC, FMOX, CLDM), the cavities were disappeared but the size of the nodule remained unchanged. Because the possibility of lung cancer could not be excluded, we underwent transbronchial brushing and bronchial lavage. Then, parasitic ova of Paragonimus westermani was detected in BALF, and an Ouchterlony's double diffusion test showed strong reaction against Paragonimus westermani antigen. The patient was successfully treated with praziquantel. Efficacy of the treatment was confirmed by a remarkable decrease of antibody titer measured by microplate-EIA.
  • 時澤 史郎, 市川 洋一郎, 古賀 丈晴, 大下 祐一, 山口 浩, 井田 能成, 宇野 道彦, 村井 一郎, 大泉 耕太郎
    1993 年 67 巻 5 号 p. 496-499
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    We experienced a 39-year-old male who developed neurological complication during a course of Mycoplasma pneumoniae pneumonia. The diagnosis of M. pneumoniae pneumonia was made on the basis of elevation of specific antibody (CF) titer in convalescent serum. Electroencephalogram showed diffuse damage in the brain, but no other abnormalities were not found on brain CT-scan and MRI. In the cerebrospinal fluid, the number of cells did not increase and the M. pneumoniae CF titer was not elevated. From these results, we concluded that encephalopathy in this patient was raised by an allergic reaction of the brain tissue to M. pneumoniae antigen. Until now, encephalitis or meningoencephalitis accompanied with M. pneumoniae infection has been reported by many investigators, but reports on encephalopathy due to M. pneumoniae are few. Therefore, we reported herein a case of encephalopathy following Mycoplasma pneumoniae pneumonia with several references.
  • 坂田 宏, 林 時仲, 平野 至規, 丸山 静男, 成田 光生
    1993 年 67 巻 5 号 p. 500-504
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    A 5 years old girl is described with infection due to Mycoplasma genitalium causing brain stem encephalitis. The diagnosis was established by polymerase chain reaction assay of the cerebrospinal fluid which demonstrated DNA of Mycoplasma genitalium. She was somnolent, had left abducens nerve palsy, and aphasis. The T2 weighted scan showed high signal intensity of pontine in magnetic resonance imaging (MRI) of the central nervous system. She recovered and was discharged without any sequelae.
  • 医療従事者由来株と患者由来株の比較検討
    永礼 旬, 北野 裕子, 信国 圭吾, 河原 伸
    1993 年 67 巻 5 号 p. 505-506
    発行日: 1993/05/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
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