感染症学雑誌
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69 巻, 11 号
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  • 一戸 貞人, 稲田 捷也, 根本 照子, 村田 淳, 一戸 奈穂子, 藤原 哲郎, 吉田 昌男
    1995 年 69 巻 11 号 p. 1227-1234
    発行日: 1995/11/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    エンドトキシンに特異的な発色合成基質法リムルステスト (エンドスペシーテスト) を用いて, 小児66例の髄液93検体の髄液エンドトキシン測定した. (1) 診断時の測定値の中央値, 最小値~最大値pg/mlは, A群 (グラム陰性菌髄膜炎6例) で115.3, 82~133, B群 (グラム陽性菌と無菌性髄膜炎10例) で2.15, 0.1~3.6, D群 (脳炎4例) で1.45, 0.6~4.0, E群 (非髄膜炎非脳炎45例) で1.00, 0~4.8, であった. (2) 細菌培養で起因菌不明の化膿性髄膜炎C群の2例では100pg/ml以上の高値を示しグラム陰性菌髄膜炎と考えられた. (3) A群 (すべて80pg/ml以上) とB, D, E群 (すべて5pg/m1以下) の問には有意差 (Mann-WhitneyU-test: p<0.01) を認めた. (4) 髄液エンドトキシン値のcut-off値は5pg/mlと考えられた. (5) A群では治療後, 髄液細菌培養, 髄液エンドトキシン, 発熱, CRPの順で改善を認めた. (6) 更に, ラテックス凝集法でA群のインフルエンザ菌髄膜炎5症例の髄液17検体 (5pg/ml以上が12検体) を測定した.陽性は3症例 (3検体) (すべて80pg/ml以上) に過ぎず, エンドスペシーテストの方が測定感度に優れていた.これらの結果から髄液エンドトキシンの測定はグラム陰性菌髄膜炎の診断に有用なだけでなく, 髄液の細菌消失の指標として抗生剤中止の根拠になると考えられた.
  • 渡邉 好文, 名和 肇, 小池 直人
    1995 年 69 巻 11 号 p. 1235-1243
    発行日: 1995/11/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    現在, 病院で常用されている各種消毒剤のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA) に対する効果を高濃度の被検菌 (約109CFU/ml) 及び短時間作用の条件で検討した.
    0.05%alkyldiaminoethylglycine, 0.05%benzalkonium chloride, 0.2%povidone-iodine, 0.03%dominophen bromideは, 1/1,000~1/100,000程度まで菌数を減少させ短時間作用でも効果が認められた.7.5%povidone-iodine scrub, 0.2%benzalkonium chlorideの83%ethanol溶液は著しい効果を示し, 菌数を検出限界以下にまで減少させた.一方, 0.05%chlorhexidine gluconateでは明らかな菌数の減少は見られなかった.
    0.2% povidone-iodine gargleによる消毒において, 37℃24時間培養では検出限界以下に減少させ得たとしても, 48時間まで培養時間を延長するとコロニーが検出されてくる株があり, povidone-iodineに対する抵抗性株の存在が示唆された.
    又, 長時間の消毒を1回行うより短時間の消毒を反復して行う方が効果的であり, 抵抗性株にも有効であることが認められた.
  • 梶原 淳睦, 石橋 哲也, 濱崎 光宏, 船津丸 貞幸, 上田 竜生, 西村 浩一, 小野 哲郎, 吉野 修司, 山本 正悟, 山之内 成子 ...
    1995 年 69 巻 11 号 p. 1244-1250
    発行日: 1995/11/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    九州・沖縄地方における1994年4月~1995年3月のインフルエンザ流行状況の経時的移行を解析するため, 九州・沖縄各県及び政令指定都市で流行したインフルエンザウイルスを分離し, その血清型別を明らかにし, インフルエンザ流行の実態を明らかにすることを試みた.その結果, 本年度九州・沖縄地方ではAソ連型, A香港型, B型の3種のインフルエンザウイルスが分離されたが, 分離株数から流行の主体はA香港型とB型の混合流行と考えられた.同時にインフルエンザ様疾患患者報告数の推移や, 各地方衛生研究所におけるウイルスの分離時期から, 本年度のインフルエンザウイルスの流行は前半はA香港型ウイルスが, 後半はB型ウイルスが主であることが推察された.さらに, はじめてウイルスが分離された時期と地域とを地図上に描写することにより, A香港型は比較的短期間 (約2週間) で九州西岸を南下し九州・沖縄全域に拡大したが, B型の流行は北部九州に約1カ月停滞し, 九州・沖縄全域に広がるまでに約7週を要したことを図示することができた.
  • 渡辺 憲太朗, 有冨 貴道, 豊島 秀夫, 千手 昭司, 吉田 稔
    1995 年 69 巻 11 号 p. 1251-1259
    発行日: 1995/11/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    過去約10年間に当科に入院した全ての肺気腫症患者の入院時に喀痰から証明される病原細菌を, 年度別, 年齢別, 肺活量 (VC) や1秒量 (FEV1.0), 動脈血酸素分圧 (PaO2), 炭酸ガス分圧 (PaCO2) などの呼吸機能別に検討した.その結果以下の結論を得た.MSSAやE. feecalis, E. cloacae, X. maltophiliaなどが喀痰から検出される群の肺活量や1秒量はS. pneumoniaeB. catarrhalis, H. influenzaeが検出される群に比して低値であった.またPaO2やPaCO2を検討した結果においてもMSSA, E.faecalis, X. maltophiliaなどが検出された群のPaO2は低く, PaCO2は高い傾向にあった.その他Acinetobacter, E. coli, P. aeruginosaなどが検出された群の呼吸機能のパラメーターもS. pneumoniaeB. catarrhalis, H. influenzaeなどが検出された群に比して低下傾向があった.これらのことは肺気腫症の進行すなわち呼吸機能の悪化ともに検出される病原細菌がS. pneumoniaeB. catarrhalis, H.influenzaeなどから, P.aeruginosaなどのグラム陰性菌のみならず, MSSAやE. faecalisなどのグラム陽性球菌に変化することを示すものである.肺気腫の進行の予防や急性増悪時の抗生物質治療においてこれらの事実に留意しなければならないことを示唆している.
  • 上気道MRSA定着の有無による比較検討
    真崎 宏則, 吉嶺 裕之, 中西 俊裕, 宮田 佳奈, 出川 聡, 高橋 秀彦, 黒木 麗喜, 井口 和幸, 森本 浩之輔, 貝田 繁雄, ...
    1995 年 69 巻 11 号 p. 1260-1268
    発行日: 1995/11/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    当院内科老人病棟においてMRSAが各種感染症の起炎菌として増加したため, 1991年10月より気道, 褥瘡および環境に重点を置いた本格的院内感染防止対策を開始し現在も継続している.対策の継続により菌血症および院内肺炎が明らかに減少しているが, 老人病棟におけるMRSA保菌 (定着) 者の院内発生は依然として月に数名みられ, 上記以外でMRSAが定着しやすい部位を明らかにする必要性を感じた.
    今回対策継続中の1993年12月から1994年6月までに老人病棟入院患者で原則として化学療法が行われていない時期の胃液および腸管内細菌叢を調査し, 上気道におけるMRSA定着の有無と胃腸管内細菌叢におけるMRSA定着の関係について検討を試みた.
    MRSAはMRSA保菌者群 (胃液定量培養施行10例14回) において1回のみ (7.1%) 検出されたが, MRSA非保菌者群 (胃液定量培養施行8例10回) では全く検出されなかった.腸管内細菌叢は, MRSA保菌者群 (便定量培養施行22例38回) およびMRSA非保菌者群 (便定量培養施行21例25回) でMRSAは1回も検出されなかった.今回の検討から化学療法が行われていない老人病棟入院患者の便を介したMRSAの院内汚染, 院内伝播の可能性はかなり低いものと推察された.
  • 信国 圭吾, 河原 伸, 永礼 旬, 藤田 裕子
    1995 年 69 巻 11 号 p. 1269-1271
    発行日: 1995/11/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    purple urine bag syndrome (PUBS) の5症例を経験した.5症例のうち4症例で尿中インジカンが陽性であり, そのうち3症例でインジカン含有培地において着色現象が再現され, Klebsiella pneumoniae, Pseudomonas aeruginosa, Enterococccus aviumが尿中インジカン存在下で着色現象の原因となっているものと考えられた.しかし, 尿中インジカン陰性の1症例を含む2症例では着色現象が再現されず, 一部のPUBS症例の着色現象には尿中インジカンが関与していない可能性が示唆された.
  • 北条 聡子, 藤田 次郎, 根ケ山 清, 大西 隆行, 徐 光, 山地 康文, 岡田 宏基, 高原 二郎
    1995 年 69 巻 11 号 p. 1272-1277
    発行日: 1995/11/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    MRSAによる院内感染症は現在社会問題にもなっており, その対策は重要な課題である.院内感染症の証明にはMRSAの正確なタイピングが必要不可欠である.前回我々はAP-PCRを用いたMRSAのタイピングを確立した.今回, AP-PCRによるタイピングの臨床的有用性を検討する目的で当院入院中の患者の上気道より分離されたMRSA株を対象にAP-PCRによるタイピングを試みた.また, 薬剤感受性, pulsed-field gel electrophoresis, プラスミド分析も併せて行い, AP-PCRによるタイピングの結果と対比した.当科で多発したコアグラーゼIV型のMRSA株は同一のパターンを示し, 院内感染であることが示唆された.一方, コアグラーゼII型のMRSA株は様々なパターンを示し, 単純な院内感染ではないことが示唆された.AP-PCRによるタイピングはMRSA型別に臨床的にも有用と考えられた.
  • 近藤 真規子
    1995 年 69 巻 11 号 p. 1278-1285
    発行日: 1995/11/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    6カ月以上3'-azido-3'-deoxythymidine (AZT) を投与した患者9名からhuman immunodeficiencytype-1virus (HIV-1) を分離し, AZT耐性に関与する逆転写酵素 (RT) 遺伝子の4カ所のアミノ酸 (Asp67, Lys70, Thr215, Lys219) にいて解析した.その結果, 9名中7名にこれら4カ所のアミノ酸いずれかが変異しているクローンが検出された.これら7名から得られた合計41クローンの内40クローン (97.6%) に215番アミノ酸のTyrあるいはPheへの変異が認められ, この変異は他の3カ所のアミノ酸の変異に比べ最も高率であった.
    また, AZT1μMの存在下で培養できたAZT耐性株から得られた合計22個のクローンも4カ所のアミノ酸いずれかが必ず変異しており, 特に215番アミノ酸の変異は全てのクローンに認められた.
    次に一人の患者のAZT投与前から投与後にかけて経時的にHIV-1を分離し, RT遺伝子を解析した.AZT投与前に得られた分離株には4カ所のアミノ酸いずれにも変異は認められなかったが, 投与2カ月後には70番アミノ酸がArgに変異したクローンが優勢となった.AZT投与6カ月以上を経過するとほとんどのクローンで215番アミノ酸がTyrに変異しており, これら分離株はAZT1μM存在下で培養が可能であった.
    215番アミノ酸の変異は, 他の3カ所のアミノ酸の変異が1コドン内1塩基置換であるのに対し2塩基置換であり, 比較的確率の低い変異にもかかわらず, 全てのAZT耐性株に認められることから, このアミノ酸の変異はAZT耐性に最も重要であることが確認された.
  • 八柳 潤, 齊藤 志保子, 森田 盛大
    1995 年 69 巻 11 号 p. 1286-1293
    発行日: 1995/11/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    1991年6月から1994年11月の間に, 秋田県で6例の散発的VTEC感染事例が確認された.これらの事例から分離されたVTECの血清型, VT型, eae遺伝子と60MDaプラスミドの保有状況, およびCVD419プローブ反応性について検討した.
    分離株は, 5株が0157: H7であり, うち2株がVT-1とVT-2遺伝子を保有し, 残り3株はVT-1とVT-2vh遺伝子, VT-2遺伝子のみ, VT-2vh遺伝子のみを保有する株であった.1株はO26: NMでVT-1遺伝子保有株であった.
    VTECのeae遺伝子を検出するためのプライマーとしてEA-1およびEA-2を設計した.このプライマーを使用したPCR法により, 6株のVTECの全てにeae遺伝子が検出されたが, このことは, eaeプローブを使用したドットプロットハイブリダイゼーションによっても確認された.6株のVTECは全て約60MDaのプラスミドを保有し, これらのプラスミドはサザンプロットハイブリダイゼーションによりCVD419プローブとハイブリダイズすることが示された.以上の結果は, eae遺伝子および60MDaプラスミドがVTECのヒトに対する病原性発現機構で何らかの役割を果たしているという考えを支持するものと考えられた.
    6株のVTECのVT型とプラスミドプロファイルが異なることから, これらの株は異なる感染源に由来するものと推定されたが, 具体的な感染源は不明であった.
  • 金子 通治
    1995 年 69 巻 11 号 p. 1294-1301
    発行日: 1995/11/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    1985年4月から1994年12月までの10年間の山梨県での散発下痢症患者由来のサルモネラ1,242株について, その血清型, 薬剤感受性, 年月別および年齢・性別の分離頻度について検討した.
    血清型は54種類に分類された.最多血清型は1989年から急増したSalmonellaser-Enteritidis492株, 39.6%であった.次いで分離頻度の高かった血清型はS.Typhimurium206株, 16.6%, S.Oranienburg59株, 4.8%, S.Hadar57株, 4.6%, S.Litchfield55株, 4.4%の順であった.山梨県内ではヒト由来株として初めてS.Stanleyville, S.Hartford, S.Rissen, S.Chinco1, S.Gaminara, S.Hvittingfoss, 8.Poonaなどが分離され, 血清型の多彩化が目立った.年別では1989年が最多で238株, 19.2%, 次いで1994年193株, 15.5%, 1993年146株, 11.8%の順であった.月別では8月が263株, 21.2%と最も多く, 9月17.1%, 10月12.0%とつづき夏期から秋口に集中していた.患者の年齢別をみると, 9歳以下の乳幼児, 小児からの分離例が多く, とくに0~4歳までの乳幼児に多かった.2歳児16.5%, 1歳児15-4%, 4歳児11.4%, 3歳児10.7%, 0歳児10.4%であった.性別は, 男からの分離例が58.0%と女より多くみられた.耐性株は1,242株のうち776株, 62.5%であり, 最多耐性型はSM1剤耐性型であった.これは分離株数として最も多かったS.EnteritidisのSM1剤耐性株の多さによった.また, S.Typhimurium, S.Hadar, S.Blockley, S.Chaileyなどは, その血清型によって耐性の型が限定されるという特徴があった.食中毒事件とならないものの, 散発下痢症患者由来のサルモネラの監視は, その時期, 季節における流行血清型が把握でき, サルモネラ症を予防するうえでの重要な疫学的基礎資料となることが示唆された.
  • 清水 健, 長谷川 潔, 三橋 容子, 小島 真二, 石川 賀代, 林 直諒, 沢田 拓士
    1995 年 69 巻 11 号 p. 1302-1306
    発行日: 1995/11/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    A 60-year-old male who had been suffering from liver cirrhosis was admitted to our hospital with high grade fever accompanied by right chest pain. Chest X-rays revealed a moderate amount of pleural fluid suggesting pleuritis. P. multocida was isolated from the blood culture as well as the pleural fluid. Antibiotic therapy was initiated according to the drug susceptibility of the isolates. Ten days treatment was effective on the cessation of both septicemia and the clinical symptoms.
    Since the patient had been bitten several times by his own pet cats, their mouth swabs were taken for pathogenic investigations. Serotypes of the cats' isolates coincided with that of the patient's which consequently indicated the route of infection.
    P. multocida is a Gram negative coccobacillary organism that resides as normal flora in the oral cavity of animals, including dogs and cats. It has been originally known to be a causative agent for hemorrhagic septicemia in domestic animals. However, recently, reports of P. multocida infections in man has been increasing due to the enlargement of pet populations. Although outbreaks of septicemia is rare, it occurs most ofetn in immunologically compromised hosts, including patients with liver cirrhosis as in this case.
    Therefore, it is important to initiate an urgent antibiotic therapy in such cases. Overall, it is of utmost importance to instruct immunosuppressed patients to avoid excessive exposure to animals including pets.
  • 二木 芳人, 吉田 耕一郎, 玉田 貞雄, 宮下 修行, 橋口 浩二, 小橋 吉博, 岸本 寿男, 中島 正光, 松島 敏春
    1995 年 69 巻 11 号 p. 1307-1311
    発行日: 1995/11/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    A seventy-one year old male with pemphigus vulgaris and treated with steroid therapy for long periods of 7 months was suffered from invasive pulmonary aspergillosis.
    He complained of a productive cough and the chest X-p indicated a mild infiltration shadow in his both lungfields. He was treated by intravenous antibiotics and no clinical improvement was observed.
    Two days after the onset of the clinical respiratory symptoms, he was transferred to the division of respiratory diseases and the diagnosis of aspergillosis was confirmed by serological and histopathological studies on the same day. Intravenous amphotericin B and oral itraconazole administrations were started immediately after the diagnosis was made. However, the progression of the disease was so rapid and his immune condition was too weak to respond to the treatment. The overall clinical course of the case was extremely short only 5 days.
  • 川上 康修, 林 純, 藤崎 智明, 谷 良樹, 柏木 征三郎, 山家 滋
    1995 年 69 巻 11 号 p. 1312-1315
    発行日: 1995/11/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    We report a case of dermatomyositis (DM) in a 15-year-old female with toxoplasmosis after ingestion of raw bovine liver. Facial erythema and cervical lymphadenopathy preceded myalgia and muscle weakness of the extremities. The diagnostic criteria of DM was fulfilled because of symmetrical and proximal dominant muscle weakness, elevation of myogenic enzyme (CPK, GOT, LDH, myoglobin, aldorase), myogenic pattern of electromyogram, skeletal muscle biopsy showing interstitial myositis with mild destruction of muscle fiber, and facial erythema. Immunological findings showed IgG anti-toxoplasma antibody to be 1340 IU/ml and IgM to be 7.0 (Cut off index 0.7), suggesting acute toxoplasmosis. Treatment with prednisolone for DM and acetylspiramycin for toxoplasmosis was successful. Toxoplasmosis should be considered as a possibility in patients with myositis.
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