素練ロールのロール間隙_??_
y, 回轉比ε, 素練温度θ°Cを変えて素練すると素練ゴムの重合度
Pの素練回数
zによる変化は実驗的に次式で表わされる。
d(1/P)/dz=k(1/P
∞-1/P)
即ち各條件により素練限界
P∞があり、恒数
kと共にこれらは條件により変る。ロール中に於けるゴムの変形には塑性変形と彈性変形とがあるが、この中彈性変形に比例してゴム分子の分裂が起るとして計算すると上の実驗式と同じ形の理論式が得られる。この場合
k, P∞は次の通りとなる。
k=KaWRω(1-ε)G/Nl_??_y(A-Bθ)
1/P
∞=A-Bθ/_??_y
ここに
k'は恒数 (高分子の種類により変るのみ)、
R,ω, ε, _??_
yはロールの半径、角速度、回轉比、間隙、
lはゴムシートの幅、
Gはゴムの彈性、
A,Bは恒数、
Nはアボガドロ数である。これより素練限界の重合度
P∞はロール間隙_??_
yの小さい程又温度θの低い程有効で低温薄通しが有効である。然し素練速度はロール間隙_??_
yの小さい程大きいが温度θが低いと却つて小さくなる。
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