日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
62 巻, 2 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 片山 誠二
    1989 年62 巻2 号 p. 65-73
    発行日: 1989年
    公開日: 2008/04/16
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  • 中村 研八
    1989 年62 巻2 号 p. 74-83
    発行日: 1989年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
  • アクロン大学高分子工学センター
    中島 伸之, 森川 明彦
    1989 年62 巻2 号 p. 84-86
    発行日: 1989年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
  • 伊藤 政幸
    1989 年62 巻2 号 p. 87-92
    発行日: 1989年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    放射線照中に連続法と断続法の化学応力緩和を測定し, おのおのの緩和速度を求め, これらの値から架橋と切断のG値を求めた.
    試料はテトラフルオロエチレンープロピレン共重合体を電子線によって架橋した純ゴムである.
    100°CにおいてCo-60γ線を照射しながら化学応力緩和を測定し, その結果を解析して架橋と切断のG値を求め, 0.88と1.89とを得た. 一方, 同じ照射条件のもとで Charlesby-Pinner plont によってこれらの値を算出すると, 1.22と2.54が得られた.
    同じ試料について酸化反応が起きない環境, すなわち窒素ガス中で放射線を照射しながら化学応力緩和を測定し, 架橋と切断のG値を求めると1.58と0.24であり架橋が切断反応をうわまわることが明らかとなった. この環境で Charlesby-Pinner 法で求めると1.11と0.22であり, 両方法で求めた値はその測定方法が全く異なるにも関わらず比較的よく一致する.
  • 1989 年62 巻2 号 p. 92
    発行日: 1989年
    公開日: 2008/04/16
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  • 伊藤 政幸
    1989 年62 巻2 号 p. 93-97
    発行日: 1989年
    公開日: 2008/04/16
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    本報では放射線の照射によってゴム分子鎖に切断と架橋とを任意の量加えることによって, 網目鎖の構造を変え, その結果が Mooney-Rivlin プロットにどのような影響を与えるかを調べる.
    試料として放射線の照射による切断と架橋の効率(G値)が明らかになっているテトラフルオロエチレンープロピレン共重合体を選んだ.
    応力とひずみとの関係はS-S曲線から求めた.
    (1) 電子線の照射によって架橋密度が高くなる場合. この場合には, 線量と共にC1は増加し, C2は低下する.
    (2) 架橋した試料に100°Cでγ線を照射して網目鎖を切断するとC1もC2も低くなる.
    (3) 架橋した試料の平均網目鎖密度が変化しないように100°Cでγ線を60kGy照射し, 次に電子線を40kGy照射する操作を繰り返した場合, この操件の繰り返しによってゲル分率や膨潤比はある値に収れんする. しかし, C1はやや高くなり, 一方C2は低くなる.
    以上, いずれの場合にもC2は低下することが明らかになり, C2は有効網目鎖の長鎖相互いの絡み合いによって発現することが示唆された.
  • 藤本 邦彦, 高原 浩行, 御船 直人
    1989 年62 巻2 号 p. 98-106
    発行日: 1989年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    粒子界面とゴム分子鎖との結合が強く粒子間連結ゴム分子鎖の存在するカーボンブラック粒子分散SBR複合系について, 比重, 膨潤網目密度, 静的弾性率, 弾性構成成分, 動的弾性率, 力学的損失係数, 力学分散温度, 分散点力学的損失係数, A相及びC相のスピンースピン緩和時間, C相容積分率などの諸物性値の粒子濃度依存性について検討し, (1)粒子濃度曲線は2つの変曲点を有する曲線となり, 第1変曲点は粒子分散構造の相転移, 第2変曲点はエントロピー弾性成分とエネルギー弾性成分の混成系からエネルギー弾性成分のみの単一系に転移することに基因する. (2)物性の粒子濃度曲線は(a)粒子量の1次関数, (b)粒子量の2次関数, 及び(c)物性の対数値が粒子量の1次関数で表現される3つの形式に分類されることを明らかにした.
  • 阿波根 朝浩
    1989 年62 巻2 号 p. 107-114
    発行日: 1989年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    酸化劣化前後のカーボン配合ゴムの破断伸長比λbと100%引張応力M100から, 劣化に対する架橋と主鎖切断の寄与を分離する方法について考察した.
    加硫剤変量で架橋密度νを変えた無定形ゴムに対し, λb∝ν-0.75の指数則が成立し, M100はνに比例するから, λbM100との間にも同様な関係が成立する. 低温で酸化劣化したゴムにもこの指数則を適用できるが, 高温劣化では適用不能であった. その理由を, 指数則は実際にはλbと架橋点間セグメント数nとの関係を表すもので, 主鎖切断が起こりnとνとの関連が断たれると成立しなくなるためと考えた. 主鎖切断に関係なくnは架橋で決るから, この考えにより, λbの変化から指数則を用いnの変化をもたらした架橋の程度がわかる. 主鎖切断は架橋によるνの増加と実測の変化との差と考えられる. この方法で, NR系トレッドゴムの酸化によるM100の変化速度を架橋と主鎖切断の寄与に分離し, その温度依存性を調べ, 取扱いの合理性を裏づける結果を碍た.
  • 1989 年62 巻2 号 p. 115-116
    発行日: 1989年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル 認証あり
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