日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
38 巻, 1 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 鈴木 武夫
    1965 年 38 巻 1 号 p. 1
    発行日: 1965/01/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
  • 国沢 新太郎
    1965 年 38 巻 1 号 p. 2
    発行日: 1965/01/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
  • 尾山 和勇
    1965 年 38 巻 1 号 p. 3
    発行日: 1965/01/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
  • 宮本 宗一, 鷲見 保俊, 藤本 典秀
    1965 年 38 巻 1 号 p. 4-6
    発行日: 1965/01/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    ゴム中におけるナイロンタイヤコードの疲労の研究の一環として疲労したフィラメントを顕微鏡で観察した.
    疲労試験機により疲労切断したフィラメントの先端附近には, 一定角度をした縞模様が多数観察された.タイヤ中の疲労切断したフィラメントにも同様な縞が多数観察されたが, 試験機により生じたものとは角度, 密度, 程度が異なる.これは応力のかかり方が異なる結果であると思われる.また, タイヤ中においては, 特に圧縮ヒズミが主にかかる内側プライに多数観察された.
    Zaukeliesは大きな圧縮ヒズミが与えられたときに結晶のすべりによりkink bandが生ずると報告している.我々の観察した縞も彼のkink bandと似ている.この縞が生長し, 欠陥部の増大を導き疲労が進行するものと思われる.
  • SBRおよびNBRとアタクチックポリプロピレンとの混合について
    飯野 博一, 司 雅博, 楠葉 祐太郎, 長船 達也, 箕浦 有二
    1965 年 38 巻 1 号 p. 7-12
    発行日: 1965/01/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    ジェン系ゴムのなかで極性基を含むものとしてSBRおよびNBRを選び, これらとアタクチックポリプロピレンとの混合系についてもろもろの問題を検討した.混合比率は重量割合で100/0, 95/5, 90/10, 85/15, 80/20, 75/25とし, 混合法はロール混合で行なった.混合ゴムについては, 溶液相分離および位相差顕微鏡で混合状態を観察し, 配合ゴムおよび加硫ゴムについては, ムーニー粘度, ミル収縮, 物理強度およびトルエン膨潤率などの特性値を測定した.この結果次のことが明らかになった.
    混合状態はミクロヘテロジニアスであり, 溶液相分離も明瞭に認められた.
    未加硫状態では, アタクチックポリプロピレンの混合比率が増大するにしたがってムーニー粘度, ミル収縮率は直線的に低下し, シートの表面状態は改良された.加硫後の物理特性では, かたさ, 引張応力, トルエン膨潤率にはほとんど変化が認められなかったが, 引張強さ, 伸び, 引裂強さ, 反発弾性などは直線的に低下した.
  • カーボンブラック粒子表面からのグラフトポリマーの生成
    大北 熊一, 北原 紀子, 山崎 朋三
    1965 年 38 巻 1 号 p. 13-22
    発行日: 1965/01/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    粒子の小さいオイルファーネス法のブラック存在下でスチレンの熱重合を行なうと, ベンゼン, トルエンあるいはトリクレンなどに良分散性を示すカーボンブラック・グラフトポリマーの成生が認められるが, 粒子表面に酸素含有基の多いチャンネルブラックを用いると性状のすぐれたものが得られず, スチレンは反応系で単独に重合する傾向が強い.
    なお, 粒子の小さいファーネスブラックでも, あらかじめ, その粒子表面を熱硝酸や過酸化ベンゾイルなどで処理するか, あるいは不活性ガス中で1,500℃で加熱処理を行った場合には, それらの粒子表面からグラフトポリマーが生成しにくい.
    ところで, 反応系へ過酸化ベンゾイルを重合開始剤として加えると, その分解に由来する遊離基とブラック表面との結合反応が優勢で, スチレンのグラフト重合がいちじるしく妨害される.
    一方, モノマーとしてアクリロニトリル, 酢酸ビニルあるいはメチルメタクリレートなどを選ぶと, たとえファーネスブラックの存在下でも, 単なる熱重合の方式によっては, のぞましいグラフトポリマーが得られない. このような系ではα, α'-アゾビスイソブチロニトリルを重合開始剤に用いると, 適当な零囲気の下で, 有機溶媒中へ良分散性を示すグラフトポリマーが得られ, 反応も比較的すみやかに進む.
    カーボンブラック・スチレングラフトポリマーを一つの素材として眺めるときには, ポリマーそのものに由来するもろさのため, 他のモノマーとの共重合がのぞましい.とくに, ラウリルメタクリレートをスチレンのコモノマーに選ぶと, もろさがなくなり, 極性面に対する接着性もよくなるが耐熱性に劣る。これに反し, アクリロニトリルを選ぶと, 耐熱性は向上するが, もろさは改善されない。
  • 郷田 兼成, 山本 賢一
    1965 年 38 巻 1 号 p. 23-28
    発行日: 1965/01/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
  • 小林 隆司
    1965 年 38 巻 1 号 p. 49-61
    発行日: 1965/01/15
    公開日: 2009/10/16
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  • 1965 年 38 巻 1 号 p. 62-63
    発行日: 1965/01/15
    公開日: 2010/05/07
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    加硫促進剤を2種あるいはそれ以上併用することにより得られる併用効果についてはすでによく知られているところであります.現在この併用効果をねらった混合系加硫促進剤がその使用日的に応じ数多く市販されており弊社におきましてもノクセラーMix No.1・ノクセラーMix No.2・ノクセラーMix No.3を始めノクセラーU・ノクセラーF・ノクセラー21など一連の混合系加硫促進剤を発売いたしております。なかでもノクセラーMix No.1・ノクセラーMix No.2・ノクセラーMix No.3はいずれも酸性促進剤であるノクセラーMまたはノクセラーDMに対し塩基性促進剤であるノクセラーHを組み合わせたものなので, かなり強い加硫促進力を示し, しかもこれら混合系加硫促進剤の組成であるノクセラーMまたはノクセラーDM単独使用の場合よりはるかに優れた平坦加硫性を有しております。
    このほど, これら3種の混合系加硫促進剤をとりあげその使用上の特徴を再検討する意味で一連の実験を計画しました.そこでここで得られた実験結果を順次報告し皆様の御参考に供したいと思います.
    なお, 今回はこの3種の混合系加硫促進剤のほかにこれらの共通組成促進剤であるノクセラーHのかわりにノクセラーDを組み合わせた試料3種についても同じような実験を行ない, 計6試料についての実験結果を比較することにより初期の目的である各混合系加硫促進剤の使用上の特徴もより一層明瞭になるものと思います。
  • 井本 稔
    1965 年 38 巻 1 号 p. 72-92
    発行日: 1965/01/15
    公開日: 2010/02/05
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