複合劣化に耐えうるNBR加硫物を製造する目的から, 加硫性と抗酸化性の機能をもつ2-R-4,6-ビス(4-モルホリニルポリチオ) 1,3,5-トリアジン (加硫性抗酸化剤, R: -NHC
6H
4NHC
6H
5, -N(C
3H
7) C
6H
4NHC
6H
5, -N(C
6H
5)C
6H
4NHC
6H
5, -NHC
6H
2(t-C
4H
9)
2OHなどの抗酸化性基) を合成し, NBRに対するこれらの加硫反応性を加硫パラメータ(
k, t0, f
m-f
0, Δ
E), 加硫性抗酸化剤の結合率, 及びモノスルフィド加硫鎖の生成割合に関して検討した. 加硫パラメータと結合率は加硫性抗酸化剤の量, 抗酸化性基の種類, 硫黄鎖数, 加硫促進剤及び硫黄などの影響を受けた. MBTSは抗酸化性基の結合率を高めるのに有効であるが, モノスルフィド加硫鎖の生成率に関してはあまり有効ではない. しかし, TMTMは結合率には関係ないが, モノスルフィド加硫鎖の生成率を高めるのに有効であった.
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