日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
38 巻, 12 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • ゴムと熱可塑性樹脂のブレンドに関する研究 (第11報)
    井本 稔, 箕浦 有二, 後藤 邦夫, 矢部 暉, 滝宮 優, 安藤 勇, 今熊 勇平, 剣菱 浩, 藪田 司郎, 日高 隆, 小室 経治, ...
    1965 年 38 巻 12 号 p. 1073-1079
    発行日: 1965/12/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    各種ゴム (SBR, BR, IR, IIR) と重合法 (高圧法, 中圧法, 低圧法) のことなるポリエチレンを種々の割合でロールブレンドし, イオウ加硫して得た加硫物の諸性質を検討した.
    その結果, ポリエチレンは各種ゴムに対しすぐれた低比重補強材となりうることを知った.その補強効果は低圧>中圧>高圧の順に大きく, 各種ゴムについては, IIRに対する効果が最も工業的にも意味のあるものであることを知った.
  • ゴムと熱可塑性樹脂のブレンドに関する研究 (第12報)
    井本 稔, 箕浦 有二, 後藤 邦夫, 矢部 暉, 滝宮 優, 安藤 勇, 今熊 勇平, 剣菱 浩, 藪田 司郎, 日高 隆, 小室 経治, ...
    1965 年 38 巻 12 号 p. 1080-1085
    発行日: 1965/12/15
    公開日: 2010/02/05
    ジャーナル フリー
    SBR/ポリエチレンブレンド物の有機過酸化物加硫について, イオウ加硫との比較, および過酸化物にイオウを併用した場合の加硫物の諸性質を比較検討した.その結果, (1) PO加硫においてもSBR/ポリエチレンのブレンド比と諸性質の間には直線関係がある. (2) SBRの多いブレンド比ではイオウ加硫, PE量の多いブレンド比ではPO加硫がすぐれている. (3) 明らかにPEが架橋にあずかっていることをみとめた.
  • 山田 三郎衛, 服部 嘉浩, 永松 一夫, 佐武 邦夫
    1965 年 38 巻 12 号 p. 1086-1093
    発行日: 1965/12/15
    公開日: 2010/02/05
    ジャーナル フリー
    ポリブタジェン (以下PBと略す.低シス2種, 高シス3種), NR, SBRおよびそれらの50/50ブレンド系について, 各種PBの特性の比較および分散状態を調べた.
    トレッド配合物について粘弾性はVibron II型 (3.5cps, -140~+200℃), 結晶性はdilatometry (-80~+30℃) で測定した.その結果次の諸点が認められた.
    (i) 高シスのPBは加硫物でも結晶化するが, 結晶化温度は生ゴムに比してかなり低い.かつシス含有量の違いにより結晶性に大きな差違がある.低シスのPBは生ゴム, 加硫物ともに結晶しない.
    (ii) いずれのPBもNRとは完全には相溶しないが, 低シスの方が高シスより相溶性にとむ.NRとのブレンド系においても高シスPBは結晶化がみとめられる.
    (iii) NRとのブレンド系ではNRが構造の主体 (連続相) をなすと思われる.
    (iv) SBRとのブレンド系では, 高シスの一種を除いては相溶する.
    (v) SBRとのブレンド系でも高シスPBでは尚結晶化がみとめられるが, SBRブレンド系はNRブレンド系に比してすくない.
  • ロールによる高分子の崩壊 (第2報)
    藤井 栄麿
    1965 年 38 巻 12 号 p. 1094-1099
    発行日: 1965/12/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    可塑化ビニルポリマー (PMMA, PVC) の熱ロール素練りを行ない, ロール間隙および回転比のポリマーの機械的分裂に及ぼす影響を検討して以下の知見を得た.
    ポリマーの機械的分裂速度は一般式として次式で示される.-dp/dt=k (Pt-Pl) n, nはポリマーの種類により変化する.PVCについては後藤らの結果のようにn=1が適合する.PMMAではn=2が良く適合し次式で示される.-dp/dt=k (Pt-Pl) 2
    間隙の影響は大きく, 分裂はほぼ間隙に逆比例して増大する.
    回転比の影響は間隙に比べ小さく, 実用範囲のロール回転比では分裂にそれほど大きな影響はない.
  • 加硫促進機構に関する研究 (第1報)
    薊 忠重, 閑 春夫
    1965 年 38 巻 12 号 p. 1100-1106
    発行日: 1965/12/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    有機加硫促進剤のテトラメチルチウラム-ジサルファイド (TT), テトラメチルチウラム-モノサルファイド (TS) および2-ベンゾチアゾリル-ジサルファイド (DM) 中のイオウと元素イオウとの交換反応について, 放射性イオウを使用して, キシレン溶液の均一系で実験した.ビス型促進剤のTTおよびDMには誘導期がある, これは反応において (1) S-S結合が熱解離してラジカを生成し, (2) このラジルカルと元素イオウとが交換する2段階が律速であるとみられる.TTとDMにおけるS-S結合の解離はTTのほうが容易である, そのためにTTのほうが早期に変曲点があらわれる.交換反応の変曲点における反応速度からラジカルと元素イオウとの交換反応の活性化エネルギーを求めるとTT 30 kcal/mol, DM 23 kcal/molである.TSの交換反応はC-S結合が解離してラジカルを生成し, 反応初期においてはこのラジカルと元素イオウが交換したTSを生ずるが, 次第にこのラジカルにイオウ原子1個が付加してTTを生ずるようになる.
  • 木村 滋章
    1965 年 38 巻 12 号 p. 1107-1114
    発行日: 1965/12/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
  • 小林 隆司
    1965 年 38 巻 12 号 p. 1115-1127
    発行日: 1965/12/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
  • 1965 年 38 巻 12 号 p. 1128-1129
    発行日: 1965/12/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル 認証あり
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