日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
43 巻, 2 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 岩倉 義男
    1970 年 43 巻 2 号 p. 81-92
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
  • 高橋 明, 島田 孝行
    1970 年 43 巻 2 号 p. 93-101
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
  • 伊奈 勉, 黒沢 俊英, 松浦 浩
    1970 年 43 巻 2 号 p. 102-106
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    アクリル酸エチル (EA)-2クロロエチルビニルエーテル (CEVE) 共重合体 (EA/CEVE=95/5) をアセトン (溶剤)-ヘキサン (沈殿剤) 系で逐次分別沈殿法により分子量分別し各区分の分別物の溶液粘度をアセトンおよびsec-ブチルアルコール (sec-BuOH) を溶媒とし求めた. 分子量をトルエンを溶媒とし浸透圧法で求め, 極限粘度数-分子量の関係を次のように決定した.
    [η]=0.764×10-3Mn0.5(sec-BuOH 34.5°C)
    [η]=0.210×10-3Mn0.65(Acetone 30°C)
    sec-BuOHを溶媒として, 浸透圧の第2ビリアル係数と温度の関係からθ温度を求め34.5°Cと決定した.
    アセトン30°Cの粘度式は, 住友ら1)が求めたEAホモポリマーの粘度式と類似したものであった.
  • 伊奈 勉, 黒沢 俊英, 小松 哮, 高岡 恒郎
    1970 年 43 巻 2 号 p. 107-110
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    エチルアクリレート-2クロロエチルビニルエーテル(95:5)共重合体を, オープンロールで各種条件下で素練りした. その結果, 素練りにより試料のアセトン溶液の極限粘度数は素練り時間と共に減少し, ロール温度が低いほどその効果が著しかった.
    原試料と素練り試料 (20°C×5分および50分) の分子量分布曲線は, カラム分別法により決定した. そしてその分子量分布曲線の広がりを次式から得られる統計学的パラメーター“μ2”で検討した. その結果, 素練り時間Mw/Mn=1+μ2/Mn2と共に分子量分布は次第に狭くなっていることが明らかとなった.
  • 佐武 邦夫, 曾根 富穂, 浜田 稔
    1970 年 43 巻 2 号 p. 111-117
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    EPDMのタイヤを試作するに際しての製造工程上の問題点とEPDMタイヤの性能の把握を目的として現場の加工機械を用いてEPDMのタイヤを試作し, 実走試験を行なった. その結果, 試作に際しての最大の問題点は未加硫時の粘着力の不足であることがわかった. また, 今回用いたEPDMでは, 耐摩耗性はSBR/BRの市販のコントロールに比較して約10%劣っており, グルーブクラック, オープントレッドスプライス (open tread splice) の問題は起らず, サイドウォール部のオゾンによるき裂は皆無で, コントロールタイヤよりも明らかにすぐれていた.
  • 佐武 邦夫, 曾根 富穂, 浜田 稔
    1970 年 43 巻 2 号 p. 118-123
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    EPDMのトレッドポリマーとしての特性について主に耐摩耗性に重点をおいて検討した.
    各種EPDMの実験室的検討および実走試験の結果から, EPDMの耐摩耗性はポリマームーニ粘度のほかにエチレン含量に大きく左右され, ポリマームーニ粘度およびエチレン含量が高いと耐摩耗性は向上するが逆に常温での可塑性が低下し, タイヤの成形時の加工性が悪くなることがわかった. したがって, ポリマーの選定にあたっては両者のつり合いを充分考える必要がある. 今回検討したEPDMの中では1,4-ヘキサジエンを第3成分としたものが最も耐摩耗性, 加工性などのバランスがとれているが, これが第3成分による差か, それとも分子量分布など他の要因に基づくものかはさらに検討する要がある. EPDMのウェットスキッド抵抗は実験室的検討の結果ではSBRよりも劣っているが, 氷上でのスキッド抵抗はややすぐれているようである. 耐屈曲き裂抵抗も第3成分の種類によりかなり異なり, 今回用いたEPDMの中では1,4-ヘキサジエンを第3成分とするものが比較的すぐれている.
  • 渡辺 隆, 桜本 裕助, 和田 好正, 高橋 芳彦, 石田 興史郎
    1970 年 43 巻 2 号 p. 124-129
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    o,p-アミノチオフェノール [o, p-SH], o, p-ジアミノジフェニルモノスルフィド [o, p-S], o, p-ジアミノジフェニルジスルフィド [o, p-SS] などのチオアニリン類のケトン化物について, そのオゾン劣化防止能をポリイソプレンゴム溶液と共存させた場合のオゾンによる粘度低下防止能とSBR配合物におけるオゾンき裂防止能を測定した. その結果, チオアニリン類がほとんど粘度低下防止能を示さないにもかかわらず, これらのアセトン化物はいづれも高い効果を有し, その序列はp-S>o-SS=p-SS≥o-S〓p-SH=o-SHとなった. しかしジスルフィド類のゴム配合物のオゾンき裂防止効果はあまり認められず加硫中におけるS-S結合の開裂が考えられた. また最も効果的であったp-Sを用いケトン類の検討を行なったところ, MEK>アセトン〓MIBKとなり, 後者の効果が低下するのはケトン化物の構造が異なるためであろうと考えた. またアニリンおよび芳香族アミン類とイオウとの反応生成物のアセトン化物についても同様な検討を行なったところ, これらのアセトン化物はかなりの粘度低下防止能を有していることが認められ, 特にアルキル基やアルコキシル基を含んだ芳香族アミンとイオウとの反応生成物のアセトン化物がきわめて効果的であることが認められた.
  • 渡辺 隆, 今村 州男
    1970 年 43 巻 2 号 p. 130-139
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    ベンツアゾール系誘導体の劣化防止効果を評価するため各種アミノベンゾチアゾール誘導体, アニリノベンツアゾール誘導体, 置換アニリノベンゾチアゾール誘導体等について, 酸化劣化防止能をNR配合物の酸素吸収量, および試験管式熱老化試験により, またオゾン劣化防止能を粘度低下防止率とSBR加硫物のオゾンき裂発生状況で側定した.
    その結果
    1. 酸化劣化に対するアゾール基の影響はオキサゾール, チアゾール, イミダゾール誘導体の順に効果の増大が認められたが, オゾン劣化の場合にはオキサゾール, チアゾールはほとんど効果を示さず, イミダゾール誘導体がわずかに効果を示したのみでO, S, N原子の酸化劣化, オゾン劣化に対する挙動が明らかになった.
    2. アルキルアミノベンゾチアゾール誘導体は酸化劣化, オゾン劣化とも効果を示さなかった.
    3. 置換アニリノベンゾチアゾール誘導体はオゾン劣化に関しては効果を示さなかったが酸化劣化についてはいずれも効果を示しその置換基効果はハメット則に準拠することが認められた.
    4. N原子を含む核置換基を有するアニリノベンゾチアゾール誘導体はオゾン劣化防止効果を示し, 置換基中のN原子がオゾンとの反応に関与していることが明らかとなった.
  • 渡辺 隆, 高橋 芳彦, 岩田 正弘
    1970 年 43 巻 2 号 p. 140-145
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
    置換アルキル基としてメトキシプロピル基およびジメチルアミノプロピル基を選び, 置換アルキル-p-アミノフェノールおよび置換アルキル-p-フェニレンジアミン誘導体を合成し, これらのクロロホルム溶液中におけるオゾン吸収量およびポリイソプレンゴム溶液と共存させた場合のオゾンによる粘度低下防止能を測定した.
    その結果, N-置換アルキル-p-アミノフェノールおよびビス-置換アルキル-p-フェニレンジアミン誘導体とも, 比較試料のn-アルキル誘導体より効果の高いことが認められ, その序列は
    Me(CH2)3<MeO(CH2)3〓Me2N(CH2)3 であった.
    この場合, メトキシプロピル基の効果はn-ブチル基に比較し, わずかに良い程度であったが, 置換基中にN原子を含むジメチルアミノプロピル基の効果は, 前二者に比較し著しく粘度低下防止能を高めるのみならず, オゾン吸収量も高いことから, 置換基中のN原子がオゾンとの反応に関与していることが明らかとなった.
    また, N-ジメチルアミノプロピル-p-フェニレンジアミンのN′-アルキルおよびシクロヘキシル誘導体の置換基について検討したが, これらの置換基間での差異は認められなかった.
  • 白色配合
    大内新興化学工業株式会社
    1970 年 43 巻 2 号 p. 146-147
    発行日: 1970年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル 認証あり
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