日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
66 巻, 10 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 山口 幸一, 湯川 晃宏
    1993 年66 巻10 号 p. 695-705
    発行日: 1993年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
  • 木瀬 洋
    1993 年66 巻10 号 p. 706-719
    発行日: 1993年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
  • 戸原 春彦
    1993 年66 巻10 号 p. 720-721
    発行日: 1993年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
  • 1993 年66 巻10 号 p. 722-723
    発行日: 1993年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
  • 長鎖脂肪酸アミドの添加効果
    下村 修, 高井 嘉雄, 澤田 正實, 高橋 成年, 後藤 邦夫
    1993 年66 巻10 号 p. 724-730
    発行日: 1993年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    ポリ塩化ビニル-タルク配合系において, ベヘン酸アミドの添加が引張強度に対して著しい補強効果を示すことを見い出した. ベヘン酸アミドの最適添加量を調べたところ, 0.3 phr添加時に最大の降伏点強度を示し, 未添加時に比べると, 14MPaの強度上昇を示した. PVC-タルク配合系へのアセトアミド, あるいはN,N-ジメチルベヘン酸アミド添加の場合, 補強効果は認められず, ベヘン酸アミドの長鎖アルキル基部と末端アミドN-H水素部の双方が, 補強効果に寄与をしていると判断できた.
    PE-タルク配合系, 軟質PVC-タルク配合系, およびPU-タルク配合系それぞれにベヘン酸アミドを添加し, 長鎖アルキル脂肪酸アミドの補強効果を検討した. その結果, PE-タルク配合系の場合には補強効果が認められなかったが, 軟質PVC-タルク配合系, PU-タルク配合系においては, 特に著しいモジュラスの上昇が見られた.
  • 森 邦夫, 大石 好行, 平原 英俊, 原田 均
    1993 年66 巻10 号 p. 731-740
    発行日: 1993年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    フッ素ゴム(FKM)架橋物の表面物性を改良する目的で, 6-ジブチルアミノ-1,3,5-トリアジンチオール-2,4-ジチオール(DB), NaOH, およびテトラブチルアンモニウムブロミドからなる水溶液 (W法)とこの反応で得られるDBのアンモニウム塩のアセトン溶液(A法)でFKM架橋物の表面を処理した.
    W法における表面処理は50~95°C, 15~60分間の浸せき条件で行い, これを200°Cで20時間ポスト架橋して表面処理FKM架橋物を得た. DB反応量や反応深さは反応試薬の種類, 濃度, 温度および時間の影響を受け, 反応試薬のFKM架橋物への拡散が処理速度における律速過程であった. A法においては, アセトン溶液にFKM架橋物を浸せきして反応試薬を付着させ, その後200°Cで20時間加熱して処理は完結した.
    FKM架橋物はこれらの表面処理によって摩擦係数と固着強度を減少させるが, A法は表面物性を改良させる点で, また手軽さの点でW法が優れていた.
  • イソプレンブロック共重合体の機械的物性
    長谷 朝博, 石原 マリ, 森 勝, 奥村 城次郎, 山口 幸一
    1993 年66 巻10 号 p. 741-747
    発行日: 1993年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    水素添加スチレン-イソプレンブロック共重合体(SEPS)に繊維長3~10mmのポリエチレンテレフタレート(PET)短繊維を充てんし, 繊維を一軸方向に配向させた短繊維/SEPS複合体を作製した.複合体の引張物性への混練温度の影響はほとんど認められなかったが, 混練温度が低いほどSEPS中へのPET短繊維の分散が良好となった. ロール列理方向では, PET短繊維の充てん量が増加するとともに引張強さおよび引張応力が増大した. 未処理のPET短繊維を用いた場合, 繊維長が異なっても複合体の引張物性はほとんど変化しなかった. 酸変性水素添加スチレン-イソプレンジブロック共重合体で表面処理を施したPET短繊維を用いると, 5mmまでは繊維長が長いほうがロール列理方向における引張強さは大きくなり, 繊維長が5mmのものでは未処理のものに比べて引張強さは約40%増大した. 複合体の貯蔵弾性率はPET短繊維を充てんすることによってSEPSよりも高くなった.
  • 奥本 忠興, 本多 秀亘, 寺島 清光
    1993 年66 巻10 号 p. 748-755
    発行日: 1993年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    自動車シール用のゴム部品は車輌の高速化, 安全性向上指向に伴い耐熱性とシール特性の向上が望まれる. 特に車輌の制動系(ブレーキマスターシリンダー等)および駆動系(クラッチマスターシリンダー等)のピストンシール用ゴム部品は, マスターシリンダー液圧上昇に伴うゴム部品の摩耗(強度), 高•低温シール性向上が望まれている. 従来, ピストンシール用ゴム部品であるピストンカップはSBRが用いられているが, 耐熱性向上のため, 一部EPDMに代わりつつある. しかしながら, EPDMはSBRに比べて耐熱性に優れるものの強度や低温特性に劣る. 本研究ではEPDMのジエン含量を増加し, エチレンの組成分布を均一にすることにより, ゴム強度および高•低温特性の改良を試みた. EPDMのジエン含量の増加により高温圧縮永久ひずみが小さくなることがわかった. EPDMのエチレンの組成分布の均一化とジエン含量の増加により, ゴム強度および高•低温圧縮永久ひずみが改良された. 得られた加硫EPDMゴムによるピストンカップは優れたシール性能を発揮した.
  • 大武 義人, 小林 智子, 伊藤 茂樹, 浅部 仁志, 矢吹 増男, 小野 勝道
    1993 年66 巻10 号 p. 756-762
    発行日: 1993年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    32~37年間生物活性な土壌中に埋没していたことが確認されているLDPE容器の肉厚部分の酸化劣化の状態を, 分子量の測定, 表面の反射赤外の測定などで検討するとともに, 表面から深さ方向への酸化劣化状態の分布を連続的に調べた. 表面の近くではPEの数平均分子量が内部に比べ約半分に低下していた. これは, 微生物環境下の酸化劣化において分子量の低下を直接観測した, 初めての例である. 反射赤外スペクトルから, 劣化している部分では微生物が関与した酸化劣化に特徴的な炭素-炭素二重結合の存在が確認された. 深さ方向への赤外スペクトルおよび酸素原子のEPMAライン分析によって, 酸化劣化は表面から約40μmの深さまで及んでいることがわかった. このことは, 生物活性な条件のもとでの酸化劣化の速度を決めているのが微生物の侵入の速度であることを示唆している. 以上の結果は, 従来の定説とは異なり環境さえ整えば高分子量LDPEでも微生物の関与する酸化劣化によって分解が進み, かつ低分子化しうることを示している.
  • 門傳 徳久, 赤坂 隆
    1993 年66 巻10 号 p. 763-768
    発行日: 1993年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル フリー
    FRR(Fiber-Reinforced-Rubber) バイアス2層積層構成のベルトにおいて, 端末拘束が有限長のベルトの応力分布およびカップリング変形に与える影響について調べることが目的である. ここでは4種類の計算例について端末拘束を考慮した三次元有限要素法解析を行い, その結果と端末拘束のない無限長のベルトに対する理論とを比較した. これにより端末拘束の存在がベルトの自由端において発生する層間せん断応力の応力集中現象を緩和することが明らかになった. また, 端末拘束の影響の及ぶ範囲は積層バイアス角に依存し, ベルト長には依存しないことが明らかになった. 各部における応力は端末拘束の有無で異なる分布をもつ.
  • 〔CR配合〕(1)
    大内新興化学工業株式会社
    1993 年66 巻10 号 p. 769-770
    発行日: 1993年
    公開日: 2007/07/09
    ジャーナル 認証あり
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