数種の加硫剤を用い, 橋かけ結合様式の異なる加硫ゴムを調整し, 膨潤度より橋かけ密度を求め, disk rheometerよりトルクを求めて, その相関性を調べた.
用いられた加硫系は, 1.ジクミルペルオキシド (DCP), 2. DCP-S
8, 3. DCP-N,N´-(
m-phenylene)-bis-maleimide. DCP-diallyl phthalate, 4. Tetramethyl thiuram disulfide (TT), TT-S
8, S
8-PZである.
その結果, ゾル分率およびトルクは, 橋かけ点構造にほとんど左右されず, 橋かけ密度にのみ依存することがわかった。また, EPDMのゲル化量は橋かけ生成の初期には急速に増加するが, ある程度の橋かけが形成されると, それ以上あまり増加せず, ゲルの橋かけ密度が増大するのみであった.
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