日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
41 巻, 11 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • ゴム物性と橋かけの結合様式に関する研究 (第1報)
    井本 稔, 箕浦 有二, 後藤 邦夫, 原田 洋, 西平 公一, 藤田 英夫, 藤本 勝也, 伊豆田 哲弥, 河野 紘一, 藤岡 一介, 塩 ...
    1968 年 41 巻 11 号 p. 993-998
    発行日: 1968/11/15
    公開日: 2010/02/05
    ジャーナル フリー
    数種の加硫剤を用い, 橋かけ結合様式の異なる加硫ゴムを調整し, 膨潤度より橋かけ密度を求め, disk rheometerよりトルクを求めて, その相関性を調べた.
    用いられた加硫系は, 1.ジクミルペルオキシド (DCP), 2. DCP-S8, 3. DCP-N,N´-(m-phenylene)-bis-maleimide. DCP-diallyl phthalate, 4. Tetramethyl thiuram disulfide (TT), TT-S8, S8-PZである.
    その結果, ゾル分率およびトルクは, 橋かけ点構造にほとんど左右されず, 橋かけ密度にのみ依存することがわかった。また, EPDMのゲル化量は橋かけ生成の初期には急速に増加するが, ある程度の橋かけが形成されると, それ以上あまり増加せず, ゲルの橋かけ密度が増大するのみであった.
  • ゴム物性と橋かけの結合様式に関する研究 (第2報)
    井本 稔, 箕浦 有二, 後藤 邦夫, 原田 洋, 西平 公一, 藤田 英夫, 藤本 勝也, 伊豆田 哲弥, 河野 紘一, 藤岡 一介, 塩 ...
    1968 年 41 巻 11 号 p. 999-1003
    発行日: 1968/11/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    エチレン-プロピレンゴム (EPMおよびEPDM) のジクミルペルオキシド (DCP) 加硫において, イオウを変量添加加硫した場合, および, イオウ-促進剤で加硫した場合について, 加硫ゴム中に含まれるイオウ原子数の相異が, 物性に及ぼす影響を検討した.
    DCP単独加硫ゴムはC-C結合のみからなり, DCP-S加硫ゴムは, イオウが橋かけに関与し, C-C結合のみならず, C-Sx-C結合もかなり存在することがわかった.また, C-Sx-C結合の量は, 添加イオウの増加とともに増加することがわかった.
    なお, C-Sx-C結合は加硫時間が長くなるに従い, C-S1-C結合に変化することが認められた.
  • ペルオキシド加硫についての基礎的研究 (第1報)
    井本 稔, 箕浦 有二, 後藤 邦夫, 原田 洋, 西平 公一, 藤田 英夫, 藤本 勝也, 伊豆田 哲弥, 河野 紘一, 藤岡 一介, 塩 ...
    1968 年 41 巻 11 号 p. 1004-1011
    発行日: 1968/11/15
    公開日: 2010/02/05
    ジャーナル フリー
    イソブテン-イソプレンゴム (IIR), ポリイソブテン (PIB), エチレン-プロピレンゴム (EPM) の三種類のゴムと, トルエン溶媒中でのジクミルペルオキシド (DCP) との反応による粘度低下について研究を行なった.得られた結果をさきにゴムとペルオキシドとの反応に対する動力学式を用いて考察し, その分解速度定数を求めた。
  • オゾン劣化防止剤としてのチオウレア誘導体の研究 (第5報)
    桜本 裕助, 和田 好正, 石田 興史朗, 渡辺 隆
    1968 年 41 巻 11 号 p. 1012-1016
    発行日: 1968/11/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    オゾン劣化防止能を有するチオウレア誘導体の中には, 純ゴム配合においてゴムをスコーチさせやすいものがあるが, N-モルホリノ-2-ベンゾチアゾール-スルフエンアミドを加硫促進剤とし, 低イオウ配合とすることによって, スコーチしない配合ゴムを得ることができた.さらに, SBRクレー配合物およびSBR/天然ゴムブレンドの炭酸カルシウム配合物についても試験したところ, 上記の配合によりスコーチの防止が可能で, すぐれた物性を有する加硫ゴムが得られることがわかった.また, 加硫ゴムの耐オゾン性について検討した結果, これらチオウレア誘導体配合加硫ゴムは, 他のオゾン劣化防止剤6-エトキシ-2, 2, 4-トリメチル-1, 2-ジヒドロキノリンを配合した.低イオウ/高加硫促進剤系加硫ゴムより, すぐれた耐オゾン性を示し, N-フェニル-N´-イソプロピル-p-フェニレンジアミンを配合したそれに近いことがわかった.
  • 関口 久美, 飯田 一嘉
    1968 年 41 巻 11 号 p. 1017-1028
    発行日: 1968/11/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    筆者の一人は, 長年防振ゴム特にその設計法について研究を続けているが, 防振効果のあがる支持条件さえ確実に与えることができれば, 有効な防振ゴムの設計は可能になった.
    クッションメカニズムのうち, 特に, 2自由度の線形振動系に正弦波外力が加わる場合の解について具体的に解析を行ない絶対加速度と相対変位から防振効果のあがる支持条件について考察を行なった.2自由度系の場合, 一般に絶対加速度と相対変位の周波数に対する曲線を描くといずれも, 2つの極大値が存在することがわかる.実際に防振を考える場合, これらの極大値が問題となることが多いので, この2つの極大値を求める式を誘導し, これらの式を用いて共振曲線の極大値の周波数に対する軌跡を求め線図化した.そしてこれらのことから, クッションメカニズムの振動の防止について論じたものである.
  • 加硫ゴムの破壊現象に関する統計学的考察 (第8報)
    藪田 司郎
    1968 年 41 巻 11 号 p. 1029-1034
    発行日: 1968/11/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    これまでの一連の報文は, ある特定の定速伸張変形下で, 種々の原料ゴム, 配合剤, 加硫系などで作られた加硫ゴムの破断データが, 第3漸近最小値分布関数で処理されうるというものであった.したがって, 換言すればある特定の試験条件下での考察にしかすぎなかったともいうことができよう.しかし, 引張試験条件も加硫ゴムの原料ゴム, 配合剤, 加硫系などと同じく, 破断データ分布における統計条件に寄与する因子であるとすれば, これまでの場合と同じく分布関数のパラメータ値を変えるだけで十分処理されうるはずであろう.
    本報では, 定速伸張破壊における変形速度および試験片形状を変えた場合の分布関数のパラメータ値について検討した.そして, 前報の場合と同じくパラメータ値を系統的に変化させることにより, 十分第3漸近最小値分布で処理されうることを示した.
  • 後藤 廉平
    1968 年 41 巻 11 号 p. 1035-1042
    発行日: 1968/11/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
  • 1968 年 41 巻 11 号 p. 1043-1055
    発行日: 1968/11/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
  • (1) ノクセラーTT, ノクセラーTS
    1968 年 41 巻 11 号 p. 1056-1057
    発行日: 1968/11/15
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル 認証あり
  • 1968 年 41 巻 11 号 p. 1057
    発行日: 1968年
    公開日: 2010/02/05
    ジャーナル 認証あり
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