カーホンフラック複合ゴムをマトリックスとする6-ナイロンコートを複台した多層斜交積層FRRの伸張過程における塑性要素の破壊現象, AE法による繊維破壊, 繊維~面破壊現象, 破断面形態の様式と伸張破断応力, 伸ひのハイアス角依存性について検討し, 複合系の破壊は, 塑性要素破壊, 繊維破壊, 繊維~マトリックス界面破壊, マトリックス破壊, 及ひ層間せん断応力による層間マトリックスせん断破壊, 層間繊維界面破壊の6つの破壊様式よりなり, 伸張破壊はハイアス角に対し, θ<30°領域ては, 繊維破壊, 繊維~マトリックス界面破壊, マトリックス破壊, 一方, θ>30°領域ては, 繊維~マトリックス界面破壊, マトリックス破壊となり, 破壊様式はハイアス角に依存することを明らかにした.
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