鼻アレルギーガイドライン、Japanese rhinoconjunctivitis quality of life questionnaire ( JRQLQ) での2種類の鼻症状重症度分類を比較した。全体としてはよい相関がみられたが、くしゃみや鼻をかむ回数が1-5回であっても約半数の患者は「症状なし」と回答するなど、特に軽症においては二つの重症度分類にはばらつきが見られた。今回の成績から、2種類の重症度分類間には全体としては極めてよい相関が見られ、いずれを用いても患者の重症度をかなり明確に表すことができると思われた。しかし、特に軽症な患者では一致しないことも少なくなく、それらの特徴を十分に理解した上で使用する必要があると思われた。