近年,京都議定書の発効や改正省エネ法の施行により,あらゆる分野における徹底した省エネルギーとCO
2排出量の削減が求められている中,エネルギーの有効利用をテーマに,弊社のエネルギーナビゲーションシステムEnemapの機能についてご紹介する。
Enemapは以下の4つの機能を持つパッケージとなっている。
(1)電力,蒸気,冷水/温水などの未来の需要量を予測する「需要負荷予測機能」
(2)予測した需要量を満たすために必要な設備の運転計画を燃料のコスト削減や環境負荷低減を目的として導出する「最適運転計画機能」
(3)長期間の運転データを基に運転効率などの傾向を分析し,設備のコンディションを診断する「設備傾向分析機能」
(4)豊富な帳票フォーマットを提供する「管理帳票機能」
これらの4つの機能をそれぞれご紹介し,また製紙工場の原動力設備へ最適運転計画機能を適用した場合の応用の考察をご紹介する。
抄録全体を表示