紙パ技協誌
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52 巻, 1 号
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  • 塩入 明
    1998 年 52 巻 1 号 p. 1-3
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
  • 紙パルプ技術協会総合企画専門委員会
    1998 年 52 巻 1 号 p. 4-11
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 紙パルプ技術協会国際技術交流委員会
    1998 年 52 巻 1 号 p. 12-13
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 大國 昌彦, Dill Dail
    1998 年 52 巻 1 号 p. 14-15
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
  • 近藤 隆一郎, 竹内 伸夫
    1998 年 52 巻 1 号 p. 28-29
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
  • 1998 年 52 巻 1 号 p. 31-36
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
  • 塩入 明
    1998 年 52 巻 1 号 p. 37-49
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
  • ホルメンペーパーブラビケンPM53の紹介
    白倉 透雄
    1998 年 52 巻 1 号 p. 50-54,015
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    新聞抄紙機の分野において一つの壁であった“mile-a-minute (1,600m/min)”を一段上回る100km/h (1,667m/min) の操業運転速度を達成したHolmen Paper AB Braviken PM 53の抄紙機をもとにIHI-VOITH SULZERグループの最新高速新聞用紙抄紙機の紹介をさせていただく。
    1997年2月25日に1,672m/min連続操業24時間の世界記録を達成。最高抄速は1,703m/min。1997年2月の平均生産量は718 ton/day。
    マシン概要
    (1) 坪量範囲: 40~48.8g/m2
    (2) ワイヤ幅: 9,650mm
    (3) 設計抄速: 1,800mm
    (4) 生産量: 986 ton/day
    (5) ヘッドボックス: Module-Jet付きGap-Jetヘッドボックス従来のヘッドボックスと異なりスライス開度を一定にしたまま坪量プロファイルの調整ができる。
    (6) ワイヤーパート: Duoformer CFD
    紙層形成の初期段階においてサクションフォーミングロールを, 最終段階にブレードユニットを用いたいわゆるロールーブレード型のギャップフォーマである。
    (7) プレスパート: Duo-Centri II型3Pシュープレス
    3PにはNipco Flex Press (NFP) を, またセンターロールにはシュープレスの高負荷に耐えられるようにクラウンコントロールタイプのNipco-Pロールを採用している。又Nipco-PロールのカバーにはセラミックカバーのGRカバーを使用している。
    (8) ドライヤパート: シングルティアドライヤ (Top Duo Run)
    走行安定性の為, Duo-Stabilizatorとドリルドカンバスロールを導入
    (9) カレンダ: ソフトカレンダ2段
    (10) リール: センタワインドタイプ
    (11) ワインダ: Duo-Roller
  • 大田 雅彦
    1998 年 52 巻 1 号 p. 55-59,015
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    長網抄紙機のサクションピックアップ装置は, 完成された形として, 極めて一般化されているが, 業界にはピックアップ装置のないオープンドロー型の抄紙機が多く稼働している。
    この様な旧型抄紙機での改造は制約条件が大きく, 改造コストがかさんで, 実質的にはかなり困難な問題となっている。これらの状況を克服するため, コンパクトで, 且つ高性能なピックアップ装置の開発を行い, 実用機として完成するに至った。
    この装置の概要は以下の様である。
    (1) 長網抄紙機のワイヤーパートにて形成された紙匹を, サクションクーチロールの吸引部の後で, プラスチックワイヤー (ピックアップワイヤー) を介して吸引することにより, この紙匹をプラスチックワイヤーの下面へピックアップする。
    (2) 次に, このプラスチックワイヤーの下面をNo.1プレス・フェルトの上面と接触させ, 同フェルトの下面から吸引することにより, 紙匹を同フェルトにトランスファーする。
    本装置は, シンプルな設計とユニット構造が特色であり,「コンパクトピックアップ装置」と名付け, 国内では弊社都島工場のマシン4台の他, 他社の5台の抄紙機に設置されるに至っており, その実績が認められ, 今年度の佐々木賞を授与された。
  • 有馬 輝光
    1998 年 52 巻 1 号 p. 60-67,016
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    ディリューション方式のヘッドボックスでは, 国内初のシムフローDの操業経験を中心に述べる。ヘッドボックスの基本的な要求性能は, 均一な坪量プロファイル, 繊維配向性, 優れた地合, クリーンな運転, 高速性などがある。この中でも坪量プロファイルと繊維配向性は, 従来のスライスリップ曲げの調整法ではどちらかに影響があり, 個別に操作することは難しかった。
    この改善を目的として導入したのがシムフローDであり, 地合, 坪量プロファイル, 繊維配向性の改善に顕著な結果が得られた。当工場の場合, BM計がシートエッヂ絶対値測定機能を持っていないため, 坪量プロファイルとアクチュエーターのマッピングに若干のずれがあり, 精度を低下させている。最も重要なのはこのマッピングをいかに合わせるかにかかっている。いずれにしても, シムフローDはヘッドボックスの分野に大きな前進をもたらした。
  • 越智 春男
    1998 年 52 巻 1 号 p. 68-71,016
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    新聞用紙の今後を予測すると, 40g/m2への移行, 更に環境保護の動向に対応した古紙リサイクル, 多配合は避けられない。一方, 抄紙機は生産性向上のためより高速化が進み, メーカーを取り巻く環境は益々厳しい状況となろう。
    各社とも品質, 抄紙性の両面から新しい技術を積極的に導入して来ている。その中でもプレスパートにおいてはシュープレスの導入が急展開すると予想される。
    本報告は実際にシュープレス (ENP-C) を高速で運転した経験をまとめたものである。我々の一年余りの経験は技術文献で発表されている内容と多少異なる結果となったケースもある。又, 当初期待した程効果の上がっていない面も見られる。現時点ではシュープレスは開発途上の設備という印象が拭いきれない。又, まだまだ問題点, 課題も多く残しており, 一日も早く効果を発現出来るよう今後も努力して行きたい。
  • 海老沼 宏安
    1998 年 52 巻 1 号 p. 72-76,017
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    ユーカリ, アカシアなどの広葉樹は, 成長が極めて早く, チップを生産するための短期伐採林用の樹種として広く用いられている。しかしながら, ユーカリ・グロビュラスなどの容積重が重くパルプ収率の優れた樹種は, 耐寒性などの生育環境の制約があり, 植林適地が限定されている。さらに, 植林に適した土地を, 海外においても, 大規模に確保するのが困難な状況にある。この問題を解決するため, 植栽可能地域の拡大と単位面積あたりの収量の増加を可能とする植林技術の開発が望まれている。当研究室では, バイオテクノロジーを用いて, 耐寒性, 耐塩性を樹木に付与し環境耐性を高め, 今まで植栽が不可能であった地域への植林を可能にする技術の開発を行っている。また, 病害虫耐性, 高成長性を樹木へ付与しバイオマス生産を高め, 植林地のチップ生産性を向上させる技術の開発を行っている。
    MAT (Multi-Auto-Transformation) ベクターシステムは,「植物ホルモン合成遺伝子を標識として用いる」という新しい発想に基づいた遺伝子導入法である。MATベクターシステムは, 1) 遺伝子導入効率の向上, 2) 有用遺伝子の多重導入, 3) 不稔クローンの利用を可能とし, 樹木の組換え個体の実用化を促進する遺伝子導入法である。現在, MATベクターシステムを用いて, ユーカリ樹への遺伝子導入効率を向上させる技術の確立を行っている。また, GR遺伝子の導入による樹木の環境ストレス耐性の向上と, POD遺伝子の導入による樹木のバイオマス生産性の向上効果の確認を行っている。さらに, 他の有益な遺伝子も導入蓄積し, より環境耐性が高く, バイオマス生産性の高いユーカリ樹の作成を目指している。これらのユーカリ組換え個体を用いることにより, 植林可能地域の拡大と植林地のチップ収量の増大が達成され, パルプ用資源の安定的な確保に役立つと考えられる。
  • 松永 文利
    1998 年 52 巻 1 号 p. 77-82,017
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    この報文は, ポリサルファイド蒸解の操業経験について述べたものである。大昭和製紙本社工場鈴川では, 1996年1月にポリサルファイド製造設備を完成した。これと同時にスタートしたポリサルファイド蒸解は, パルプ歩留りと生産性の向上という大きな成果をもたらしている。
    ポリサルファイド蒸解の導入にあたり, 同蒸解のラボテストを実施した。パルプ歩留は, 白液蒸解を100%とすると, 針葉樹で4.5%, ユーカリで2.0%, アルダーで4.7%向上した。品質の変化としては, HUKPの比引裂強度の約4%の低下が見られた。
    ポリサルファイド製造システムは, 住重アールストローム社製のモキシー法を採用し, 処理流量230m3/TT (世界最大), ポリサルファイド濃度6g/l以上という計画性能を達成し, 順調に稼動している。ポリサルファイド製造装置の触媒は, 約1.5ヵ月周期で汚染による性能低下が見られるが, 酸洗により再生している。
    実機でのポリサルファイド蒸解の歩留は, ユーカリKPで1.2%, LUKPで4.6%向上し, パルプ品質は, 特に変化が見られていない。このほかに, 回収ボイラーの熱負荷の低下により, 工場の生産のネックとなっていた回収ボイラーの底上げを図ることができ, 約3%のパルプ増産が可能となった。
  • 吉田 彰彦
    1998 年 52 巻 1 号 p. 83-87,018
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    日本製紙釧路工場のKP設備は, O-Hの漂白シーケンス (完成白色度63%) だったが, 1995年からNBKP化工事が行われた。蒸解釜はLo-SolidsTM蒸解法が導入され, また漂白設備はO-D-Eop-Dのシーケンスで, 塩素, ハイポを使用しない日本初の本格的なECF漂白設備となった。
    Lo-SolidsTM蒸解法は白液の分散添加に加え, 蒸解初期に抽出を行い, 連続蒸解釜中の溶解有機固形分をできるだけ低く保つことにより, パルプ強度及び漂白性の向上を図るものである。パルプ強度・粘度は従来法に比べ約1割アップし, またハンギングの減少, ブローカッパー価の安定など, 操業の安定度は品質の安定にも大きく寄与した。
    ECF漂白では, 強度的にすぐれた高品質のパルプを得ることができた。カッパー価計や白色度計を使用した薬品添加制御により, 完成白色度も極めて安定している。またECF採用目的の一つであったAOX削減は, 計画目標の排出量レベルをクリアし, クロロホルムも極めて低いレベルとなっている。
    本稿は, 1996年6月の操業開始から1年余りの操業経験について述べたものである。
  • 杉山 正夫
    1998 年 52 巻 1 号 p. 88-93,018
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    従来, コート紙, 上質紙等の不良部分は人手をかけて選別しているが, 昨今平判の自動選別装置が開発されている。
    既製の装置については価格, 内容等で採用しにくい点もあり, 南千住製作所と共同でストリーク, スポットを主対象とする装置を開発した。主な特徴は,
    (1) 給紙部には, 紙折り機のノンストップ高速フィーダー採用。
    (2) 検出部は透過型1基 (スポット, 汚れ), 反射型2基 (ストリーク, シワ他-表・裏) の全幅CCDカメラ使用。
    (3) 検出ソフトは独自に開発, 集積度を高め検出力アップ。
    (4) 搬送部はSラップ方式, ベルトガイド採用。平坦面で検出可能。
    (5) オーバーラップ部には, スタートアンドトップ装置取付。
    稼動開始以降, 紙の安定走向と検出精度をアップさせ, 現在では64-157g/m2四六判が, 常用10.000枚/Hの高速で選別が可能となり問題なく稼動している。
    計画された数量を達成, 選別要員の削減効果もあげている。
  • 二川 哲之
    1998 年 52 巻 1 号 p. 94-98,018
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    近年のパソコン普及, ネットワーク技術の発展により, データの共有・オープン化がかなり速い速度で進みつつある。しかし, 一事業所内で小さなネットワークが数多く存在し, 個々のシステムが独立して稼働し, データの整合性・共有性が薄れ, ネットワーク本来の目的が達成できなくなる可能性が予想される。
    この様な状態を回避するためには速い段階でシステムの統合化が必要となる。そこで, 呉工場では, 工場内汎用ネットワーク構築によりシステムの統合化を図り工場内の情報をデータベース化し, 他部門に情報を公開することにより, パソコンにて容易に目的の情報を収集できることにより業務の作業効率向上を目標としシステム統合化に取り組んだ。この内, 各制御機器との接続・データの収集, データの公開方法等についての我々の構築経験を紹介し, 今後システム構築される場合の一助になればと考える。
  • 窪田 吉晴
    1998 年 52 巻 1 号 p. 99-103,018
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    昭和58年に稼働した紀州工場のKP漂白設備は, SUS317L等の高級ステンレス鋼を主に使用しており, 操業中に腐蝕によるパット破損等のトラブルが頻発した。そこで当時数例の実績があった電気防蝕システムの導入検討を行った。導入検討では, まずテスト設備に工程のパルプスラリーを流して防蝕立証テストを行い, 良好な結果が得られるかどうかの評価を行った。その結果, 適切な電位を与えれば十分な防蝕効果が得られることがわかり, 本設備の導入を決定した。
    本設備の導入後, 最重要項目である設定電位の決定を行った。電位決定はモニタリングキットをフィルターシリンダーに取り付けて, その腐蝕状況をチェックしながら設定電位を微調整していった。それにより各漂白段での最適電位が決定された。また, モニタリングキットは防蝕装置稼働による防蝕効果を把握するためにも用いられ, 設定電位決定後も引き続きモニタリングを行い, 装置性能を評価する防蝕比率を求めた。その結果防蝕比率は塩素段で3.2, 二酸化塩素段で2.5であった。
    このように十分な効果の得られる防蝕装置であるが, 運転に関してはほとんどノートラブルに近く, 11年間に5件の故障トラブルを経験しただけである。またフィルター本体をチタンで製作した場合とのコスト比較でも本設備が有利であることがわかった。
    この電気防蝕設備は現在も順調に稼働中で, 当工場パルプ化工程の重要設備となっている。
  • 伊藤 英雄
    1998 年 52 巻 1 号 p. 104-109,019
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    近年, エネルギーの有効利用及び環境問題への対応等, 将来へ向けての課題が多くある中, 回収ボイラーにおいても, 高温・高圧・高効率化, 更には大容量化が進みつつある。
    当新潟工場は, 回収ボイラー2缶, 及び重油ボイラーの運転で操業を行ってきたが, 現状の問題点の改善と将来計画に沿った回収ボイラー導入の検討が行われた結果, 黒液固形分1,900T/D, 主蒸気条件110kg/cm2×515℃の高温・高圧・高効率・大容量の第7号回収ボイラー (三菱重工業製) の導入が決定され, 建設が行われた。平成9年1月使用前検査を終了し, 以降営業運転を開始, 現在に至っている。運転当初は, SO2の変動等操業の不安定もあったが, 原因の把握と対策及び調整運転を繰り返すことによって安定操業の実現を達成することが出来た。
    7号回収ボイラー導入の背景として, 設備トラブル, 操業トラブルによる操業の不安定化, 並びに回収ボイラー定期検査による操業度の低下, 臭気騒音等環境問題への対応, 設備近代化による諸効率の改善等細部にわたり検討が行われた。7号回収ボイラー運転後, 従来の操業での問題点改善と安定操業を達成することが出来, 工場収益改善に大きく寄与している。
    今後, 工場生産増加に伴い, 回収ボイラーの定格負荷が実現する中で, 高負荷連続操業を実現するかが今後の課題であり, 現状把握と操業経験を活かし, 長期安定操業の実現を図って行く。
  • 野間 俊哉
    1998 年 52 巻 1 号 p. 110-116,019
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    当社各工場においては, 製造しているパルプ・紙製品が多種多様であり, その処理する排水の基質も異なっているため, 排水処理設備, フローも各工場ごとに異なった特徴を持っているが, 有機性排水の処理設備としては, 生物処理設備を一般的に使用している。
    その生物処理設備の中で, 最も多く使用されているのは, 活性汚泥処理設備であるが, 最近の排水規制強化や増産に伴い, 既存の排水処理設備にさらにもう一段の処理が必要になった場合や, 発生する原水が低汚濁である場合には, 低汚濁処理が可能で経済的でもある「生物膜処理設備」に注目し, 導入を進めてきた。
    生物膜処理設備とは, 処理槽内の充填材または, 媒体表面に生物を固定, 膜を形成させ, その生物膜による有機分の酸化分解作用を利用する生物処理法の一種であり, 充填材, 媒体の種類・充填方法等により各種の設備がある。
    排水処理設備に関しては, 冒頭に述べたように, 工場ごとに異なった特徴を持つため, 断定的なことは言えず, 処理する原水を用いたテストを実施することが, 絶対に必要であるが, 本稿においては, 当社および関係会社で現在稼働中の3種9基の生物膜処理設備について調査を行った結果および, これまでの経験を基に, 活性汚泥処理設備との比較, 生物膜処理設備の特徴および, 操業状況, そして, 設備選定のポイントについて紹介する。
  • 小峰 隆次
    1998 年 52 巻 1 号 p. 117-122,019
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    今回の発表テーマは, 排水中のSS, BOD負荷増対策として平成8年8月に新設した水中エアレータ (アクアレータ) 及び同年10月に新設した高速凝集沈澱設備 (スミシックナー) の操業経験についてである。
    スミシックナー設置の目的は, 既存の初沈槽へのSS負荷を下げ, 曝気槽入口へのSS負荷, BOD負荷を安定させる事。薬注時 (8%バンド500mg/l添加) はSS25mg/l程度で良好, 無薬注でも操業上は全く問題なく, 汚泥濃度も薬注時とほぼ同じで安定し, 現在は無薬注である。
    アクアレータ設置の目的は, 曝気曝底部より曝気槽全体に空気を均一に供給でき, 夏場40℃でもDO1.0mg/l以上をキープする事。アクアレータの設置は非常にスムーズで, アクアレータ4台は常時フル運転 (曝気槽底部への汚泥堆積防止) させ, 溶存酸素 (DO) コントロールは, 既設の表面曝気機で行っている。
    今回の排水処理設備強化によって, 曝気槽での発泡トラブル (褐色スカムで消泡剤では消えない) や分離槽出口の透視度低下等が改善され, 活性汚泥処理を含めて, 全体の排水処理の操業が安定した。
  • 伊藤 通弘
    1998 年 52 巻 1 号 p. 123
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
  • 1998 年 52 巻 1 号 p. 124-126
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
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