Journal of Veterinary Medical Science
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62 巻 , 10 号
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  • 片岡 康, 吉田 孝治, 澤田 拓士
    原稿種別: FULL PAPER
    専門分野: Bacteriology
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1053-1057
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    1987~1996年に病豚および健康豚より全国的に分離されたStreptococcus suis 689株について11種の抗生物質に対する薬剤感受性の調査を行った.アモキシシリン,クロラムフェニコールおよびスルファメトキサゾール/トリメトプリム合剤に対する耐性株は検出されなかった.分離株は,クロキサシリンを除いたペニシリン系薬剤(ペニシリンG,アンピシリンおよびアモキシシリン)に対して,高い感受性を示した.また,テトラサイクリン,ストレプトマイシンおよびカナマイシンに対しては,低感受性を示した(MIC90が50μg/ml,≥100μg/ml及び≥100μg/ml).多剤耐性株(3薬剤以上)が全体の20.3%に認められた.
  • 北島 崇, 大石 英司, 網本 勝彦, 宇井 聡, 中村 久江, 小田 健司, 片山 茂二, 出水田 昭弘, 清水 悠紀臣
    原稿種別: FULL PAPER
    専門分野: Bacteriology
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1073-1077
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    豚丹毒菌Kyoto株(血清型2)より調製したNaOH抽出抗原を用い,67kDaタンパクに対するマウス単クローン抗体を作出した結果,2種類の異なるエピトープを認識する単クローン抗体が得られた.受身防御試験成績より作出した単クローン抗体は藤沢株(血清型1a)攻撃に対して防御能を示すものと,示さないものに分類された.豚丹毒菌野外分離株15株について単クローン抗体を用いたイムノブロッティングを実施した結果,67kDa防御抗原の含有量に差が認められた.マウス感染防御試験において,野外分離株15株の不活化全菌体ワクチン(バクテリン)は藤沢株攻撃に対して異なる防御成績を示した.すなわち67kDa防御抗原含有量の多い野外株バクテリンでは高レベルの抗原特異的抗体と高い防御効果が認められた.以上の結果より,豚丹毒菌(血清型2)の感染防御抗原である67kDaタンパクの含有量は株によって異なっており,これが株間の免疫応答の差に関与していると考えられた.
  • 山本 みどり, 大橋 傳, 加藤 憲夫, 及川 伸
    原稿種別: FULL PAPER
    専門分野: Biochemistry
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1033-1039
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    ヒトとは異なり,牛のアポリポタンパクC−III(apoC−III)は高密度リポタンパク(HDL)画分に局在し,キロミクロンや超低密度リポタンパクには検出されない.その理由は牛では食餌性脂血症が顕著に発現しないためと考えられている.高脂血症の仔牛を採材する機会を得たので,apoC−IIIとapoA−I(ヒトではapoC−IIIとapoA−Iの遺伝子はリンクしている)の血清濃度及びapoC−III,apoA−I,ハプトグロビン(apoA−Iと親和性を持つ)のリポタンパク質中での分布について調べた.正常牛に比べ,高脂血症牛のapoC−III濃度は10倍以上に増加していた.また,apoC−IIIはHDLよりもキロミクロンに多く局在していた.ApoA−I濃度も高脂血症牛では約4倍に増加し,apoC−III同様,キロミクロンに多く分布していた.ハプトグロビンはキロミクロンとHDLに検出された.以上の結果はapoC−IIIが牛の高脂血症の病態に関与することを示唆している.また,apoC−IIIとapoA−I遺伝子がリンクしていること,さらに,apoA−Iとハプトグロビンが親和性を持つことが牛でも推察された.
  • 岩田 裕之, 村瀬 浩太郎, 井上 武
    原稿種別: NOTE
    専門分野: Clinical Pathology
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1099-1100
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    牛のα1酸性糖蛋白(α1AGP)に対するモノクローナル抗体(Mab)を作製した.抗原として用いた牛のα1AGPはイオン交換カラムクロマトグラフィーにより精製した.得られた3つのMabの免疫グロブリンのアイソタイプはIgMであり,L鎖はκ型であった.本Mabのイムノブロット分析でα1AGPと反応したが,糖鎖除去により反応がみられないことから,糖鎖と関連する抗原決定基を認識するものと考えられた.
  • 岩田 祐之, 山本 真理, 長谷川 温彦, 倉田 健, 井上 武
    原稿種別: NOTE
    専門分野: Clinical Pathology
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1101-1104
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    豚のインターロイキン2(IL−2)をグルタチオンSトランスフェラーゼとの融合蛋白として大腸菌で発現させた.大部分の融合蛋白は不溶性であったため,尿素を用いたrefoldingにより可溶化した.組換えIL−2はグルタチオンセファロース4Bと第Xa因子消化により精製し,マウス抗血清を作製した.抗血清はimmunoblot分析で昆虫細胞で発現させたIL−2と反応し,また精製IL−2は高い生物活性を示した.
  • 若林 嘉浩, 岩田 惠理, 菊水 健史, 武内 ゆかり, 森 裕司
    原稿種別: FULL PAPER
    専門分野: Ethology
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1067-1072
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    雄効果を引き起こすシバヤギのプライマーフェロモンはテストステロン依存性に皮脂腺で産生される.そこで,去勢雄シバヤギをテストステロンで処置し,頭部および臀部から採取した皮脂腺を我々のバイオアッセイシステムで検索し,雄ヤギのフェロモン産生能における部位特異性の有無を調べた.テストステロン処置の結果,頭部では皮脂腺が著しく発達し,フェロモン活性も誘発されたが,臀部ではこのような所見は認められなかった.またテストステロン処置により頭部と臀部の両者でアンドロジェン受容体(AR)と5α−reductaseに対する免疫活性が上昇したが,この上昇は臀部より頭部でより顕著であった.以上より,雄ヤギのプライマーフェロモンは頭部の皮脂腺で特異的に産生され,この部位特異性は一部にはテストステロン活性を仲介するARと5α−reductaseの発現量の差によることが示唆された.
  • 久末 正晴, 西垣 一男, 片江 宏巳, 由里 和世, 水野 拓也, 藤野 泰人, 瀬戸口 明日香, 長谷川 篤彦, 亘 敏広, 増田 健一 ...
    原稿種別: FULL PAPER
    専門分野: Internal Medicine
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1059-1065
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    猫白血病ウイルス(FeLV)感染に関連した猫の血液疾患の病態を理解するため,FeLVの組み込みを検出することによって,骨髄細胞のクローナリティの解析を行った.外来性FeLVプローブを用いたサザンブロット法を用い,FeLV感染が認められた急性骨髄性白血病(AML)4例,骨髄異形成症候群(MDS)9例,赤芽球癆(PRCA)2例,健常キャリアー3例の骨髄細胞を解析した.その結果,骨髄細胞のクローン性増殖は,AMLの全例およびMDSの9例中6例において確認されたが,PRCA症例および健常キャリアー猫では認められなかった.さらに経過を追って解析した2例においては,再生不良性貧血からMDSへの移行および,MDSからAMLへの移行にもかかわらず,同一の血液細胞クローンの存在が示唆された.本研究の結果から,猫におけるMDSは,血液細胞のクローン性造血に起因するものであり,AMLの前白血病段階であることが示された.
  • 二宮 博義, 猪股 智夫, 荻原 喜久美
    原稿種別: NOTE
    専門分野: Laboratory Animal Science
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1093-1098
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    KK−Ayマウスに発生した水腎症の腎微細血管の変化を光学·電子顕微鏡および樹脂鋳型走査型電子顕微鏡法で観察した.腎実質は髄質の萎縮により菲薄であった.組織学的には種々の段階の糸球体硬化,毛細血管基底膜の肥厚,メサンギウムの増加,上皮細胞突起の融合等が認められた.血管鋳型では,糸球体数の著しい減少,糸球体毛細血管の狭少化·断裂が認められた.髄質では,尿細管に沿って走る毛細血管はその立体構築を消失し二次元的な血管網を形成していた.重度の水腎症であっても残存する糸球体の約60%は微軽度から中度の障害で糸球体毛細血管網は比較的良く保たれていた.
  • 今村 隆幸, 今村 孝, 前田 浩明, 江田 康幸, 時吉 幸男, 安部 眞一, 見上 彪
    原稿種別: FULL PAPER
    専門分野: Molecular Biology
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1079-1087
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    猫IL12p35,p40cDNA全長遺伝子のクローニングおよび動物細胞を宿主とした系での発現をおこない,その生物活性を確認した.さらに,p35cDNA遺伝子を改変することで,生物活性を有する猫IL12の発現量が約100倍上昇した.猫脾臓細胞よりcDNAライブラリーを作成し,ヒトIL12p35,p40cDNAをプローブとして,このcDNAライブラリーのスクリーニングを行った.得られたp35cDNAの3′端には,ヒトやマウスのIL12cDNAには見られないTAの21回の繰り返し配列が認められ,5′端には,開始コドンと同じフレームで2個のATGが認められた.COS細胞にp35,P40cDNAそれぞれの発現プラスミドを同時に導入して得られた培養上清の生物活性の測定を行ったところ,ヒト末梢血リンパ球に対するIFN−γ誘導,CTL増強活性,また猫末梢血リンパ球に対しては,in vitro,in vivoの系でIFN−γ誘導活性を確認した.発現した組換え猫IL12には,分子量75,000と80,000のものが認めれらたが,いずれもin vitroの系でIFN−γ誘導活性を示した.この分子量の違いは,p35タンパクの糖鎖付加の程度の違いであった.p35cDNAの3′および5′の非翻訳領域を削除し,複数のロイシンをコードするコドンを換えることで,発現量が100倍上昇した.
  • 井上 昇, Archie Tafalla LLUZ, Taiki MORI, Hideyuki NAGASAWA, 森 大輝, 長澤 秀行
    原稿種別: FULL PAPER
    専門分野: Parasitology
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1041-1045
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    Trypanosoma congolenseに対する7種類の単クローン抗体(mAb)を作成し,異なる発育ステージ(血流型:BSF,プロサイクリック型:PCF,エピマスティゴート型:EMF,メタサイクリック型:MCF)における抗原の細胞内分布を共焦点レーザー顕微鏡(CLSM)を用いて検索した.その結果,mAb 10F9および20H12が認識する抗原の細胞内分布に原虫発育ステージ間での差異が認められた.10F9は虫体の76kDaの抗原を認識し,間接蛍光抗体法(IFAT)でT.brucei gambiense,T.b.rhodesiense,T.evansiに対する交叉反応性が確認された.10F9およびミトコンドリア特異的蛍光試薬による二重染色を施したPCFをCLSMで観察した結果,二つの試薬の蛍光分布が完全に一致した.一方,20H12はBSFおよびMCFの鞭毛,PCFの鞭毛先端,EMFの細胞質の一部を認識し,ウエスタンブロット法(WB)では119kDaおよび122kDaの二つの抗原に反応した.さらに同抗体はWBおよびIFATでT.congolense特異的に反応し,種特異的抗原であることが示唆された.現在までに虫体発育ステージ間で分布が変化する種特異的抗原は報告されておらず,20H12が認識する抗原はT.congolense特異的診断法の開発のみならず,同原虫の発育ステージ分化の分子機構を解明するために有用である.
  • 小山 智洋, 嶋田 さき子, 大澤 珠子, 小俣 吉孝, 玄 学南, 井上 昇, 見上 彪, 齋藤 篤志
    原稿種別: NOTE
    専門分野: Parasitology
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1089-1092
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    T.gondii猫腸管内寄生虫体に発現している抗原の検索のためにcDNAライブラリーを作製し,腸管内寄生虫体で免疫した猫の血清を用いてスクリーニングを行った.14の陽性クローンが得られ,DNAの相同性検索の結果4グループに分類された.各陽性クローンのリコンビナント蛋白で免疫したマウス血清を用いた蛍光抗体法の結果,陽性クローンのコードする蛋白は,腸管内寄生虫体に発現していることが示された.
  • 高 殷我, 宋 昊哲, 朴 〓弘
    原稿種別: NOTE
    専門分野: Public Health
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1121-1123
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    豚肉中サルファメタシン(SMZ)を定性分析する直接競合的酵素免疫測定法(ELISA)を開発した.免疫タンパク質の交差反応は試験に用いた9種のサルファ剤の中ではサルファメラジンとの間3.5μg/g濃度で観察した.豚肉の試料にSMZを加えた後,C18と混合し,ヘキサンとジクロメタンを用いて溶出した試料を自家製のELISA,市販ELISAおよびHPLCを用いて分析した結果,自家製の分析結果とHPLCの分析結果との間には有意な相関関係(r=0.993,p<0.01)が認められた.また,自家製のELISAと市販ELISAキットの感度は同程度であった.IgGを固定化したマイクロレートを14日間40°Cの条件下で保存した場合感度の差異はみとめられなかった.この研究により開発された自家製ELISA分析法は,10ng/g SMZの検出限界を持っており,豚肉中のSMZの定性分析に使用できると考えられる.
  • 山下 和人, 椿下 早絵, 二岡 純世, 植田 郁恵, 濱口 英也, 瀬野 貴弘, 加藤 澄恵, 泉澤 康晴, 小谷 忠生, William ...
    原稿種別: FULL PAPER
    専門分野: Surgery
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1025-1032
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    臨床上健康な軽種馬15頭を用い,メデトミジン(MED),デトミジン(DET)およびキシラジン(XY)投与後の心血管系の変化を比較観察した.それぞれ5頭の供試馬にMED3,5,7.5および10μg/kg,DET10,20,および40μg/kgおよびXY1mg/kgを静脈内投与した.すべての処置群において心係数と1回心拍出量が低下し,とくに,MED7.5と10μg/kgおよびXY処置群では投与後5分間,DET20μg/kg処置群では20分間,DET40μg/kg投与群では50分間にわたって心係数が処置前値の約50%まで低下した.また,すべての処置群で投与後2分以内に血圧上昇を認めた.MED3~7.5μg/kgおよびXY処置群では,この初期の血圧上昇に引き続き,血圧は有意に低下した.しかし,MED10μg/kgおよびDET処置群では,血圧の低下は認められなかった.さらに,DET20および40μg/kg処置群では,血圧上昇の持続時間が有意に延長した.これらの血圧の変化は,末梢血管抵抗の増大に関連していた.MEDは,DETと同様に用量依存性の心血管抑制作用を引き起こした.MEDによる心血管への影響はXYよりも長く持続したが,DETのように長時間にわたって延長はしなかった.
  • 本間 功次, ジェームス ショスター
    原稿種別: NOTE
    専門分野: Surgery
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1105-1107
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    頸椎症の疑いでステロイド剤を投与された4歳のヨークシャーテリア犬において,左眼の眼球突出,第三眼瞼突出、膿性眼脂が認められた.超音波検査で眼球後部の軟部組織腫脹と高エコーを呈する平行な2本線が認められたため,異物による眼窩部膿瘍及び眼窩フレグモーネと仮診断した.しかし,外科的探査で異物は発見されなかった.眼窩部から翼突口蓋窩までドレーンを設置して排液を促すとともに全身的,局所的抗菌剤療法を実地したところ涙液産生能の一時的低下が見られたが治癒した.嫌気培養により,グラム陰性桿菌が多量に発見された.
  • 平林 真澄, 平尾 雅郎, 高橋 利一, 木村 建, 平澤 和男, 上田 正次, 保地 眞一
    原稿種別: FULL PAPER
    専門分野: Theriogenology
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1047-1052
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    ブタFSHの皮下投与によって過剰排卵を誘起し,hCG投与17~19時間目に採卵して(A)前核が明瞭に識別できた卵子か(B)12,000×g,10分間の遠心によって前核が可視化された卵子,のいずれかに200倍率の微分干渉倒立顕微鏡下で分類した.A卵子の割合にウサギの系統差は認められなかった(JW 72.6%,NZW 79.3%).A卵子の前核は細胞質の中心付近にあったのに対し,B卵子の前核は遠心処理によって偏在させた脂肪顆粒塊の方に少し移動していた.外来遺伝子(5μg/ml,牛αS1カゼイン制御領域/ヒト成長ホルモン構造遺伝子)をJW由来の前核期卵に顕微注入したところ,A卵子の前核の体積は7.4×103μm3から16.6×103μm3(増加率132%)に,B卵子の前核の体積は6.1×103μm3から15.9×103μm3(同148%)に増加した.移植後の産子への発生率はA卵子(11.1%)とB卵子(11.2%)で差はなかった.Tgウサギの作製効率はA卵子の0.9%(2/235),B卵子の0.5%(1/215)であった(P>0.05).トランスジェニック(Tg)ウサギの作製に際し前核期卵を高速遠心する必要はないものと考えられてきたが,約25%ものウサギ受精卵が高速遠心によって前核を可視化させなければ外来遺伝子の顕微注入に供せないことが明らかとなった.
  • 長谷川 晃久, 佐藤 文夫, 石田 信繁, 福島 康敏, 向山 明孝
    原稿種別: NOTE
    専門分野: Theriogenology
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1109-1110
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    馬の性判別を迅速に行なう方法としてY染色体性決定領域(SRY)およびアメロゲニン遺伝子(AMEL)を同時増幅する方法を開発した.これによりY染色体の有無とSRY遺伝子の有無を同時に判定することが可能となり,本法はXY雌馬症例に対して時間と経験を要する細胞遺伝学的な分析を行なう前の迅速診断法として有効と考えられた.
  • 保地 眞一, 加藤 めぐみ, 伊藤 和美, 平林 真澄, 上田 正次, 堰本 晃代, 長尾 慶和, 木村 建, 花田 章
    原稿種別: NOTE
    専門分野: Theriogenology
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1111-1113
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    リノール酸アルブミン(LAA)を牛卵母細胞の体外成熟·除核·活性化の各培地に添加し,調製した除核未受精卵の耐凍性を調べた.初期桑実胚の割球をドナー細胞にした核移植胚の融合率にLAA添加の有無による差は認められなかった.LAAを添加した培地中で調製した除核未受精卵を用いて再構築した核移植胚からの胚盤胞発生率(14%)はLAA非添加区の値(4%)よりも有意に高く,除核未受精卵に対するLAAの耐凍性増強効果が認められた.
  • 筒井 敏彦, 堀 達也, 清水 幹子, 織間 博光, 河上 栄一, 福田 俊
    原稿種別: NOTE
    専門分野: Theriogenology
    2000 年 62 巻 10 号 p. 1115-1119
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/01/31
    ジャーナル フリー
    前立腺肥大犬に対する,新規ステロイド性抗アンドロゲン剤,酢酸オサテロンの経口投与による前立腺縮小効果を検討した.前立腺肥大犬に対して,酢酸オサテロン0.1~1.0mg/kgを1週間経口投与し,その縮小率を観察した.その結果,酢酸オサテロン0.2mg/kg以上の投与によって,前立腺肥大を早期に,また急激に退行させることが明らかとなった.このことから,本剤は前立腺肥大症の治療薬として,臨床応用が可能であると思われた.
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