情報量が増大し, 情報媒体も多様化しているInformation anxietyの社会状況において, 企業における情報要求も複雑化, 多面化しつつある。サーチャーは, 情報のありかを探し当てることが業務であるが, 増え続けるデータベースと, 搭載するシステムの機能を見極め, どのデータベースを, どのデータベースシステムで利用すれば, 信頼のおける情報が引き出せるかを決めなければならない。商用データベースが定着し, 利用人口が増加する中で, 90年代におけるサーチャーの役割は, 検索者ではなく, 情報コンサルタントとしての役割へと移ってゆく傾向を述べる。
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