情報化が社会・経済・個人生活などあらゆる面で進展している。その中にあって, 企業経営の形態を内容も大き変容しはじめている。とくに, 経営活動のグローバル化・ソフト化といった変化によって, 企業の基本的活動である情報活動に新しい局面をもたらしている。情報化の進展の技術的主役は, コンピュータと情報通信ネットワークの技術である。これにより, 電子情報という新しい形態の経営情報が出現した。新しい知的財産権を持った電子情報は, 経営情報としての有用性だけではなく, 経済取引の対象となる情報財として, 企業の新しい収益源となってきた。このようなことから, これからの企業では, 情報管理から情報経営への発想の転換が必要となる。
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