国立国会図書館における国内資料の収集状況および作成書誌について紹介するとともに,灰色文献の種類別探索法を考えてみた。同館は,同館法に定める納本制度に基づいて広く国内資料を収集し,灰色文献の収集にも力を入れている。その種類も官庁資料,各種調査報告書,学協会·団体の会報,大学紀要,会議資料,博士論文など,多種多様である。一方受入資料についての書誌も多種多様に作成している。「日本全国書誌」や各種蔵書目録,JAPAN/MARCやJ-BISC,あるいはNORENの各種データベースなどである。探索に当たってはこれらを使い分ける必要があるが,データベースには「官公庁コード」などの便利なコード等が設けられている。
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