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41 巻, 10 号
選択された号の論文の19件中1~19を表示しています
特集:技術情報スペシャリストとしてのライブラリアン
対談
講演
論文
  • 神沼 二眞
    1999 年 41 巻 10 号 p. 789-808
    発行日: 1999年
    公開日: 2001/04/01
    ジャーナル フリー
    インターネットとWWW革命により,研究所のような専門図書館であるか公共図書館や大学図書館かを問わず,あらゆる図書館はいまその存在形態を根本から変革される事態に直面している。しかし,一般の図書館と研究所のような専門図書館とはインパクトが非常に異なる。一般の図書館におけるインパクトは,「図書館の業務は,インターネット・WWW革命でいかなる変化を受けるか?」であるのに対し,研究所の図書館の場合は,「研究という知的創造活動は,インターネット・WWW革命でいかなる変化を受けるのか,その中で図書館の役割は,どのように変化するか?」である。後者の課題は,研究を支援する情報計算基盤をいかに構築するかという立場から考えるべきである。
報告
紹介
  • 寺田 公彦
    1999 年 41 巻 10 号 p. 818-825
    発行日: 1999年
    公開日: 2001/04/01
    ジャーナル フリー
    建設業においては,近年,図書室・資料室などを母胎とした「情報センター」が各企業内に作られてきている。この情報センターへの期待は高まってきてはいるが,企業内でのあるいは社会での位置づけなどがまだ不安定であり,これらの共通の課題を企業枠を越え,調査検討討議していく組織としてACICA設立準備会が設置された。この準備会での情報センターや図面管理状況などの調査活動や,現在の情報センター員に対しての職能調査アンケート,建築情報MAP作成などへの取り組み,ACICA設立目的や規約案を紹介する。
論文
  • ―専門性と職分―
    村橋 勝子
    1999 年 41 巻 10 号 p. 826-833
    発行日: 1999年
    公開日: 2001/04/01
    ジャーナル フリー
    ライブラリアンは,資料・情報をシステマティックに探す専門家である。利用者と資料を仲介するプロとして機能する要件は,(1)検索システム,(2)専門分野の知識,(3)ユーザオリエンテッドの方法に長けていることである。有効な検索システムやレファレンスツールを作るのはライブラリアンの本領であり,探索のルールや技術,情報流通の仕組み,専門分野の知識を持つことは,優れた情報サービスの基盤である。肝要なのは,ニーズの把握であり,個々のリクエストに迅速・的確に応えてこそ,ユーザの満足度を高める。情報化社会において,データを情報に変える――それが,ライブラリアンの役割である。
講座
  • ファクトDBの事例紹介2―物質・材料分野のファクトDB―
    飯島 邦男
    1999 年 41 巻 10 号 p. 834-845
    発行日: 1999年
    公開日: 2001/04/01
    ジャーナル フリー
    物質・材料分野におけるファクトデータベースは,ハンドブック等の古い歴史があるにもかかわらず,その発展や普及があまり期待されていなかった。これはファクトデータベースの従来の提供方法が利用者のニーズに合致していなかったからである。最近のネットワークの普及やコンピュータ技術の進歩がファクトデータの斬新な提供方法を可能にし,コンビナトリアルケミストリや計算科学技術の台頭が新たなニーズを呼び起こしている。本稿では,ネットワーク時代を迎えて可能になったファクトデータベースの提供技術について解説し,JSTが開発している高機能基盤物質データベースを事例として紹介する。
ミニ・シリーズ
科学技術の体制を築いた人々
データベース余話
キーワード設定の現場から
マンガ「ことばの泉」知る知る見知る
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