情報管理
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42 巻, 8 号
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追悼
解説
論文
  • -アンケート調査に基づく分析と提言-
    大河内 正興, 永松 理々子, 石村 峻司
    1999 年 42 巻 8 号 p. 651-661
    発行日: 1999年
    公開日: 2001/04/01
    ジャーナル フリー
    情報管理と言えば電子情報技術のことと思われるほど,電子化全盛の時代である。しかし,これは手段の一部が改善されたに過ぎない。情報センターや資料室が抱える悩みや課題は,最近の経済環境の変化も影響して,むしろ増大している感がある。建築・土木情報センター協議会(ACICA)の「情報センターの現状と課題」分科会では,調査研究活動の一環として,建設業における情報管理組織の現状,問題点,これからめざす方向などを知るためにアンケート調査を行った。この論文は,調査結果の分析と,それに基づく分科会からの提言である。他の産業に比べて,やや遅れているように思われる建設業の情報管理組織に対して,自らを変革し,前進していくことを求めている。
紹介
  • 宮地 由芽子, 松田 貴史, 鈴木 浩一
    1999 年 42 巻 8 号 p. 662-672
    発行日: 1999年
    公開日: 2001/04/01
    ジャーナル フリー
    宇宙開発事業団で開発した「宇宙開発教訓システム」は,経験を通じて獲得される情報を「教訓」としてうまく収集し,開発業務に提供し有効に使うためのシステムである。a) 情報の収集・作成,b) データベース化,c) 情報の提供の三つのフェーズから構成され,「運用支援サブシステム」および「教訓情報システム」によって,これらの作業を支援している。また,「教訓情報システム」の各機能提供ページへの利用者アクセス数を調べ,利用者状況を把握し,より情報を活用するための取り組みを行っている。
報告
  • [続編] ハワードヒューズ医学研究所の事例
    園生 賢一, 小林 正
    1999 年 42 巻 8 号 p. 673-681
    発行日: 1999年
    公開日: 2001/04/01
    ジャーナル フリー
    欧米のグラントシステムをベンチマークとすることにより,日本のグラントシステムの改善の方向性に対する示唆を得ることができる。このようなグラントシステムの興味深い事例として,本稿では米国のハワードヒューズ医学研究所について紹介する。ハワードヒューズ医学研究所は,細胞生物学,遺伝学,免疫学,神経科学,構造生物学の領域において世界トップクラスの研究者を抱える生命科学分野の研究所である。ハワードヒューズの研究員の中にはノーベル賞受賞者も存在しているなど,研究員の創造性や生産性が高いことで幅広く認められている機関である。
紹介
  • 電子ジャーナル作成とインターネットによる流通
    吉田 幸二, 時実 象一, 尾身 朝子
    1999 年 42 巻 8 号 p. 682-693
    発行日: 1999年
    公開日: 2001/04/01
    ジャーナル フリー
    J-STAGEは,電子ジャーナルの投稿,審査,組版,発信を一貫してサポートするシステムである。J-STAGEセンターは,学会がインターネットを通じて365日24時間アクセス可能な共同利用センターで,ここに格納される閲覧用の電子ジャーナルデータはSGMLで作成される。投稿者のためにはLaTeXとMS Wordのテンプレートを用意し,組版までをサポートする。投稿者,編集部,編集委員,査読者はWeb上で投稿論文の参照,審査結果の入力,審査経過の閲覧が可能である。また,外部のデータベースや電子ジャーナルに,引用文献としてリンクを作成する。作成された電子ジャーナルはインターネットから検索・閲覧できる。電子討論,マルチメディア付録や学会の大会抄録集の作成もサポートする。
講座
  • 印刷物の電子化技法-OCRとデジタイザの活用
    山岡 正輝
    1999 年 42 巻 8 号 p. 694-701
    発行日: 1999年
    公開日: 2001/04/01
    ジャーナル フリー
    パーソナルコンピュータとネットワークの普及に伴い,電子化された情報(ディジタルコンテンツ)が増加している。しかし,一方で,電子化されたデータの互換性や,容易に複製されてしまうことへの不安,あるいは,一覧性の問題から,紙を媒体とする印刷物という形での情報伝達も依然として残っている。本稿では,これら印刷物の電子化プロセスを述べ,特に,テキスト情報の電子化に不可欠なOCR (Optical Character Reader) と,線分や記号などの図を中心とした図面を電子化するための入力装置であるデジタイザについて述べる。
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