情報管理
Online ISSN : 1347-1597
Print ISSN : 0021-7298
ISSN-L : 0021-7298
43 巻, 3 号
選択された号の論文の20件中1~20を表示しています
対談
論文
  • -米国特許商標庁ホームページ(1)
    武藤 晃, 湯川 奈穂美
    2000 年 43 巻 3 号 p. 187-202
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/04/01
    ジャーナル フリー
    特許情報へのアクセスは,紙から電子媒体への転換が進み,電子媒体の分野においては,CD-ROMのような可般電子媒体,インハウスデータベース,外部商用データベースから,次第にインターネット・ウェブへの依存度が高まりつつある。その中でも,各国特許庁のホームページは,最新の重要かつ豊富な特許情報を公開しており,これからの特許管理は,ウェブサイトへのアクセスを知らなければ語れなくなってきた。ウェブ上に開示される情報は,その全容を見ることができないほど多岐にわたる。インターネットという媒体の特性から,リンクされる情報量の多さ,また,更新・改良される早さを考慮すると,必要な情報へのアクセス能力を向上するためには,そのホームページの構成を理解することが最も近道である。そして,常に情報の受け手が意識的に変化の流れをキャッチアップしていくことが不可欠である。今回は,米国特許商標庁のホームページの全体的な構成を解析する。このホームページの全貌を見ると,米国におけるプロパテント政策の成功の理由を垣間見ることができる。行政のアナウンスにとどまらず,発明者個人という観点からの財産権保護,子供から学校の教師をも対象の教育など,そのバラエティの多さと裾野の広さは,米国の用意周到なレベルの高い取り組みを伺わせる。また,同時に「インターネット」という新しい時代の脅威を感じる。
紹介
  • アジア各国における保存の取り組み
    小川 千代子
    2000 年 43 巻 3 号 p. 203-208
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/04/01
    ジャーナル フリー
    コンピュータの普及は著しい。平成6年度以来各省庁の情報化が始まり,最近では電子文書交換システムが稼動しはじめた。しかし,文書保管は各省庁に一任され,保管すべき期間が満了した後の電子記録は,制度上は国立公文書館へ移管するはずだが,受け入れ体制は未整備である。諸外国の電子記録の取り扱いについて,1994/1995年にICA国際文書館評議会はアンケート調査を実施した。この調査の概要を考察し,併せて結果のデータ中からアジアの国々の回答を抽出比較検討し,各国における電子記録保存への取り組みの様子を観察する。
講座
  • 準備:情報管理をめぐる環境と道具
    飯島 邦男
    2000 年 43 巻 3 号 p. 209-218
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/04/01
    ジャーナル フリー
    ディジタルコンテンツの時代となって,情報媒体が多種多様になるとともに,道具としてのハードやソフトが高性能化・高機能化している。このため,個人のレベルでの情報管理が可能になっており,どういった道具があり,どのような問題点があるのかを検討する。従来の情報管理と,これからの個人にとっての情報管理の違いを論じ,現在どのような道具が使えるのかを概観し,そこに内在する問題点を展望する。従来の資料というモノを扱ってきた情報管理とは違い,情報そのものを上手く活用するために,コンピュータやソフトウエアを上手く活用する能力としての「情報リテラシー」の必要性を論じる。
連載:文献レビュー
報告
  • ダイオキシンの分析
    井上 聡子
    2000 年 43 巻 3 号 p. 220-227
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/04/01
    ジャーナル フリー
    人工物質最強の毒物であり,ニュース等でも数多く取り上げられているダイオキシンの分析方法について,1998年以降の技術動向を調査した。ダイオキシンの分析は,環境中の気体,液体,固体に吸着して存在しているダイオキシンを採取する方法やダイオキシン分析を妨害する共存物質を取り除く方法,極微量ダイオキシンを正確に測定する手段において通常の分析よりも難しい部分が多い。国の定めた方法(公定法)では極微量のダイオキシンを正確に測定することができるが,時間がかかる,高額,熟練した技術者が必要等問題も多い。必要最低限の感度および精度を保ちながら,公定法より低価格,短時間でできる分析法の研究概要を紹介する。
インタビュー
JST海外事務所報告
やってみよう!
電子出版のデスクトップ
マンガ「ことばの泉」知る知る見知る
情報人生観
feedback
Top