情報管理
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44 巻, 8 号
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解説
  • グリベル レス:著, 内田 尚子:訳
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2001 年 44 巻 8 号 p. 537
    発行日: 2001年
    公開日: 2001/11/01
    ジャーナル フリー
    ゲノミックスという新しい分野が主たるけん引力となって,ライフサイエンス関係の情報量は急増している。膨大なゲノム塩基配列と配列関連のデータベースに収録され,文献に掲載された何千もの論文中に散在する大量な生物学データを整理・統合するという問題に直面している。この仕事を遂行するうえでのあまたの問題について論ずる。この問題へのひとつの対処として,EMBO(欧州分子生物学機構)はE-BioSciネットワークの創出を先導してきた。E-BioSciは,ゲノムやその他のファクトデータとライフサイエンスの研究文献を相互にリンクする次世代の科学情報サービスである。このサービスは科学者や研究者に,ますます複雑化し,しばしば混乱している情報の世界をナビゲートするための新しい形の手段を提供する。このサービスの開発は欧州の選ばれた種々の研究機関との協力によって行われており,今後3年間,欧州委員会から資金援助を受けることになっている。
  • 成清 正和
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2001 年 44 巻 8 号 p. 551
    発行日: 2001年
    公開日: 2001/11/01
    ジャーナル フリー
    シンガポールの教育は,今日に至るまで経済に対して知的労働力を供給している点で極めて重要な役割を果たしている。1965年の独立以降現在においてなお,政府は,教育システムに対して強い統制を働かせている。この政府統制型の教育システムは,高いスキルを持った国民を生み出してきた点で比較的成功してきたと言えるし,シンガポールの高等教育機関もまた,アジアの中で最良の機関に位置するものとして国際的に認識されている。ここでは,シンガポールの大学がいかにその役割を果たし,社会貢献のためにその資源を活用しているかを明らかにする。
紹介
  • ―堀場製作所の場合―
    伊藤 省二, 三上 慶子, マクカレブ ブライアン, 小野 奈津代
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2001 年 44 巻 8 号 p. 557
    発行日: 2001年
    公開日: 2001/11/01
    ジャーナル フリー
    近年,製造業が自社の技術力をPRすることは,ビジネス発展のために重要な広報活動の1つとなっている。従来,数多くのメーカが,技報の発行を通して研究開発の成果や製品の技術内容を紹介してきたが,多様化・高速化する市場ニーズに十分には対応できていない。本稿では,堀場製作所の技術情報誌Readoutの編集発行を例にして,より効果的でスピーディーな技術情報サービスを実現するための課題と,ホリバの新しい取り組みを紹介する。技術者の技術情報入手方法,Readoutの編集・制作工程,お客様への電子配信システムなどについて述べる。
  • 末廣 恒夫
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2001 年 44 巻 8 号 p. 564
    発行日: 2001年
    公開日: 2001/11/01
    ジャーナル フリー
    (株)資生堂には研究開発部門として2か所のリサーチセンターがあり,図書室もその両方に設置されている。その2か所のリサーチセンター図書室について,蔵書構成,電子ジャーナルの導入状況,オンラインデータベースの活用状況などの概要を述べた。続いて自館の所蔵資料だけで対応できない部分について,神奈川県立川崎図書館などの外部機関を積極的に活用しているが,その活用状況について述べた。また,2000年にリサーチセンターの移転を行ったが,それに伴う図書室の移転の際に,2か所の図書室が連携をとり対応したことを述べた。最後に今後の課題をあげた。
IT講座:インターネットと情報 第6回
  • 二木 麻里
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2001 年 44 巻 8 号 p. 569
    発行日: 2001年
    公開日: 2001/11/01
    ジャーナル フリー
    ウェブサイトを情報発信の拠点として構築する方法について考える。制作者自身にとって役立つツールであると同時に他者が共有できる情報資源となるようなサイト発信はどのようなものか。まずインターネット上に現在発信されているさまざまなオンラインサイトを7通りの形態に大分類し,これから構築しようとするサイトの内容と目的にしたがって,どの形態がふさわしいかを探る。独創的な発信内容を構築するためには,フィールドリサーチを重ね,また優れたサイトを分析することが効果的である。その上でサイトナビゲーションやデザインを考慮する段階になる。シンプルで論理的なサイト設計の原則,またサイト発信に使われる各種のツールも紹介。
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