情報管理
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49 巻, 5 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 佐藤 慶浩
    2006 年 49 巻 5 号 p. 225-235
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/08/01
    ジャーナル フリー
    企業における個人情報保護対策の検討方法の3つの観点を紹介する。3つの観点とは,個人情報保護法対応,個人情報漏洩防止,ビジネスにおける個人情報の利用である。対策事項については,個人情報を分別して,情報のライフサイクルに即したガイドラインをまとめることが重要である。また,業務委託における注意点についても紹介する。
  • ―国立国会図書館の「Current Awareness Portal」の試み
    上田 貴雪, 村上 浩介, 筑木 一郎
    2006 年 49 巻 5 号 p. 236-244
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/08/01
    ジャーナル フリー
    国立国会図書館はこれまで,図書館および図書館情報学に関する情報誌「カレントアウェアネス」「カレントアウェアネス-E」を刊行してきたが,インターネットを通じた情報提供が図書館界においても一般的に行われるようになってきた昨今,速報性・情報量・効率性の観点から,両誌の課題が浮き彫りになってきた。両誌の編集を担当する調査情報係は,これらの課題を解消するため,CMSを用いてWebサイト「Current Awareness Portal」を構築し,新しい情報提供スタイルを試みた。本稿ではその取り組みと,試行の結果判明した課題を紹介する。
  • 岡野 博文, 谷 幸男, 向仲 英司, 丸山 章子, 今木 滋
    2006 年 49 巻 5 号 p. 245-257
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/08/01
    ジャーナル フリー
    日本海洋データセンター(JODC)は,ユネスコ政府間海洋学委員会の推進する国際海洋データ・情報交換システム(IODE)の枠組みのもと,わが国を代表する国立海洋データセンターとして海洋データの収集・管理・提供に関する活動を行うとともに,西太平洋域におけるIODE活動の推進のために国際海洋データ・情報ネットワークなどの新たな国際的な枠組み作りに取り組んでいる。本報では,最近の海洋データ管理に関する国際的枠組みの動向や ,JODCにおける海洋データの収集・管理・提供の概要と,海洋データ提供をめぐる最近の事例などについて報告する。
  • ~現場の情報課題へ 徹底した情報提供を追及~
    今中 陽子
    2006 年 49 巻 5 号 p. 258-265
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/08/01
    ジャーナル フリー
    (株)電通の情報センターの歴史をひもとけば,戦前にまで遡(さかのぼ)ることができる。電通はコミュニケーションを業務としている会社であり,情報力をずっと重視し続けてきた。IT革命によるインターネットの普及やメディアの変ぼうは,情報の流通を大きく変え,電通の従来型の情報集積だけでは情報優位性を保てない状況になってきた。情報センターでは,1990年代後半から,情報センターの電子化を推進してきた。資料提供も蓄積情報を使ったサービスだけでなく,情報の先取りや2次加工レポートを作成し,社内Webを使って積極的な情報発信を開始した。社内外情報がコンパクトに詰まった「5555net」,社内研究レポート倉庫「K-navi」である。情報センターのミッションは, ・ 現場のさまざまなニーズに対応した情報 ・ 鮮度の高い情報 ・スピーディな課題解決のための情報 を現場に提供することであり,過去もそして現在も,人的情報サービスからデジタルサービスまで,求める情報に適した提供スタイルを追及し続けている。
  • 甲田 彰, 平尾 泰徳, 山田 篤, 森田 歌子
    2006 年 49 巻 5 号 p. 266-273
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/08/01
    ジャーナル フリー
    前稿では,JSTが2006年4月から提供を開始した科学技術文献検索システム「JDream II」について,信頼性向上,処理の高速化および将来の拡張性を考慮したハードウェア・ソフトウェア構成と,それに基づく,検索の流れを報告した。本稿では,漏れのない高精度の検索を実現するためにJDream IIに搭載した,異表記対応機能,複数の検索方式,JSTシソーラスの検索・参照機能について,その仕組みを報告する。
視点
情報と規範
レポート紹介
集会報告
図書紹介
エラータ
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