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36 巻, 5 号
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講演
  • 三橋 規宏
    1993 年 36 巻 5 号 p. 383-393
    発行日: 1993/08/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    本稿は,テレコム旬間参加行事として開催されたテレコム旬間講演会講演を収録したものである。演者は,平成不況はすでに出口が見えてきたと判断し,景気回復後の日本経済に先端技術がどのように関連していくかを述べた。まず,景気回復後の日本経済の前途に立ち塞っている人口の高齢化,地球環境問題,先細りする導入技術などの成長制約要因を具体的に説明し,これを乗り切るためには自前の先端技術を開発し,それをうまく産業として育てていくことが必要であると説いた。また,日本で開発可能な先端技術にはどのようなものがあるかを具体的に挙げて産業化の可能性を探り,それらを産業に結びつけていく際の社会的な課題,留意点についても述べた。
  • 村松 弘和
    1993 年 36 巻 5 号 p. 394-400
    発行日: 1993/08/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    科学技術庁では国公立の研究機関や特殊法人などを対象に,1992年11月に実施した研究情報ネットワークに関するアンケート結果をまとめた。調査は科学技術庁が日本科学技術情報センターに委託し,アンケート票を全国159機関に配布する形で実施し,117機関から有効な回答があった。アンケートでは,68%の研究機関が各研究所のLANで構築,または計画中だが,外部のネットワークと接続することにはまだ不十分(45%)で,予算確保が難しい(47%)としている。また85%が各研究機関のデータベースの相互利用を進めたいと思っているが,データベースの作成に人員·体制が不十分(87%),予算確保が難しい(61%)などの問題点をあげていた。
  • 阪口 哲男, 藤田 岳久, 杉本 重雄, 田畑 孝一
    1993 年 36 巻 5 号 p. 401-413
    発行日: 1993/08/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    知識ベースシステムは,検索戦略の立て方がわからないような一般利用者に適した,情報の蓄積·提供システムである。マルチメディア知識ベースシステムは,映像や音響などのマルチメディア情報を導入した,知識ベースシステムである。マルチメディア情報の導入によって利用者の親しみが増し,利用者に情報をより理解しやすく提供することができる。本稿ではまず知識ベースシステムの基本概念と特徴について述べる。次にマルチメディア知識ベースシステムの基本的な考え方について述べ,さらにその構築手法について,読書相談のための知識ベースシステムの構築を例にとって説明する。
  • 塚本 幸史
    1993 年 36 巻 5 号 p. 415-424
    発行日: 1993/08/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    雷は,事故停電や瞬間的に電圧が低下する現象の大きな原因の一つであり,これらの被害を未然に防止するために,雷情報の提供を望む声がユーザから多く聞かれている。当社ではかねてから雷について観測し,その情報を活用しているが,このたびユーザサービス向上と社内の雷情報活用の充実のため,雷気象情報システムを開発した。このシステムは,当社においては各事業所の事故に備えた早期の要員確保に役立ち,ユーザにおいては一時的な操業体制の変更により,停電,瞬間的な電圧低下の被害の減少に役立つ。本稿では,このシステムの概要,利用状況,将来構想について紹介する。
講座
  • 企業情報
    山口 泰代
    1993 年 36 巻 5 号 p. 425-440
    発行日: 1993/08/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    ビジネス分野で利用したいデータベースの筆頭に上げられるのが,企業情報である。企業の概要,財務情報がその中心であるが,利用頻度の高いデータベースは一部に集中しており,特に中小企業に関しては,信用調査会社の情報に限られているのが実情である。おもなデータベースの種類と特徴,および調査目的に応じた利用方法を,中小企業に関する調査方法を含めて,紹介した。今後は,OCR入力の実用化に伴って,データベースの種類も多様化が進むと思われる。定量データ分析だけでなく,企業戦略に関する調査レポートなどのユニークなデータベースが増えてくれば,利用はケタ違いに増えると予想される。
情報整理術
日本じょうほう紀行
JICST東西南北
エラータ
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