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26 巻, 11 号
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講演
座談会
一般問題
  • オンライン化の中でこそ生きる冊子体二次資料
    小林 和雄, 田中 功
    1984 年 26 巻 11 号 p. 906-915
    発行日: 1984年
    公開日: 2012/09/28
    DOIhttps://doi.org/10.1241/johokanri.26.906
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    オンライン検索の波は, 研究者, 技術者に大きな恩恵を与え, 情報収集の機動力を大幅に高めたことは事実である。しかし, こうした時代の勢いに流されて, きめの粗い面が情報活動に生じているという警告もある。このような背景から, 冊子体二次資料に対する見直しの議論もあるが, その定量的評定に対して, なお一歩足りぬままに, 今日に至っているのが実情である。冊子体二次資料の利用効果を実証するような海外での調査データを基礎にして, コスト的側面をも配慮しながら冊子体二次資料をオンライン検索と併存させてこそ, 効率の良い情報活動が進められることを解説した。
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  • 情報資源の地域格差に関する研究-地方都市を中心として-
    寄藤 昂
    1984 年 26 巻 11 号 p. 916-931
    発行日: 1984年
    公開日: 2012/09/28
    DOIhttps://doi.org/10.1241/johokanri.26.916
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    わが国において, 情報に関する地域格差が存在するのかどうか。存在するとすればそれはどのような面において, どんな形で発生しているのか。以上二つの問題意識のもとに, 地方都市を中心として既存の統計値を主とする数量的な評価と, 五つの都市におけるアンケート調査による市民の行動, 意識面の評価とを並行して実施した。これらの作業の結果, 全国的な格差の構造, 市民の持つ格差感, その形成要因といったものが明らかになった。以上の研究結果を中心として, そこに至る研究の歩み, 今後の研究方向についても触れている。
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