情報管理
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37 巻, 5 号
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追悼
講演
  • ベーレンス, ハインリッヒ
    1994 年 37 巻 5 号 p. 371-379
    発行日: 1994/08/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    本稿は, (社)化学情報協会主催の第10回化学情報講演会「ドイツの科学·技術情報活動」における講演を編集し, 収録したものである。ドイツにおける科学技術情報の専門機関であるFIZ Karlsruheの活動を, その組織の一員である演者が概括した。まず, FIZ Karlsruheの組織とその設立までの歴史を紹介。その主要な活動の一つである科学技術情報の国際的ネットワーク, STN Internationalのホストとしての役割について述べた後, STNの特徴, 規模, 発展の経違を概観した。その他の活動として, 独自に行っているデータベースの作成に関して具体例を挙げて述べ, その将来的な方向性についても言及した。
  • デプランク, ルネ
    1994 年 37 巻 5 号 p. 380-385
    発行日: 1994/08/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    本稿は, (社)化学情報協会主催の第10回化学情報講演会「ドイツの科学·技術情報活動」の講演を編集し, 収録したものである。演者はドイツ連邦共和国の化学の専門情報センターFIZ Chemieの代表者であり, FIZ Chemie, Gmelin Inst. , Beilstein Inst. 3機関の活動を紹介する形でドイツでの化学情報活動の現状および新しい動きを概活した。まずドイツにおける化学情報の歴史を概観した後, FIZ Chemie の活動をその主要分野である有機反応, ケミカルエンジニアリングでのデータベースの作成を中心に述べ, Gmelinでは所有しているデータの総合的な処理, 提供システム, Beilsteinでは構造検索の社内データベースヘの提供など, それぞれの新しい動きを中心にその活動を述べた。
  • チェルマック, イアン ミッシェル
    1994 年 37 巻 5 号 p. 386-391
    発行日: 1994/08/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    本稿は, (社)化学情報協会主催の第10回化学情報講演会「ドイツの科学·技術情報活動」における講演を編集し, 収録したものである。演者はドイツ連邦共和国のBMFT (研究技術省)の一員であり, その立場からドイツのたどってきた道をふまえて, 科学技術における化学情報の展望やドイツ政府の助成の方針, 将来計画などについて述べた。化学分野においては, 人間の英知やアイデアによって, 未来の需要に応じた研究や発見の活動が行われなければならないと説き, そのために化学情報の未来も存在するとした。そして国際的な協力による総合化学情報システムが求められているとして, 政府の助成の方針を述べると同時に, 今後の化学情報の提供のあり方について, 四つのテーゼを提唱した。
  • —奈良国立博物館仏教美術資料研究センターの実践と情報管理論の基本問題
    田窪 直規, 西岡 美貴
    1994 年 37 巻 5 号 p. 393-406
    発行日: 1994/08/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    当論では, 奈良国立博物館仏教美術資料研究センターの写真情報管理活動を, 記述枠の問題と記述枠への値入力の問題に分けて紹介する。記述枠の問題に関しては, 撮影対象のデータと写真原板のデータを関連づける枠組の必要性を述べる。値入力の問題に関しては, 当館で開発した, 分類表や目録規則におおよそ相当するツールについて述べる。前者は, 完全階層列挙型で, シソーラスライクな索引を有する。後者には, 引用順序 (citation order)や複合語等の問題を意識した命名規則や, “ファセット化超マイクロシソーラス”と名づくべきものが含まれている。最後に, 当館の活動を通じて明らかとなる, 情報管理論の基本問題について触れ, 一般情報管理論の必要性を訴える。
  • 文法規則について
    芦崎 達雄
    1994 年 37 巻 5 号 p. 407-426
    発行日: 1994/08/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    JICST機械翻訳システムは, 翻訳辞書, 文法規則, 翻訳実行ソフトウエアから構成されている。機械翻訳処理では日本語の入力文を, 最初に日本語形態素解析を行い, その結果から文法規則の構文解析, 構文変換, 構文生成の処理を行う。そして, 英語形態素生成の処理を行い, 英語の出力文を生成する。文法規則は, 科学技術論文の抄録文をテキストに, 様々な言語現象を解析して, 頻度·統計処理を行い, 機械翻訳処理に対応する規則を作成したものである。
講座
  • [第5回] 自己組織型情報ベースシステム
    佐藤 誠
    1994 年 37 巻 5 号 p. 427-437
    発行日: 1994/08/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    科学技術の急速な発達により, 科学技術情報の質的·量的な拡大は日々に増大している。これら情報を適切に処理し自己秩序を形成して成長していくという, 自己組織化の考え方は, これからの情報分野で重要なコンセプトになると思われる。この自己組織型情報ベースシステムについて, データベースの自動構築, 情報の自己組織化機能, 自己組織型情報ベースの知的インタフェースの観点より, 研究を進めている。
情報整理術
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