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50 巻, 12 号
選択された号の論文の16件中1~16を表示しています
INFOPRO 2007 特別講演
  • マリンズ, ジェームズ L.:著, 加藤 多恵子:訳
    2008 年 50 巻 12 号 p. 810-815
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/03/01
    ジャーナル フリー
    研究コミュニティ特に科学技術分野において,eサイエンスが最近出現した。データ集合を使って計算機のシミュレーションを通して生物学,化学,物理学などの原理を試験できるようになったのである。世界中の科学の分野データ集合を共有し,利用できるいくつかのeサイエンスプロジェクトが出現した。一つの科学分野が誕生したのだともいえる。これら大型科学でのデータ共有例はナノテクノロジー分野で見られる。このデータ集合のアクセスを,現在から将来にわたり提供する必要性をコントロールすることが,eサイエンスでは肝要である。ここでは図書館学,アーカイブ科学の原理が適用されよう。eサイエンスを促進するために,ライブラリアンには新しい役割を確立する必要が求められる。例えばライブラリアンは図書館学と科学技術両分野での教育を受ける必要がますます求められるなど,対処すべき事柄は多い。(本抄録は翻訳者が作成した)
  • ―学術情報を中心として―
    南 亮一
    2008 年 50 巻 12 号 p. 816-824
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/03/01
    ジャーナル フリー
    学術情報の利用に関する著作権制度の改善の動向につき,2006年12月に新設された特許審査等における文献の複製および薬事行政手続における文献の複製における権利制限規定の制定過程を,2004年8月の文化庁著作権課による法改正要望事項の募集,2005年の文化審議会著作権分科会法制問題小委員会における検討,2006年12月の国会審議,2007年からの文化審議会著作権分科会法制問題小委員会における検討を中心に,詳細に解説する。
50周年特別寄稿
  • 千原 秀昭
    原稿種別: 50周年特別寄稿
    2008 年 50 巻 12 号 p. 825-835
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/03/01
    ジャーナル フリー
    主として日本における化学情報普及活動について概観した。一次情報としては冊子体から電子ジャーナルへの変遷,二次情報としては眞島利行による『日本化学総覧』の刊行,CA抄録者会,化学情報協会による英文抄録と索引事業にふれた。化学情報協会の誕生から現在までの流れをCAS/STN,JICST/JSTなどとの関連において記述した。
  • ―わが国のドキュメントデリバリーサービスの原点―
    山下 志信
    原稿種別: 50周年特別寄稿
    2008 年 50 巻 12 号 p. 836-844
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/03/01
    ジャーナル フリー
    サンメディアは,わが国の最も古いドキュメントデリバリーサービス企業の一つで,その発展は高度経済成長期の研究開発型企業の発展と軌を一にした。さらに1980年代初頭からのオンラインデータベース代行検索による学術文献流通の拡大によって成長してきた。事業は国立国会図書館やJICSTの協力が不可欠であったが,British Libraryなどの海外リソース機関との提携も重要であった。また国内で著作権集中処理機関が設立される以前の海外集中処理機関への訪問や,著作権解決済み文献提供サービス導入など,著作権問題に対しても古くから取り組んできた。その歩みは今日の「コンテンツソリューションカンパニー」としての事業展開に継承されている。
視点
情報論議 根掘り葉掘り
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