目盛り間隔の目測による分割 (内挿読み取り) 特性を実験的に評価した. CRT上に表示された2本のマーク間を目測で10等分し, ランダムに表示される1本のポインタの位置を読み取る実験を行った.
第1の実験では, ポインタの位置が等分点上にあるか否かを答えた (一致課題). その結果, 3/10, 4/10, 6/10, 7/10の位置では他の位置 (1/10, 2/10, 5/10, 8/10, 9/10) と比べて偏りが大きく, 中央向きに偏って読み取られることがわかった. 第2の実験では, ポインタの位置がどの等分点に近いかを答えた (丸め課題). その結果, 被験者は表示される両端のマーカのほかに中央にマーカを仮想し, ポインタの位置を3つのマーカの近いほうへ偏って目測する傾向があった.
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