本研究はCAIをひとつの人間・機械系と考えて, 入出力装置, 内部の計算機論理といったインターフェイスを通しての, 情報の交換を相互作用として取扱うための基礎的な解析を目的とする. 学習者には二次元単峰性の評価関数の最適値を探索する問題を与える. この課題を, 計算機との相互作用により解決する過程を調べるために, パターン探索法を修正して内部論理を開発した. 学習者は最適値のそれぞれ異なった評価関数のうちからひとつを選んで試行探索をする. その結果, 学習者にはいくつかの特徴的な最適値探索がみられ, これが学習者の応答へ適応するCAIネットワークの設定への有効な手がかりを与えると思われる.
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