人間工学
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45 巻, 6 号
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表紙
総説(聴覚コミュニケーション部会)
総説
原著
  • 岩宮 眞一郎, 中嶋 としえ
    2009 年45 巻6 号 p. 329-335
    発行日: 2009/12/15
    公開日: 2010/12/17
    ジャーナル フリー
    メッセージを伝えるサイン音には,音の断続パターンだけでなく,短いメロディや和音などの各種の音楽的表現を用いることも多い.本研究では,サイン音に和音を用いることの可能性を検討するために,各種の三和音表現とサイン音としてのイメージおよびその印象の関係を,評定尺度による評価実験に基づいて検討した.終了感を出すのに,音楽の終止形として用いられている,属和音あるいは下属和音から主和音の進行が利用できることが示唆された.これらは,快適で,明るい印象があり,日常生活で頻繁に使われるサイン音としては適しているであろう.警報感を出すには,短三和音,減三和音がふさわしい.これらの和音は,不快で,暗い印象がある.増三和音は,呼び出し感を出す機能があり,報知感も強い.本研究により,サイン音に和音を用いることで,特定の機能イメージや印象を引き出すのに有効であることが示された.
  • 金 基弘, 岩宮 眞一郎, 北野 博之
    2009 年45 巻6 号 p. 336-343
    発行日: 2009/12/15
    公開日: 2010/12/17
    ジャーナル フリー
    円状の図形が等速度で繰り返し円周上を回転運動する映像に音高の上下方向の周期的変動を組み合わせたときの音と映像の調和感を,印象評定実験に基づいて検討した.円の回転と音高変化の上下方向が一致した場合も逆の場合も,回転方向(時計回り,反時計回り)に関わらず,円の回転と音高変化の周期が一致あるいはおおよそ一致したときに,高い調和感が得られた.一般に,空間の上下と音高の上下を一致させると高い調和感が得られることが示されているが,連続的な回転運動の場合も,空間と音高の上下関係が一致しているときの方がその関係が反転した場合よりも調和感は高い.また,円の回転と音高変化の周期がある程度以上ずれたときには調和感は低下するが,円の回転に対して音高の変化が進んだ場合には,遅れた場合よりも調和感の低下は顕著である.さらに,音と映像が調和していると評定された視聴覚刺激は,視聴覚刺激の総合的な評価(良し悪し)も高い.
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