人間工学
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5 巻, 2 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 石松 健男
    1969 年 5 巻 2 号 p. 73-81
    発行日: 1969/04/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 長町 三生
    1969 年 5 巻 2 号 p. 82-91
    発行日: 1969/04/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    本稿では, アメリカにおける自動車の安全に関する研究の現状を人間工学的な立場から展望した. とくに, 1) 衝突時における自動車安全, および 2) 事故防止の立場からの安全問題の2点について, 自動車の設計, 運転者その他の因子を生体工学的, 数学的手法によって, どのように解決していくかについての研究の概要を考察してみた.
  • 1969 年 5 巻 2 号 p. 91
    発行日: 1969年
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 村越 康, 斉藤 幸子, 山川 政司, 吉田 正昭
    1969 年 5 巻 2 号 p. 92-96
    発行日: 1969/04/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    表面触に関する知覚として考えられる11種の性質を選び, SD形式の多項目評定尺度により, 熱伝導率の異なる試料群について官能量の測定を行なった.
    種々の物理量の対数とこれに対応すると思われる官能量との関係を求めたところ, 重量と「重さ」, 熱伝導率と「冷たさ」, あらさと「あらい」, 重量と「濡れた」などに関連性があり, かつ前2組はそれらの間に対数比例関係が存在する.
    さらに物理的および心理的特性間の相関係数を求め, これに因子分析法を適用した. その結果, 表面触には「硬さ」,「冷たさ」,「重さ」を含む次元と「濡れた」,「滑らか」の次元があり, かつそれぞれの次元に関係する物理的性質が明らかになった.
    なお因子寄与率が第2因子までで約71%を示すことから, 表面触が比較的単純性を持つことが予想される.
  • 前田 正子, 梁瀬 度子, 花岡 利昌
    1969 年 5 巻 2 号 p. 97-103
    発行日: 1969/04/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    民具は. 長年にわたる生活経験の積み重ねの中で, 使用者の身体の延長として, 最も使いやすいように, 身体寸法, とくに手の大きさや作業条件にあわせてつくられてきているこれらの民具について, 人間工学的観点から, とくにその機能性を追求するために, 手で操作する部分を中心に形態面の計測を行なった. 調査の対象とした民具は, 853点で, きこりが使用する道具や農具である.
    計測の結果, 1) 柄の把持部分の横断面形はほぼ楕円形で, 形態は (1) 作業動作の方法, (2) 作業方法, (3) 用途の多少などに制限されるが, とくに (1), (2) による規制が, 民具の機能性に最も結びついている. 2) 柄の太さは, よこ径20~35mm, たて径, 25~40mm, 周囲長85~115mmの範囲にあり, 片手作業や大きな力を必要としない作業の用具は細めである. 3) 直接, 生産と結びついていない日常用具では, 使いやすさより, 装飾性など他の要素が優先されていることなどが判った.
  • 狩野 宏之
    1969 年 5 巻 2 号 p. 104-106
    発行日: 1969/04/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 服部 進, 服部 四士主
    1969 年 5 巻 2 号 p. 107-112
    発行日: 1969/04/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    自転車走行の効率, 速度にとって重要な条件は種々あるが, その内でも乗車姿勢を決めるサドル位置とハンドル位置, クランク長およびギヤ比は特に重要である. この論文ではまずギヤ比の速度, 効率に及ぼす影響を調査することとし, この良否を判定する目的で, 定常走行中の乗員の酸素消費量, 心拍数および仕事量を, また, 1,000m全力疾走時のラップタイムおよび仕事量を測定した. 測定にはこのために特に設計した自転車台上走行試験機および連続的酸素消費量記録測定装置を使用した. 定常走行時の種々のギヤ比に対する酸素消費量と全力疾走時のラップタイムは非常によく似たグラフを示し, ともに各被験者の常用するギヤ比よりかなり高いギヤ比の所に最良の点があることがわかった.
  • 杉山 暁, 宮脇 一男
    1969 年 5 巻 2 号 p. 113-118
    発行日: 1969/04/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    眼球の運動を知るために, 簡便なEOG装置を開発し, その応用例について述べている. さらに, まぶたの動き, すなわちまばたきを検知することによっても, 人間工学的な研究のための道具として使える可能性を示している.
    EOG装置の応用例としては, 読書時の眼の動きについて調べた結果, および眼球の追跡運動の反応時間について飲酒のおよぼす影響を分析した例を示している.
    まばたきの検出の応用例としては, 平常時には, 10秒間以上まばたきをしないでいることは非常に稀であるが. 居眠りをはじめると, まばたきをしなくなることを利用して, 10秒間以上まばたきをしないでいるときは居眠りを警告する, 居眠り警報装置について述べている.
  • 遠藤 敏夫, 橋本 邦衛, 相沢 欽司
    1969 年 5 巻 2 号 p. 119-123
    発行日: 1969/04/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    土讃線CTC (列車集中制御管理所) の指令員が, ときに信号てこ操作を誤ることがあり, この原因を表示パネルと制御盤の対応について検討してみた.
    1. 指令員の昼間作業でのてこ操作は, 作業時間のうち約14%をしめる. また指令作業中に連続記録したポリグラムから, てこ操作のために神経負担がたかまっていることが確められた.
    2. てこ操作を誤りやすい駅があり, これは表示パネルと制御盤上のてこ配列が一定のルールに従っていないことに原因があるとみとめられた.
    この混乱を防ぐには, 表示パネルと制御盤上のてこ配列のあいだに機能的で, しかも論理的な関連があり, ルートとの照合のつきやすいものとする必要があり, ここでは比較的簡単な改造で誤操作を防止できるてこ配列の改良案をしめした.
  • 足立 洪
    1969 年 5 巻 2 号 p. 124-130
    発行日: 1969/04/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 1969 年 5 巻 2 号 p. 135-139
    発行日: 1969/04/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
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