日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
16 巻, 3 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 長谷川 和夫
    1979 年 16 巻 3 号 p. 191-198
    発行日: 1979/05/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 秋山 房雄
    1979 年 16 巻 3 号 p. 199-208
    発行日: 1979/05/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 日常生活動作を中心に
    岸 久博
    1979 年 16 巻 3 号 p. 209-216
    発行日: 1979/05/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 葛谷 文男
    1979 年 16 巻 3 号 p. 217-222
    発行日: 1979/05/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 戸嶋 裕徳
    1979 年 16 巻 3 号 p. 223-229
    発行日: 1979/05/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 宮原 光夫
    1979 年 16 巻 3 号 p. 230-237
    発行日: 1979/05/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 人間ドック24年の経験を通して
    日野原 重明
    1979 年 16 巻 3 号 p. 238-244
    発行日: 1979/05/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 第1報 老年者低 Na 血症の実態とその病態分類の試み
    白木 正孝, 井藤 英喜, 大山 俊郎, 折茂 肇
    1979 年 16 巻 3 号 p. 245-252
    発行日: 1979/05/30
    公開日: 2009/11/24
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    老年者においては, 低Na血症が比較的高頻度にみられるが, その病態解析は容易ではない. そこで我々は老年者低Na血症の実態を調査し, さらにその病態の簡便な鑑別方法の有無につき検討を行った.
    低Na血症の定義は血清Na値が125mEq/L以下のものとした. さらに高Na血症は血清Na値が157mEq/L以上と定め, この両病態の出現頻度を調査した. 中検における老年者血清Na値中に低Na血症を示す検体は1.8%存在し, 同様に高Na血症のそれは0.5%存在した. 連続剖検例525例中には低Na血症78例 (14.6%), 高Na血症36例 (6.9%) 存在し, 老年者では高Na血症に比し, 低Na血症の出現頻度が高く, かつ末期重症例の低Na血症発生率が高値であった.
    老年者低Na血症例においては, 心不全, 腎不全等の低Na血症の原因疾患が明かなものは32%にすぎず, 52.6%の症例が低Na血症の原因が明かではなかった. この原因不明の低Na血症例の基礎疾患は, 脳血管障害 (39.0%), 悪性腫瘍 (31.4%), および肺炎 (51.2%) という慢性消耗性疾患が多かった. これら原因不明の老年者低Na血症例の尿中Na排泄濃度の分布をみてみると, 50mEq/Lを境として, 2峰性の分布を示した. そこで尿中Na排泄濃度50mEq/L以上と以下の2群に低Na血症を分類してみたところ, 50mEq/L以上の群では尿中Na排泄持続, 尿Na/K比高値, 血漿レニン活性 (PRA) 低値, および血漿量の増加を認め, 所謂希釈性低Na血症の病態を示した. 一方50mEq/L以下の群では, 血清尿素窒素高値, 尿Na排泄量減少, 相対的尿K排泄量増加, 尿Na/K比低値, およびPRA高値を認めた. この群で血圧が低Na血症発症時に低下したことから, PRA高値の原因は腎潅流圧の減少のためとの可能性が示唆された. 以上の事実より老年者低Na血症例中, 原因不明のものは, その病態が2群に分類出来かつ, その分類は, 尿中Na排泄濃度の検討という比較的簡便な指標を用いることで可能となることが明かとなった.
  • 加令に伴う骨塩含量の変動とその観察における photon absorption method の有用性
    白木 正孝, 折茂 肇
    1979 年 16 巻 3 号 p. 253-260
    発行日: 1979/05/30
    公開日: 2009/11/24
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    photon absorption method を用い, 381例の日本人の左橈骨骨塩含量 (RMC) を測定し, 以下の結果を得た. (1) RMC値をg/cm2なる単位で表示した際の本法の精度は, 1.9±1.09%であり, 本法は in vivo の骨塩定量法として精度が優れていた. (2) RMCと鎖骨皮質幅との関係は, 男性においては相関係数0.617 (n=20, p<0.01), 女性においては0.481 (n=34, p<0.01) を示し, さらに腰椎骨粗鬆化度ともよく一致した. (3) 男性135例, 女性246例のRMC値の経年変化を調査した. 男性では30歳台で0.68±0.016g/cm2なる最大値を示したのち漸減し, 50歳台で0.60±0.35g/cm2を示した. 以後70歳台までほぼ一定値を示し, 80歳台では0.52±0.040g/cm2と30歳台に比し約23.7%6のRMCの減少を示した. 女性においては, 各年代で男性のRMC値よりも低値を示した. 30歳台女性のRMC値は0.59±0.016g/cm2を示し, 50歳台以後のRMC値の減少が著明であった. 即ち60歳台0.49±0.011g/cm2, 70歳台0.47±0.010g/cm2および80歳以上で0.42±0.024g/cm2を示した. 44例の老年者女性の骨折例のRMC値は同年代の女性例のそれに比し, いずれも低値を示した. (4) 閉経前女性7例, 閉経後女性10例, および閉経後女性で骨折を有する例6例の3群につき, 3年間RMCを測定した. 前2群の3年後のRMCの減少率はそれぞれ8.0%および8.9%で差がないのに比し, 骨折群のそれは20.4%と有意に減少率が大であった. (5) RMCは年齢, 体重, 身長と相関を示し, その相関の強さは男性では体重, 年齢, 身長の順であり, 女性では年齢, 体重, 身長の順であった. (6) 男女ともそのRMC値は年齢, 体重, 身長を変数とした重回帰式で表わされ, それぞれの変数を代入して得られるRMC値は, その個人の理論的RMC値であると考えられた. (7) この理論値を実測値より減ずることで得られる残渣は, 非骨折女性例では0を中心とする正規分布を示し, この理論式が正しいことが示された. (8) 一方骨折例の残渣は有意に負にかたむいた. (9) 以上より photon absorption method は, in vivo における骨塩含量測定に有用であり, 老年者においては, RMCは男女で異った変動を示し, 更に女性例においては, 骨折の有無で本質的に異ったRMC値をとることが示された.
  • 1979 年 16 巻 3 号 p. 261-292
    発行日: 1979/05/30
    公開日: 2009/11/24
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