日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
15 巻, 4 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 救貧より防貧の対策を!
    大間知 千代
    1978 年 15 巻 4 号 p. 307-315
    発行日: 1978/07/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 八木 國夫
    1978 年 15 巻 4 号 p. 316-318
    発行日: 1978/07/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 金子 仁
    1978 年 15 巻 4 号 p. 319-324
    発行日: 1978/07/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 橘 覚勝
    1978 年 15 巻 4 号 p. 325-326
    発行日: 1978/07/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 相澤 豊三, 木村 登, 新福 尚武, 兼子 宙, 中鉢 正美
    1978 年 15 巻 4 号 p. 327-346
    発行日: 1978/07/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 比色法及び蛍光法による検討
    船迫 真人, 上江洲 朝洋, 岡本 幸春, 阪上 良行, 谷本 幸三, 大田 喜一郎, 大畑 雅洋, 藤田 拓男
    1978 年 15 巻 4 号 p. 347-354
    発行日: 1978/07/30
    公開日: 2009/11/24
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    最近遊離基と老化に関する問題が注目を集め, 遊離基の作用の結果生じる過酸化脂質 (以下Pxと略す) と組織及び細胞の老化に関する報告も増加の傾向にある. 私共は入院患者398名及び集団検診被検者75名の空腹時血清を使用して血清Pxを測定し, 加齢及び各脂質分画との関係を検討した. 又集団検診被検者については血清PxをTBA反応比色法 (以下比色法と略す) 及びTBA反応蛍光法 (以下蛍光法と略す) で測定し, 両法の比較も若干行った. まず入院患者を対象に血清Pxを比色法により測定するとm±SD=13.08±2.45nmole/ml, これを平均年齢のほぼ同じ集団検診被検者ではm±SD=11.3±1.98nmole/mlで何らかの疾患を有する入院患者の方が高値を示した. 又症例数の増加と共に正規分布に近い分布状態を示した.
    血清Px値と年齢の関係は70歳までは加齢と共に血清Px値は増加の傾向を示し, 70歳より高齢で逆に低下の傾向を示した. 特に70歳以下の集団検診被検者に於ける蛍光法によるPx値と年齢の間では有意の正の相関がみられた. 入院患患では胃癌・心筋硬塞・心不全・気管支喘息等種々の疾患に於いて比色法によるPx値が高値を示し, ことに比較的重症な症例では高頻度であつた.
    次に各脂質分画とPx値の関係について検討すると入院患者ではNEFA・βリポ蛋白・βリポ蛋白分画とPx値は有意正の相関を示した. 又集団検診被検者に於ては蛍光法によるPx値はβリポ蛋白と正の相関を認めた.
    血中 Vitamin E (以下VEと略す) とPx値との間には有意の相関を認めなかったが, このことは血清中ににはVE以外にも抗酸化作用を有する物質が存在することを示唆した.
    血清での比色法によるPx値と蛍光法よにるPx値の間に有意の相関を認めず, 比色法によるPx値の方が約10倍の値を示したが, 比色法ではシアル酸等Px以外の物質を非特異的に測定している可能性が多い.
  • 朝長 正徳, 泉山 七生貴, 亀山 正邦
    1978 年 15 巻 4 号 p. 355-361
    発行日: 1978/07/30
    公開日: 2009/11/24
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    リポフスチンは加齢と共に細胞内に蓄積する. 特に生後分裂の行われない神経細胞や心筋では老化とともに著しく増加することが知られている. Nandy & Bourne ら (1966) は, セントロフェノキシンにモルモット神経細胞のリポフスチンを除去する作用のあることを報告した. 本研究では, 主として電顕的にセントロフェノキシンのリポフスチンに対する作用を検討した.
    方法: 動物はモルモットを用い, 6カ月齢 (若年群) 6匹, 2年齢 (老年群) 8匹, 計14匹である. 老年群の5匹に対し centrophenoxine (dimethylaminoethyl-p-chlorophenoxy-acetate,‘Lucidril’) 20mg/ml溶液を用い, 80mg/kgの割合で, 毎日腹腔内注射を行った. 老齢群の残り3匹および若年群6匹には生理的食塩水を腹腔内に注射した. 注射開始後90日および127日で断頭し検索に供した. 脳, 心臓, 肝臓その他の臓器および骨格筋を採取し, 光顕および電顕標本を作製した. 脳の電顕標本は視床下部, アンモン角, 脊髄より作製した.
    結果: 1) 光顕的にはセントロフェノキシン処理老齢群の神経細胞内リポフスチン量は対照との間に差がみとめられなかった. 2) 電顕的には, 視床下部, 脊髄前角細胞, 心筋のリポフスチンの空泡形成がみられたが, 対照群でも同様の変化がみられ, セントロフェノキシンによる本質的な変化とは考えられなかった. 3)一方, セントロフェノキシン投与群では, リポフスチン分布の凝集型より分散型への傾向がみとめられた. 4)また, リポフスチン構造の電子密度の高い部分に比して明るい部分の比率が減少していた. 5) セントロフェノキシン投与群では, rERの増加が観察された.
    結論: 2年齢の老モルモットではセントロフェノキシンによる神経細胞内リポフスチンの消失, 空泡化は明らかではなかったが, リポフスチンの構造および分布上の変化がみとめられ, これは本薬物による神経細胞の代謝への何らかの関与による二次的変化と考えられる.
  • 特に Dextran-sulfate (MDS) 投与によるリポ蛋白組成の変化について
    中村 治雄, 原 勉
    1978 年 15 巻 4 号 p. 362-368
    発行日: 1978/07/30
    公開日: 2009/11/24
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    高リポ蛋白血症の適切な治療の為には, それぞれのリポ蛋白の代謝様相を理解する必要がある. ことに, 近年, 超低比重リポ蛋白 (VLDL) のコレステロール (C) 及びトリグリセライド (TG) の低下, 低比重リポ蛋白 (LDL) のCの低下及び高比重リポ蛋白 (HDL) のCの増加が, それぞれ抗動脈硬化性に働くものと考えられるようになった.
    今回, 各種高脂血症11例のVLDLの異化過程を, 他のリポ蛋白の代謝との関連で dextran sulfate (MDS)投与による異化促進の状況下において検討した.
    その結果, VLDLのTGの低下は, MDS (300mg) 静脈投与後で著しく, その際, 同リポ蛋白のCの低下を伴った. VLDL蛋白の減少も軽度に認めるので, VLDL-TG/VLDL蛋白は増加を示す例が多い. MDS 3.6g経口投与3時間後でも, VLDL-TGの減少を認めた例は, 同様にVLDL-Cの減少を伴っている. また, VLDL-TGの減少とLDL-Cの減少との間にも, 正相関を認め, VLDLの異化促進は, LDLにも及ぶことになる.
    VLDLの異化の際, core 脂質の減少を認めやすく, おそらくVLDLの小型化を, MDSによって生ずるものと思われる.
    この際, 更に, HDL-Cの増加を認める例も多く, 11例中に8例に及んでいる.
    以上より, MDS投与により, VLDLの異化を促進させた場合のリポ蛋白の変動は, VLDL-TGに著しく認められ, 更に, VLDL-C, LDL-Cの減少と相関を示した. また, HDL-Cの増加を認める例が多かった.
  • 閉経後女性における血中 estradiol 値と動脈壁石灰化との関係について
    中尾 純子, 折茂 肇, 大山 俊郎, 井藤 英喜, 白木 正孝, 村上 元孝
    1978 年 15 巻 4 号 p. 369-374
    発行日: 1978/07/30
    公開日: 2009/11/24
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    動脈硬化に及ぼす estrogen の役割りを調べる目的で, 動脈硬化の1指標としてレ線写真上認められる動脈壁石灰化をとり上げ, 血清 estradiol 値との関係につき検討した. その結果, (1) 胸部大動脈, 腹部大動脈, 腸骨動脈いずれの部位においても, 石灰化を有する群では, 有さない群に比し, 平均血清 estradiol 値が低値を示した. 特に腸骨動脈石灰化群の平均血清 estradiol 値 (5.5±1.64pg/ml) は非石灰化群のそれ (16.2±2.01pg/ml) に比し, 有意に低かった (p<0.01). また胸部大動脈, 腹部大動脈の石灰化群および非石灰化群, さらに腸骨動脈の非石灰化群における各々の平均血清 estradiol 値は, 60歳以後の女性の血清 estradiol 正常値といずれも有意差を認めなかったが, 腸骨動脈石灰化群においては, 平均血清 estradiol 値が正常値よりも有意に低値を示した (p<0.001). さらに腸骨動脈に石灰化を有する群の平均血清 estradiol 値は胸部大動脈に石灰化を有する群および腹部大動脈に石灰化を有する群のそれらよりも有意に低かったp<0.05). (2) 胸部大動脈, 腹部大動脈, 腸骨動脈の3者の動脈全てに石灰化を有する例の出現頻度は, 胸部大動脈石灰化群において35例中14例 (40%), 腹部大動脈石灰化群において30例中14例 (46.7%), 腸骨動脈石灰化群において16例中14例 (87.5%) であり, 3者の動脈全てに石灰化を有する例は腸骨動脈に石灰化を有する群で有意に高頻度に出現した (p<0.01). すなわち, 腸骨動脈は動脈壁石灰化の重症度を反映しうる場所である可能性が示唆された. (3) (1)と(2)から内因性 estrogen 不足は動脈壁石灰化の成り立ちに, 何らかの促進的役割りをもつことが示唆された.
  • 1978 年 15 巻 4 号 p. 375-419
    発行日: 1978/07/30
    公開日: 2009/11/24
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  • 1978 年 15 巻 4 号 p. 419
    発行日: 1978年
    公開日: 2009/11/24
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