日本海水学会誌
Online ISSN : 2185-9213
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41 巻, 6 号
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  • 外山 茂樹
    1988 年 41 巻 6 号 p. 305-313
    発行日: 1988年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 塩の結晶成長制御に関する研究 (第1報)
    千種 豪彦
    1988 年 41 巻 6 号 p. 314-321
    発行日: 1988年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    工業的に, 精製糖, ビート糖, 原糖, ブドウ糖, 医薬ブドウ糖, MSG, 薬品等の育晶制御を試みてきた筆者は, 育晶要因の検出端として温度, 過飽和度, 屈折率, レオメーター (商品名) 等を使用して, プログラム制御方法を種々構築してきた.
    この結果, 完成したIntermittent Growth Controlby Rheometer (IGCR) システムは, 育晶時に母液中に生ずる胞芽量 (液体と固体の中間物質) を検出し, その胞芽を成長と分裂, および崩壊させる制御をする.
    この育晶結果は, 手動および今までの自動に比べ飛躍的な生産性の向上と品質の向上が得られた. すなわち, 結晶が成長する要因は, 溶液の過飽和度が結晶化速度を表すのではなく, 胞芽量が結晶化速度を示すことを示唆している.
    この前提から, 高品質で大きさの異なる塩結晶を作るためには, 結晶が成長する速度を制御しなければならない. そのためには, 塩の胞芽量を検出する必要がある. そこで, 材質をモネルで, 高感度特性をもつレオメーターを開発して塩の胞芽量を測定した. その結果は, 胞芽量による指示変化が得られなかった. この報文は, 塩の胞芽が示す自由エネルギーレベルが砂糖等に比べ液体寄りにあると仮定して, Continuous Growth Control by Level (CGCL) とIntermittent Growth Control by Level (IGCL) の二つの方式が胞芽の成長と崩壊の仕方が異なることから, これらの育晶結果が異なるかどうかにより, 胞芽の存在を確認する方法をとった. また, 連続結晶缶は種晶の成長速度は定まっていなければならないため, 胞芽の成長抑制制御方法の実験も行った.
    前者の結果は, IGCLがCGCLより辺成長で約4倍速いことが確認され, 後者は, 目的とする結晶 (平均粒形と粒度分布) が得られた (結晶成長の抑制制御は連続晶折缶に供給される種晶とかん水, および採塩の変更量に限度があるためである).
    これらの, 実験経過と工場レベルで実施しうる制御システムの基本を報告した.
  • 大川原 武, 門田 稔
    1988 年 41 巻 6 号 p. 322-326
    発行日: 1988年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    海水中の硫酸イオンの簡易定量法として, 2-アミノペリミジン塩酸塩試薬を用いる比濁定量法を検討した. その結果, 塩化バリウムによる硫酸イオンの比濁定量法に比し高い精度で定量が可能であることがわかった. また, 塩化バリウムを用いる重量分析法の定量値ともよく一致した. 分析所要時間の点では重量法の1/5以下で定量できた. よって, 本法は海水中の硫酸イオンの定量に対し, 簡易で有効な方法である.
  • 西村 薫子
    1988 年 41 巻 6 号 p. 327-338
    発行日: 1988年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 日本海水学会編集委員会
    1988 年 41 巻 6 号 p. 339-358
    発行日: 1988年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
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