日本海水学会誌
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51 巻, 1 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 栂野 秀夫
    1997 年51 巻1 号 p. 3-11
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 新藤 斎
    1997 年51 巻1 号 p. 12-19
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 須郷 高信
    1997 年51 巻1 号 p. 20-27
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • Silke NIEHÖRSTER, Marco MATTOS, Joachim ULRICH
    1997 年51 巻1 号 p. 28-33
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    カプロラクタムに17wt%以下のエタノール, 1-ブタノール, または1-ヘキサノールを添加した場合の結晶面の成長過程を付着エネルギーモデルを用いて検討を行った. その結果,(110) 面に対する (111) 面の付着エネルギーの比の値はカプロラクタムのみの場合 (1.047) に比ベアルコール類の添加により0.45~0.74に減少した. この傾向は (110) 面に対する (111) 面の成長速度比の値がアルコール類の添加により減少する実験結果と一致し, 晶癖現象が10wt%以下の低濃度でも生じることが示唆された。
  • 上原 春男, 池上 康之, 中岡 勉, 廣田 稔治
    1997 年51 巻1 号 p. 34-42
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    スプレーフラッシュ蒸発式海水淡水化装置および海洋温度差発電 (OTEC) と海水淡水化装置を組み合わせたハイブリッドOTECサイクルシステムの実用化をするために, ノズル材質, ノズル口径, ノズル流出液温度, ノズル内平均液流速, ノズル出口の過熱度の影響をみるための実験を行い, 種々の考察を行うとともにノズル流出液温度30℃以下で使用し得る整理式を得た.
    (1) スプレーフラッシュ蒸発式は, ノズル流出液温度が24℃の場合でも, 蒸発が十分可能である.
    (2) スプレーフラッシュ蒸発において, 十分な蒸発を行わせるためのノズル内平均液流速は, 有効なノズル流出液流速範囲が存在する.
    (3) ノズル流出液温度が高くなるほど, 蒸発前期のノズル流出液温度降下が急速で蒸発が激しくなる.
    (4) ノズル口径が小さいほど蒸発前期のノズル流出液温度降下の傾きが大きくなり, 蒸発が促進される.
    (5) スプレーフラッシュ蒸発の際のノズル流出液温降下を予測できる整理式 (19)~(41) を得た.
  • 小島 紀徳, 堀内 都雄
    1997 年51 巻1 号 p. 43-50
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    植物プランクトンによる窒素の取り込み速度と施肥された肥料の海洋表層の水平方向の拡散を考慮した海洋表層の拡散モデルを用いて, 施肥により有効に利用される肥料 (窒素) 分を計算し, さらに船舶による窒素, リン肥料の輸送のエネルギー的評価を行い, 散布方法を検討した. その結果, 船舶からの散布された肥料は施肥1日後には表層中を1km以上まで均一に拡散し, その後徐々に植物プラントンに取り込まれることがわかった.
    半径10km程度の海域に, 大気に残留する二酸化炭素の約1/500を全量吸収することができる量の溶存無機態窒索を均一に散布した場合には, 散布後1年の間に表層中の溶存無機態窒素はほぼ全量が有機物として取り込まれた. 有機物は半径100kmから200kmのオーダーまで拡散した. その間一部は有機物となる前に溶存無機態窒素として深海に移動するが, その量は1/104以下と非常に小さいことがわかった. このことから, 施肥された肥料は表層の水平方向の混合によりすばやく拡散しながら植物プランクトンにより取り込まれるため, 散布された肥料のほぼ全量が大気中の二酸化炭素の海洋への吸収に寄与することがわかった.
    また船舶運行に必要なエネルギーから放出される二酸化炭素量は散布範囲を広げても, 施肥による大気中二酸化炭素の固定量の約0.23%であり, 肥料製造に必要なエネルギーから放出される二酸化炭素量と比べると1/50以下程度で無視できるほど少ないことがわかった.
    以上, 本研究では, 光合成速度, 散布法を仮定し, 光合成による二酸化炭素の取り込みの遅れ, あるいは水平方向に広く散布するための船舶運行のためのエネルギーを算出したところ, いずれも無視できるほど小さく, 多少の光合成速度, あるいは散布条件の違いでは, 既報で得た結論には大きな変更をもたらさないことを明らかにした. 本報では表層中の有機物濃度上昇の環境影響についての評価は行ってはいないが, この点についての危惧を考えると, 本報で仮定したよりもさらに広範囲に均一に散布することが望ましいとの結論にいたるものと考えられる.
  • 角田 出, 佐藤 利夫, 川口 明廣
    1997 年51 巻1 号 p. 51-57
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
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    (1) ラクトフェリン (LF) をブリ, マダイ, ヒラメ, メバミル, マハゼの稚魚に経口投与し (0.2mg, 2mg, 20mg, 200mg/kg体重/日), 12日間の体表粘液分泌活性 (単位体表面積当たりい分泌されるタンパク質量) の変化を調べた. 実験水温は20℃であった。
    (2) LF投与区, 特に1日当たり2mg~200mg/kg体重のLFを投与した区では, 各魚種とも, 対照区に比べて飼育期間中の死亡魚数は減少する傾向を示した.
    (3) 試験開始時の単位体表面積当たりに分泌されるタンパク質量は, プリで1.47±0.25μg/mm2,マダイで1.73±0.24μg/mm2,ヒラメで1.54±0.27μg/mm2,メバルで1.69±0.34μg/mm2,マハゼでは1.45±0.31μg/mm2であり, 各魚種とも, 試験期間を通じて対照区の体表粘液分泌活性に有意な変化は認められなかった.
    (4) 海産魚の体表粘液分泌活性を有意に上昇させるのに必要なLFの投与量は, マダイのようなLFに対する感受性の高い魚 (0.2mg/kg体重/日のLF投与でも粘液分泌活性は上昇する) を除くと, 養殖魚・天然魚の区別無く, 2mg/kg体重/日以上であった.
    (2) 20mgまたは200mg/kg体重/日のLFの経口投与により5魚種の体表粘液分泌活性は3日から6日で有意に上昇した.
    (6) LFの投与によって上昇した体表粘液の最大分泌活性値は, マダイでは通常分泌活性値の約2倍, 他の4魚種では1.4~1.7倍程度であった.
    (7) LFの投与による体表粘液分泌の亢進効果は, 調査した5魚種中ではマダイで最も高く, 次いでヒラメ, マハゼ, ブリ, メバミルの順に低くなった。
  • 石原 邦, 木村 真人, 柴山 知也, 堀部 純男, 松永 勝彦
    1997 年51 巻1 号 p. 58-60
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
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  • バイオセンサーの原理と特徴
    内山 俊一
    1997 年51 巻1 号 p. 61-65
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
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