日本海水学会誌
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55 巻, 5 号
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  • 正司 信義, 須藤 雅夫, 田中 良修, 谷岡 明彦, 花田 文夫, 三好 浩文, 山内 昭, 吉田 章一郎
    2001 年 55 巻 5 号 p. 268-288
    発行日: 2001年
    公開日: 2013/02/19
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  • 海洋資源の固定化技術としての晶析工学
    平沢 泉
    2001 年 55 巻 5 号 p. 289-296
    発行日: 2001年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 須藤 雅夫, 市川 祥久, 岡島 敬一, 鈴木 款
    2001 年 55 巻 5 号 p. 297-306
    発行日: 2001年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 秋浜 成友, 山田 和男
    2001 年 55 巻 5 号 p. 307-312
    発行日: 2001年
    公開日: 2013/02/19
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  • 森重 清利, 吉田 征樹, 犬石 貴博, 西川 泰治
    2001 年 55 巻 5 号 p. 313-321
    発行日: 2001年
    公開日: 2013/02/19
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    海水中の主成分から微量成分の多元素同時定量を誘導結合プラズマ原子発光分析法 (ICP-AES) により行った. ICP-AESによる希土類元素の検出限界はpptレベルと高感度であるが, 海水中に存在する目的元素の直接定量は感度の不足により困難である. そのため, 海水中のこれら元素の定量には水酸化ガリウム共沈濃縮法を用い, 目的元素を100倍に濃縮した. その結果, 海水中の希土類元素の共沈回収率は90%以上 (pH 9) であり, 海水中の多量に存在する元素との分離も良好であった. また, 共沈剤として用いたガリウムの発光線は少なく, 微量元素の定量に干渉は見られなかった. 希土類元素の定量における変動係数は1.95%(n=3) であり, 精度良く定量できた. 海水中のランタニド元素の分布パターンはOddo-Harkins則に従い, ランタニド元素の濃度と水和イオンのイオンポテンシャルとの間には負の相関性が見られた.
  • 生殖腺指数, 肝ミクロソーム内チトクロムP-450含量, 脳内アセチルコリンエステラーゼ活性および血漿中総チロキシンと性ホルモン濃度を指標とした場合
    角田 出
    2001 年 55 巻 5 号 p. 322-332
    発行日: 2001年
    公開日: 2013/02/19
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    1998年と2000年の12月下旬に宮城県の石巻東部海域で, 2000年6月には同海域に加えて松島湾南部周辺および雄勝湾東部周辺海域で捕獲したマコガレイの生殖腺指数 (GSI), 肝ミクロソーム内チトクロムP-450 (Cyt.P-450) 含量, 脳内アセチルコリンエステラーゼ (ACkE) 活性, 血漿中総チロキシン (tT4), および, 雄ではテストステロン (T), 雌では17β-エストラジオール (E2) 濃度を測定し, 内分泌攪乱化学物質を含む環境汚染物質が当該海域に生息する魚の健康状態に及ぼす影響を調べると共に, それらの変化から生息環境の汚染状況を検討した.
    12月下旬の石巻東部海域産マコガレイは, 雌雄とも, 多くの個体が性的に成熟していた. 6月の魚のGSIは全海域とも1%未満であった. 肝Cyt.P-450含量 (nmol/mg protein) は平均0.2程度であったが, 調査した石巻東部海域産マコガレイの約20%, 松島湾南部周辺海域産マコガレイの約10%からは0.4を超える値がみつかった. 当該個体では, 脳AChE活性や血漿tT4, 雄の血漿T濃度が低くなる傾向にあった. また, 両海域のマコガレイ肝Cyt.P-450含量と血漿T濃度の間には負の相関関係が, 肝Cyt.P-450含量と脳AChE活性や血漿tT4の間には負の相関傾向が認められた.
    上記結果は以下の事を示唆する: (i) 宮城県中部沿岸海域の中で石巻東部と松島南部周辺海域 (仙台湾) に生息するマコガレイに内分泌撹乱化学物質を含む汚染物質の影響が出始めていると考えられるが, 現時点においては, それらによる成長や性成熟過程への影響は軽微である. また, 当該海域あるいはその周辺海域の環境水や餌生物中には有機リン系あるいはカーバメート系農薬を含む内分泌攪乱化学物質が影響発現量を超えて存在している可能性が高い.(ii) 内分泌攪乱化学物質を含む汚染物質の影響を捉えるためには, 肝Cyt.P-450含量, 血漿中のTやtT4濃度, 脳AChE活性等が有効な指標となる.(iii) 当該汚染を早期にかつ的確に評価するためには, 上記指標の相関関係を丹念に調べ, 総合的に判断すべきである.
  • 服部 裕史, 中口 譲, 齋藤 仁宏, 平木 敬三
    2001 年 55 巻 5 号 p. 333-339
    発行日: 2001年
    公開日: 2013/02/19
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    2, 3-ジアミノナフタレン (DAN)-HPLC法を用いる海水中のセレン種 (亜セレン酸, セレン酸および有機態セレン) の定量法に関する基礎的条件を改良した. 0.1%のDAN溶液5mlと05mlのEDTA-NaF溶液を30mlのろ過海水試料に加え, pHを1に調節後50℃の湯浴上で20分間加温した. シクロヘキサンにより蛍光性のSe (IV)-DAN錯体を抽出後, 蛍光検出器を備えたHPLCにより分析した. HPLCの推奨条件は, 1) 分離カラムにシリカゲル充填カラムを, 2) 移動層としてシクロヘキサン: 酢酸エチル=95:5 (V/V%) を使用し, 3) 励起波長375nm/蛍光波長520nmで目的ピークを検出, である. 海水中におけるセレンの検出限界は0.1pgl-1(S/N=2) であった. セレン酸は1.2Mの塩酸酸性下で2.0gの臭化カリウムを加えて還元した後, DANと反応させた. 海水中の有機態セレンは, 硝酸/過塩素酸により完全に分解した後定量した. またその時, 他の有機物は干渉しなかった. 硝酸/過塩素酸分解法は, 腐植物質またはプランクトン体液試料中の有機態セレン量を定量する際にも, 過硫酸カリウム法より効率良く全有機物を分解できることから, より良い方法であった.
  • 佐々木 茂子, 横田 政晶, 久保田 徳昭
    2001 年 55 巻 5 号 p. 340-342
    発行日: 2001年
    公開日: 2013/02/19
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    クエン酸存在下の塩化ナトリウム溶液のpHを2.72に調整すると,{111} 面を持つ結晶が現われたが, pHを調整しない (=0.75) 条件下では, この新しい面は観察できなかった. 晶癖に影響を及ぼす不純物として, 解離したH2C6H5O7-が考えられる.
  • 結晶から成長する結晶
    村上 正祥
    2001 年 55 巻 5 号 p. 343-347
    発行日: 2001年
    公開日: 2013/02/19
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