日本海水学会誌
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35 巻, 1 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 木村 尚史, 湯本 恵視
    1981 年 35 巻 1 号 p. 3-9
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 六串 俊巳, 高橋 燦吉, 和泉 健吉
    1981 年 35 巻 1 号 p. 10-15
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    多段フラッシュ蒸発式海水淡水化装置のスポンジボール洗浄法におけるボール循環装置について種々検討し, 次のような結論を得た.
    1) 蒸発式海水淡水化装置のボール循環系統は, 造水性能への影響から火力発電所復水器のものをそのまま適用できない.
    2) ブライン循環系統からのブライン抽出量と造水倍率との関係を算出できる計算式を誘導し, 計算値が実験値と一致することを確認した.
    3) ボール循環系統へのブライン抽出は造水倍率を低下させ, 抽出比が同一の場合, 造水倍率の大きい装置ほどその低下の度合が大きい.
    4) 抽出比を少なくし, 造水倍率をほとんど低下させないボール循環系統を開発した.
    5) ボール洗浄効果およびボール使用量の削減の両面からボール循環系統を高温域と低温域とに分けた複系列化が好ましい.
    なお, 本研究は通産省大型プロジェクトの委託研究成果の一部をとり入れたことを付記する.
  • 複合吸着剤を用いる海水からウランの採取に関する研究 (第12報)
    広津 孝弘, 藤井 綾子, 坂根 幸治, 加藤 俊作, 菅坡 和彦, 宮崎 秀甫
    1981 年 35 巻 1 号 p. 16-23
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    チタン-活性炭系複合吸着剤か らの炭酸塩溶液によるウランの脱着について次の結果を得た.
    1) 炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウム混合溶液による脱着において, 吸着剤からのチタンの溶解は0.15%以下であった.
    2) 回分式の場合: 脱着速度は脱着液組成および温度に依存した.炭酸水素ナトリウムの混合比が高くなるにしたがって, 脱 着速度が増加した. また脱着温度の上昇とともに脱着速度は増加した.
    3) カラム式の場合: 常温脱着を行なった. ウランの脱着速度は, U=U0(0.419e-0.1625t+0.581e-0.00261t) にしたがった. この式は, 固液比が20%まで, また初期ウラン濃度が15ppm以下の範囲で成り立った. したがって, この条件下では, 脱着速度の低下なしに脱着液のくり返し利用が可能であることが認められた.
    4) 脱着後の吸着剤は, 塩酸による洗浄で再生され, 再利用が可能であることが認められた.
  • 陳 一飛
    1981 年 35 巻 1 号 p. 24-27
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    The 508 A resin has been synthesized by using tetraethylenepentamine, epichlorohydrine and 5-nitro-2-aminophenol as starting materials. The amount of uranium adsorbed in natural seawater is 930μg/g of this synthesized resin. The major factor of the adsorbing property is supposed to be the coaction of_??_and macrocycloimide.
  • 海塩試料の自動分析に関する研究 (第4報)
    加納 隆弘, 杉田 静雄
    1981 年 35 巻 1 号 p. 28-32
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    テクニコン社製オートアナライザーを用いるキシリジルブルーII試薬による比色定量法によって, 製塩関係試料中のマグネシウムイオンの自動分析を検討し, 反応におけるアルコール濃度の影響および共存イオンの影響について以下の結果を得た.
    1) マグネシウムイオンとキシリジルブルーII 試薬の間の反応は, アルコール濃度に影響され, アルコール濃度を54% (最終濃度) に調整する必要がある.
    2) Na+, Ca2+などの共存イオンの妨害は, GEDTA試薬の添加によって除くことができる.
    この方法によれば, 0~20mg/lの範囲でマグネシウムイオン量と吸光度の関係は直線性を示す. 本法は従来用いられているEDTA法と比較してその精度は同等なものであり, 試料15~20点/hの速度で連続測定できる.
  • 海塩試料の自動分析に関する研究 (第5報)
    加納 隆弘, 杉田 静雄
    1981 年 35 巻 1 号 p. 33-37
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    テクニコン社製オートアナライザーを用い,o-クレゾールフタレインコンプレクソンによる比色定量法によって製塩関係試料中のカルシウムイオンの自動分析を検討した. その結果は次のとおりである.
    試料は, まずリン酸一カリウム緩衝溶液によってpHが調整され, 次にo-クレゾールフタレイン試薬溶液と混合, 発色させて比色計に送り, カルシウムイオンを定量する. 本法によれば, 0~200mg/lまでの範囲でカルシウムイオン量と吸光度は直線性を示す.
    本法と従来用いられているEDTA法とを比較した結果, ほぼ同等の精度を示すことが明らかになり, 変動係数 として4%以下の測定値を得ることができた. 測定速 度は連続20点/hである.
  • 井川 学
    1981 年 35 巻 1 号 p. 38-40
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 礒岡 惇
    1981 年 35 巻 1 号 p. 41-47
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
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