日本海水学会誌
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34 巻, 5 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 本間 琢也
    1981 年 34 巻 5 号 p. 279-292
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 糸井 滋, 田中 良修
    1981 年 34 巻 5 号 p. 293-300
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 環境分析に関する研究 (第6報)
    高畑 律明, 前田 嘉道, 米田 昭夫, 安積 敬嗣
    1981 年 34 巻 5 号 p. 301-306
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    水中における微量濃度のリンの蛍光X線分析法(XFA)を確立するために,検水100mlに鉄(III)塩を0.5mgFe添加し,pHを6~7に調整し,リンを水酸化鉄(III)フロックと共に沈殿させ,沈殿フロツクを濾別後XFAにかけた.その結果,オルトリン酸塩ではリン濃度(Cp)とXF強度(I)との間には次式の関係が見いだされ,
    I=I0+Iu(Cp)n
    I0:リン濃度0におけるXF強度,Iu:単位
    リン濃度におけるXF強度,n:指数
    かつリン濃度として10μg/l~1.8mg/lの範囲で精度よく定量できることが判明した.また,ピロリン酸塩およびトリポリリン酸塩は,同法によってリン濃度とじてそれぞれ10μg/l~0.6mg/lおよび10μg/l~1.0mg/lまでの範囲でオルトリン酸塩と同等に分析できた.そこで本法を海水,製塩過程のかん水およびにがり中のリンの定量に応用し,それぞれ精度よく分析できることを明らかにした.
  • 西村 伸二
    1981 年 34 巻 5 号 p. 307-315
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 藤山 虎也
    1981 年 34 巻 5 号 p. 316-326
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • , 増沢 力
    1981 年 34 巻 5 号 p. 327-332
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    米国の東部, 中央部, 北中央部は雨が多く, 天日塩田操業はこは適さないが, 採掘や溶液採鉱に適した地表近くに十分な岩塩層および塩ドームが存在している. 溶液採鉱により生産したかん水は蒸発して固型塩とする. 米国の西部ば乾燥している気候で, かん水源はカリフォルニア太平洋岸, ユタ州のグレート・ソルト・レイクおよびカリフォルニア, ネバダ, ニューメキシコ各州の塩湖沼 (プラヤplaya) である. プラヤでは, 塩は乾燥地の表面から溶解してその後蒸発して天日塩となる.
    岩塩床は地下60mから1,500mの深さに存在する. その厚さは0.6-600mを超える. 塩は古代海洋から7000万-5億年前に析出したものである, 岩塩床は黒色の水平層を含んでおり, これが1年の析出量を表わすものと考えられている.
    近代的な岩塩坑の採掘方法は世界中ほぼ一様で, 竪坑を岩塩層まで掘り下げ塩を地表まで引き上げる. 塩は石炭とほぼ同様なroom-and-pillar方式で採掘する. 空所と掘抜部は, ほぼ12-21mの広さで同じ幅かやや小さい柱を残す. 塩ドームの場合では, 空間と柱は平均幅30mでよい. 塩は粉砕と選別のあと13mmから非常な微粉までの製品とする.
    真空式蒸発法では, 飽和かん水は在来の多重効用蒸発缶に供給される. これらの蒸発缶は, 通常下部が円錐型, 上部が逆円錐型となった垂直のシリンダーのタンクである. 下部円錐体のすぐ上に蒸気コイルがあり, 蒸発用蒸気が送られ撹拌機でかん水を定常状態に撹拌する. 蒸発缶は経済性からふつう3または4重効用である.
    蒸発中にかん水から塩結晶が析出し, スラリーとして取り出され回転フィルターへ送られる. 真空式蒸発法で得られる塩結晶は粒状塩として知られ, その型が立方体粒子である特徴をもつ. その大きさがほぼ0.15-1mmであるグレーナー塩は米国ではほとんど廃止されている.それは幅約5m, 長さ37-45m, 深さ0.5mの長方形のタンクで製造された. これらのタンクは飽和かん水で満たされ,“フレーク” 型の塩を生産した. アルバーガー塩はフレーク塩とせんごう塩の混合した形態をしている.
    近代的な天日塩田は, 通常九つの大きい濃縮池と, 一つの濃縮池の面積とほぼ等しいいくつかの連続した結晶池とからなっている. 濃縮池および結晶池間の堤防は, 通常池の底から1mの高さで監視用の車が通れる十分な幅がある.
  • , 増沢 力
    1981 年 34 巻 5 号 p. 333-339
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
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    ソルト・インスティテユートの加盟会社は, 主として固型塩を製造している. 米国における塩化ナトリウムのおもな市場とその使用量は表-7のとおりである.
    塩素製造用の固型塩の市場は, 次の3つの要素により左右される. すなわち, メキシコ湾岸の工場が盛んになれば, ここはかん水を使うので減少し, 電解槽室の塩素の許容値が厳しくなり, 電気の安全性が強化されれぼ, これもまた固型塩は減少し, またイオン交換膜隔膜が米国において採用されれぼ固型塩の消費は増大し, せんごう塩まで購入しなければならなくなる.
    融氷用の道路用塩は1971年にピークに達した. この用途で1965年の4,563,000tから1971年の9,538,000tに急激に増加したのは, 塩が研磨剤に置き換わったためであった. 1971年以降は道路用塩の使用量は冬の寒さの程度により変化したようである, この期以降の伸びは道路の延長によると考えられる. したがって道路用市場の伸びは緩慢で, むしろ冬の厳しさによると考えられる.
    食卓塩用販売量は年間約275,000tで, 1日1人あたり3.42gにあたる. 1977年では食肉加工, 皮なめしおよびケーシング業者への販売量は569,000t, 乳製品業で71,000t, 缶詰用塩に235,000t, ベイキング112,000t, 粉加工用95,000t, その他食品加工用611,000tであった.
    家畜飼料用塩の推定はきわめて正確で, これら各種家畜の頭数によるものである. 家畜飼料には散塩がそのままあるいは微量ミネラル, 主要ミネラル, 医薬品およびビタミンを添加して用いられる. この散塩を約110kgのブロック塩にもできるし, プロックにはイオウだけ, ヨウ素だけ添加したものもある. このほか動物の種類別に応じた処方の塩も販売されている.
    硬水軟化器製造業および販売業用には300~350万tが使用されている. この市場は年8~12%の割合で増大している.
  • , , 後藤 藤太郎
    1981 年 34 巻 5 号 p. 340-343
    発行日: 1981年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
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