日本海水学会誌
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42 巻, 3 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 大矢 晴彦
    1988 年 42 巻 3 号 p. 97-108
    発行日: 1988年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 環境分析に関する研究 (第38報)
    平 幸夫, 前田 嘉道, 安積 敬嗣
    1988 年 42 巻 3 号 p. 109-113
    発行日: 1988年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    水中の臭化物イオンを臭化銀として沈殿させて蛍光X線分析法で定量する方法について検討した結果を要約すると,
    1) 検水に硝酸銀溶液 (1gAg/l) 10mlを加え, 30分間放置熟成すると, 臭化物イオンが定量的に沈殿する.
    2) 0~100μg/lの範囲で検量線は良好な直線性を示し, 検出限界は2.1μg/l, 定量下限は7.0μg/lであった.
    3) 本法は塩化物イオンおよびヨウ化物イオンの1mgの共存でも影響がなかった.
    4) 本法は100~700mlの範囲で検水量の影響を受けない.
    5) 海水, 河川水中の臭化物イオンの定量に本法が十分利用できることがわかった.
    6) 本法を用いて電気透析法によって製造したかん水中の臭化物イオンを定量した結果, イオン交換膜は塩化物イオンに比べて臭化物イオンのほうが1.8倍濃縮しやすいことがわかった.
  • マンガン酸化物系吸着剤による海水からのリチウム採取 (第7報)
    宮井 良孝, 大井 健太, 加藤 俊作
    1988 年 42 巻 3 号 p. 114-118
    発行日: 1988年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    海水中の有用溶存資源の採取技術の確立を目的として研究を行っている.その一環として, リチウムの吸着採取研究を進めている.今回はマグネシウムマンガン酸化物 (Mg2MnO4) から導かれるリチウム吸着剤[HMnO (2Mg) ]を用い, 海水中のリチウムの吸着性および脱着性ならびに吸着-脱着の繰返し試験などを検討し, 以下のような結果を得た.
    1) Mg2MnO4から調製した吸着剤[HMnO (2Mg) ]は, 海水中のリチウムに対して高い選択性を示した.リチウム吸着量は, 溶液のpHおよび温度が高くなると大きくなった.
    2) 海水濃度での平衡吸着量は5.9mg・g-1であり, リチウム鉱石含量の1/3に達した.
    3) リチウムの脱着は塩酸溶液で容易に行うことができた.
    4) 5回の吸着-脱着の繰返し試験の結果, 吸着量はほぼ一定で変化がなく, また, 脱着率は80%以上に達した.
    これらのことから, この吸着剤は海水からのリチウム採取用吸着剤として有望であると思われる.今後, 最適調製条件ならびに造粒法などについて検討する予定である.
  • 新野 靖, 西村 ひとみ, 尾方 昇
    1988 年 42 巻 3 号 p. 119-124
    発行日: 1988年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    高純度塩の硫酸イオン分析法として, メチレンブルー法の操作条件および精度について検討し, 以下の結果を得た.
    1) ガス流量, キャピラリー太さ, 吸収液pH (5.1~5.8), 光, 加熱時間および発色後の経過時間については試験を行った範囲では測定値に影響はなかった.
    2) 吸収液温度が測定値に影響を与え, 低温では高く, 高温では低い吸光度を示し, 測定温度は20~30℃の範囲で吸光度差は小さいことが認められた.
    3) 還元剤量:試料溶液量は2:1が適していた.
    4) 定量範囲は硫酸イオン2~200μg (検塩量1gとして2~200mg/kg) であり, 変動係数は2.5%であった.
    5) メチレンブルー法はクロム酸バリウム法に比較し6倍の感度を持ち, ばらつきも小さいことが認められた.
    本報の検討結果より, 高純度塩中の微量硫酸イオン分析に, メチレンブルー法が十分適用できることが認められた.今後本法が導入されることにより, 高純度塩の品質管理の信頼性が向上すると確信できる.
  • 村上 彰男
    1988 年 42 巻 3 号 p. 125-133
    発行日: 1988年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 藤田 敏郎
    1988 年 42 巻 3 号 p. 134-136
    発行日: 1988年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 生物体内のNaとK
    村上 正祥
    1988 年 42 巻 3 号 p. 137-142
    発行日: 1988年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
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