3次元のコンピュータ・グラフィクスにおいては, そのデータの入力方法が大きな問題となる.筆者らは先に, 3次元空間を2次元平面上に表現するのに最も簡便な方法である, 等角投影法を用いて, 主として多面体近似された立体を入力する方法について報告した.等角投影法の特徴としては, 主軸方向の長さが一定であり, 計測ができること, 主軸によって作られる平面に平行な面では, 楕円が同じ縦横比で表現できることなどが挙げられ, 不等角投影法などに比較して作成が容易である.ここでは, さらに第2報として, 等角投影法を用いて曲面形状を入力するアルゴリズムおよび立体入力例について報告する.
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