テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
20 巻, 38 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1996 年 20 巻 38 号 p. Cover1-
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 目次
    1996 年 20 巻 38 号 p. Toc1-
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • アラン カルデク バホス, 大西 昇
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 1-4
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本稿では, Impedance cardiographic信号のフィルタリングにおいて, 信号に含まれるバイアスの影響について述べる.著者は, Impedance cardiographic信号のフィルタリングに適した, Scaled Fourier linear combiner(SFLC)を以前に提案した.SFLCに対し, Impedance cardiographic信号にバイアスを加えた信号を用いて実験を行ない, SFLCの重み係数がバイアスに依存することを示した.
  • 楊 駿, 張 滌利, 大西 昇, 杉江 昇
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 5-10
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本論文では、1枚の陰影画像による多面体の形状復元の唯一性を議論する。また、凹の多面体について、相互反射を手掛かりとして利用することによって、その形状を唯一に決めるアプローチを提案する。1枚の陰影画像による多面体の形状復元においては、角錐のような多面体の形状の解は一般的に唯一でないことを明らかにした。しかし、相互反射の存在する凹の多面体の場合、相互反射を、形状を決める手掛かりとして積極的に利用すれば、多面体の形状が唯一に決められる。従来厄介ものとして扱われてきた相互反射は、本論文では、形状を決める拘束条件として利用される。
  • 黄 捷, 大西 昇, 郭 小蘭, 杉江 昇
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 11-16
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本研究では反響音回避の見地から先行効果のモデルを提案する。つまり、先行効果は予測される直接音と反響音の比で決まる音源定位の抑制に起因すると考える。反響音予測に用いるインパルス音の残効パターンは心理音響学の先行研究により決定した。本モデルを用いることにより、クリック音対を用いた実験、Haas実験、Franssen実験などの結果を矛盾なく解釈できた。本モデルは同時に有効Onsetの検出基準、ドランジェントOnsetが先行効果で必要となることの理論付けを与えた。
  • 北本 朝展, 高木 幹雄
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 17-22
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    類似画像検索の検索規準を学習する問題に、模擬育種法とよばれる手法を応用する。模擬育種法では通常の遺伝的アルゴリズム(GA)をそのまま適用する場合が多いが、本研究では模擬育種法に適している「パイプライン型遺伝的アルゴリズム」という新たなモデルを提案し、このモデルに特有の遺伝的オペレータについて議論する。そしてこのモデルが従来の模擬育種法の時間的制約や個体数の制限を除去できることを明らかにし、さらにこのモデルの優れた探索能力と並列処理による効率化とを示す。最後に優れたマンマシンインタフェースとしてこの手法を類似画像検索に応用する。
  • 宮田 泰彦, 清水 恭成, 趙 晋輝
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 23-28
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    人間の色彩知覚の研究は, 心理学・生理学などの分野で行なわれて来たが, 工学的なモデルによる定量的な研究は難しいとされている。また, 色の知覚は, それが多分に主観に依存する以上, 常に錯視であるとさえ言えよう。本研究では, Color simultaneous contrast illusionおよびColor appearance illusion等を題材に, 相互抑制型ニューラル=ネットワークという単純なモデルを用いて色の錯視を工学的に実現することを試みた。さらに、色空間における曲率を求めることにより, 色空間の幾何学を定量的に考察する。
  • 朝倉 暢彦, 乾 敏郎
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 29-34
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    両眼視差で呈示された正弦波面に対する感度(立体視MTF)はコントラスト感度と同様に帯域通過型特性を示すことが明らかにされている.しかしその基礎となる具体的な機構は明らかではない.本研究では, 正則化理論に基づく表面形成と視差勾配の検出という過程が立体視MTFを規定していることを示した.さらに正則化に基づき表面形成を実現する神経生理学的機構について考察した.
  • ケネス ホー
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 35-40
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本論文では、ファジー推論を用いた顔の抽出方法(KAOF)を提案する。本手法は、ファジーカテゴリゼンションに基づく顔の学習によるものである。サンプル画像でファジー顔を定義し、これを用いて入力画像中の顔を認識する。サンプル画像の学習によって、概念を定義することができる。本手法を用いた顔抽出の結果を示す。
  • 汪 増福, 大西 昇
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 41-46
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本論文では、左右画像の走査線上から抽出された輝度セグメントをプリミテイーブとして用いて、ステレオマッチング問題を群化過程として定式化する方法を提案する。まず、マッチングを行うための輝度セグメント間の関係、セルフ・オクルージョン、解の唯一性と視差範囲に関する拘束条件および最小リスクと輝度セグメントの長さに関する判定基準を構築した。さらに、上記の結果を利用したマルチ・ステージ群化アルゴリズムを導入し、ステレオマッチング問題を対応候補を有する輝度セグメント間の群化過程として定式化した。
  • 白澤 敏行, 加藤 義弘, 大西 昇
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 47-52
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本論文では, 人間が音声から知覚できる感情について, 心理実験により分析した.実験では, 感情(平静, 怒り, 悲しみ, 喜び, 驚き, 嫌悪)をこめて発話された音声を, ランダムに提示し, 聴取者が知覚した感情を選択させた.話者の意図した感情と, 聴取者の知覚した感情が, 一致した割合は51.5%であった.特に, 悲しみの感情で一致することが多く, 逆に, 喜びでは一致しないことが多かった.話者の感情を半数以上の聴取者が知覚できる音声について分析した結果, 話者の意図した感情と, 聴取者の知覚した感情が, 一致した割合は73%で, これは, 音声から感情を推定する人工的システムの一致率の目標となる.また, 怒りと嫌悪を区別するのは難しいことや, 怒りや喜びでは, 感情と似た意味を持つ語句で, 感情識別が易しいことなど, 感情に依存する特性が見つかった.さらに, 人間の感情の判定は実験日に依存しなかった.
  • 尾田 政臣
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 53-58
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    筆者らは, 顔の特徴の顕著性を解明する方法として, 顔画像検索方式を提案し研究を進めてきた.検索方式は, 好みの顔や幸せそうな顔などの顔画像を課題として与え, 被験者にデータベースから妥協できる範囲の顔画像を選択させる方式であった.この方法は間接的に重要な特徴を調べる方法であり, 検索者が意識しない特徴についても調べることができることに特徴がある.この方法を用いて, 好みの顔や怖い顔など情緒的に表現された顔画像について, 人間がどの程度イメージを持ち, どの程度の再認性を示すかを実験した.検索を2回行わせ検索した顔について評価したところ, 類似性が高いことが確かめられた.その結果, あいまいと思われる顔についても割合安定なイメージが存在することが明らかになった.
  • 蒲池 みゆき, 加藤 隆, 赤松 茂
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 59-64
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    ある人物の顔を見て性別を判定する際には, 顔のもつ様々な情報の中で, どの情報が有効に利用されているのであろうか.男女各16名のモデルを使った本研究の実験では, 顔の持つ色情報が, 性別を判断される際に男女を問わず必要であることが分かった.また, 性別を判断する際の視点依存性について, 男性の場合は左90°の横顔, 女性の顔は右90°の横顔が性別を誤って判断されやすく, その判断に対する被験者の確信度も低いことが明らかとなった.つまり, 性別判断の視点依存性には男女の顔で非対称性があることが示唆された.
  • 木村 朝子, 加藤 博一, 井口 征士
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 65-70
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    近年マルチメディア・コミュニケーションが注目されている.しかし, 現時点ではカメラが固定されていることやキー入力やマウス入力が必要であるなどの理由から, ユーザーが計算機の前から離れられないという制約条件がある.そこで, 本研究ではカメラがユーザの顔を追跡することでユーザが自由に移動できるシステムを提案する.顔画像追跡に必要となる顔領域抽出の手法には様々なものがあるが, 安定で高速な抽出を実現しているものは少ない.ここでは肌色情報と背景との差分情報を併用し, 安定で高速な抽出を実現する.
  • 向井 理朗, 西村 拓一, 長屋 茂喜, 中沢 正幸, 岡 隆一
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 71-74
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本稿ではジェスチャを認識するための特徴量としてSobelフィルタを用いた方向エッジを用いる手法を提案する.この特徴量はジェスチャの動きの方向の連続性からジェスチャを識別できる.方向エッジ特徴は8方向のSobelフィルタからえられる8方向エッジ画像中の条件を満たす画素数を特徴ベクトルの要素とし, 特徴ベクトルの変動からジェスチャを識別する.本稿では, 方向エッジ特徴を説明し, ジェスチャ認識実験の結果からその有効性を示す.
  • 中島 慶人
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 75-80
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    主観的輪郭は物理的に仔在しない線や図形が輝度変化を伴い知覚される現象である。大脳皮質V1野やV2野において主観的輪郭に反応する細胞が発見されており、この主観的輪郭は人間の視覚機構の初期段階で形成されていると考えられている。従来の主観的輪郭形成モデルは、大脳皮質V1,V2野での方位選択性に基づくものであった。本報告ではV1野4C_β層の同心円型の受容野の応答に着目し、主観的輪郭線が発生する場所と方向を決定するとともに、主観的輪郭線に対する輝度変化を実現する方法を提案する。本手法では、主観的輪郭の生成に加え、従来説明が困難であったカニッツァの三角形の輝度変化なども統一的に説明できる。
  • 木村 義政, 森 稔, 小高 和己
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 81-86
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    ハンディ環境下で特定個人が使用する小型情報端末に適した手書き文字認識エンジンのコンセプトを提案する。本コンセプトでは入力文字の筆記特性と人間の記憶特性の観点から、(i)丁寧・正確に筆記した文字は認識による入力、(ii)続け字・2度書き・ストローク切れ・誤記憶等の文字は出力された候補選択による入力、(iii)走り書き文字・癖字・略字等は学習による入力、の3段階に階層化し、これらを実現する手段としてOCR手法と一筆書き認織手法とを併用することを骨子とする。PDAを模したハンディ型個人用システムを構築し、本コンセプトが所期の動作を行うこと、およびアプリケーションとして機能することを確認した。
  • 亀井 了, 長嶋 祐二
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 38 号 p. 87-92
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    ネットワーク時代の到来といわれる最近, インターネットなどのキーワードを中心に, マルチメディア技術を駆使した通信環境が徐々に整備されつつあり, 多くの人々がそのサービスを利用し始めている.しかし, 聾者とのコミュニケーションを考慮したサービスは, まだ確立されていない.本報告では, 著者らが現在構築中の日本語手話電子化辞書の重要な機能のひとつである.3D手話アニメーションの自動生成機能を用いることにより, インターネット上で少量のデータ伝送で手話通信が行えるシステムについて述べる.
  • 原稿種別: 付録等
    1996 年 20 巻 38 号 p. App1-
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
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