伝達関数(1+D^l)^n(1-D^m)を持つ各種パーシャルレスポンス(PR)方式に対するビットごとの復号法とPRML方式の性能について検討している.まず,10^<-4>の誤り率を達成するのに要する読み出し点の所要SN比を求め比較している.次いで,PR(1,1,-1,-1)方式及びPR(1,1,0,-1,-1)方式とビタビ復号法を組み合わせたPRML方式の誤り率を求めている.そして,ビットごとの復号法では,これらのPR方式のうちでPR(1,1,0,-1,-1)方式が最良の特性を与えること,また,PRML方式では,PR(1,1,-1,-1)方式に比べてPR(1,1,0,-1,-1)方式が良好な特性を示すことを明らかにしている.
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