青、緑、赤の蛍光色素を分子分散したポリマーを発光層として、二種類の白色発光有機発光ダイオニド(有機エレクトロルミネッセント素子)を作製した。一つはホール輸送性のポリ(N-ビニルカルバゾール)(PVK)をホストポリマーとし、電子輸送層を積層した素子で、他の一つは電気的に不活性なポリメチルメタクリレート(PMMA)中に電子輸送性の1,3,4-オキサジアゾール誘導体を50wt%分散し、ホール輸送 層と積層した素子である。どちらの素子からもドーパントとして分子分散した色素からの発光が見られ、スペクトルは可視光領域を広くカバーし、白色発光であった。輝度はPVKを発光層とした素子で最高3000cd/m^2を越えた。
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