本研究では、ヒトの様々な顔特徴に対して発火するサル大脳ニューロン群, いわゆる「顔ニューロン」の研究成果を, ヒト顔画像からの特徴抽出処理に応用した個人識別法を提案し, ニューラルネットワークを用いた識別法との比較, 検討を行った。具体的には, 入力された顔画像から顔ニューロンが個人特徴として識別に利用する特徴をコンピュータで, 自動抽出, (1)パターン認識による個人同定方法とニューラルネットワークを用いた識別方法(2)学習パラメータに顔の距離要素を学習させたもの(3)距離要素中で髪の要素を除いたものさらに(4)顔ニューロンの特徴を用いたニューラルネットワークの識別方法による34人からの顔画像の同定実験を行いその結果を示す。
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