パーソナル・コンピュータ等のCRT画面上での二値による表示においては.1ドット1画素として用いている場合には, 8色の表現しかできず, 又, 輝度の変化も限られる。しかし, 横nドット, 縦nドットを1つの画素として用いる濃度パターン法の応用による擬似表示を用いるならば, 二値によるCRT画面上においてもさらに色度の変化をつけて表現することができる。そこで, この方法により, 横4ドット, 縦1ドットを1つの画素として擬似的な表現による表示を行なった場合の照度, 彩度の変化の検討を行ない, CRT画面上の画質の向上の一助となさんとしたものであり, 結果として, ドット点灯の位置関係等により, 照度, 彩度に若干の変化をつけられる事を示した。
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